01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56
トップ > 神話生物 > グレート・オールド・ワン > 【完全版】イタクァ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※
【完全版】イタクァ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】イタクァ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Ithaqua

グレート・オールド・ワン

危険度: ★★★★★★★★★☆

分類:グレート・オールド・ワン

イタクァ

イタクァの姿は、見た人によってばらばらに語られているんだ。

一番よく聞くのは、巨大な人の形をした骸骨のような姿だよ。
目は赤く燃えていて、顔は人間の顔に似ているんだけど、どこかゆがんでいて、苦しんでいるように見えるとされているんだ。

ほかにも、全身が厚い毛におおわれていたとか、かぎ爪と牙を持つ大きな雄ジカのようだった、と語る人もいるよ。
空中を、まるで固い地面のように歩いていた、という話もあるんだ。

これだけ姿がばらばらなのは、見ている人が自分の頭の中でイタクァの姿を作り変えてしまうからかもしれない、といわれているよ。
どの話にも共通していることがひとつあって、イタクァが現れるとき、まわりには蒸気と霧でできた巨大な雲が立ちこめて、その雲の中で雪がぐるぐると不思議な模様を描いて渦を巻いているらしい。

イタクァがあらわれるのは、北極に近い寒い地方だよ。

TRPGでは、イタクァはこの北の地方から自由に出ることができないとされているんだ。
決まった範囲の外へは離れられなくて、何かにしばりつけられているようなんだ。
ふだんどこを住みかにしているのか、どこに閉じ込められているのかは、はっきり分かっていないよ。

〇語られている他の住処

  • 現在:北極圏及び周辺地域
  • 過去:北極の風の神殿(冬至の夜のみ出現)、ボレアの世界の丘の地下(一時期)

イタクァは、雪と風の中をさまよい歩く、おそろしい狩人なんだ。

TRPGでは、イタクァは荒れ果てた大地をうろつき、運悪く通りかかった旅人の前に現れるとされているよ。
そして、その人を狩り立てて、だれも知らないような遠い場所へ連れ去ってしまうんだ。
連れ去られた人の多くは、それきり二度と戻ってこないとされているよ。

連れ去られた人がどうなるのか、いくつか伝わっているんだ。
空のずっと高いところまで運ばれたあげく、雪にくるまれた姿で、高い所から落ちたように地上で見つかることがあるとされているよ。
なかには、まだ生きた状態で発見される人もいるんだ。

生きて見つかってももう遅いかもしれない。
TRPGでは、生きのびた人は、寒さや山、深い森をひどくこわがるようになるとされているよ。
多くの人は呪いを受けて、自分を荒野へ呼び戻そうとするイタクァのささやき声が、風の中から聞こえるようになるとされているんだ。
そしてそのささやきに従ってしまった人は、姿を消してイタクァのものになり、人間らしさをすっかり奪われて、何か別のものに変わってしまうんだ。

このイタクァは、北アメリカの先住民が古くからおそれてきた「ウェンディゴ」という存在と、結びつけて語られてきたんだ。
ウェンディゴは、人を食べる邪悪な精霊で、人にとりついて怪物に変えてしまうと伝えられているよ。
ただ、イタクァとウェンディゴが同じものなのか、それとも別ものなのかは、説が分かれていてはっきりしないんだ。

イタクァが何のためにこんなことをするのか、その目的もよく分かっていないよ。
TRPGでは、イタクァは自由をうばわれた身であることに苦しんでいて、その苦しみが、人に残酷なふるまいをする理由のひとつなのではないか、とされているんだ。

イタクァの目的については、正反対の二つの説があるよ。
ひとつは、イタクァは地球の北の半分を自分の永遠の領地として手に入れたがっている、という説だよ。
もうひとつは逆で、本当はイタクァは地球に囚われていて、ここから離れたい、という説なんだ。

ちなみに、自由をしばられているという点では、イタクァはツァトゥグァという神とよく似ているよ。
どちらも一時的には動けるけれど、本当の意味では自由ではない、とされているんだ。

それともう一体、イタクァはハスターという神に仕えているのではないか、という話もあるよ。
これを裏づけるものは、あまりないらしいけどね。

ハスター
従属
ケツァルコアトル
比較対象
トール
比較対象
エンリル
比較対象
ウェンディゴ
関連
ヴーアミ族
関連
プテトライト族
関連
アヴァロス
関連
クリッサ
関連
  • 『未開の森林地帯』(1883年、著者不明)

1:極寒環境の恐怖演出

  • 段階的寒冷化:イタクァの接近とともに気温が急激に下降
  • 生存限界:防寒装備の限界と体温低下の絶望感
  • 視界不良:吹雪による視界ゼロの状況での恐怖
  • 凍結現象:呼気や涙が凍る極限状況の描写

2:執念深い追跡演出

  • 逃げ場のなさ:どこまで逃げても追いかけてくる絶望感
  • 痕跡追跡:足跡や体温を感知して確実に追ってくる恐怖
  • 時間的猶予なし:休息や準備の時間を与えない容赦なさ
  • 障害の無力化:隠れ場所や障害物が意味をなさない絶望

3:異惑星拉致の恐怖演出

  • 空間移動:突然知らない場所に連れて行かれる混乱
  • 環境の致命性:人間が生存できない過酷な環境
  • 孤立感:地球から無限に遠い場所での絶望的孤独
  • 時間感覚の麻痺:惑星での時間経過と地球時間の違い

4:因習・伝統との対立演出

  • 世代間格差:古い価値観と現代的人権意識の衝突
  • 村社会の圧力:外部者への排他性と伝統維持への執着
  • 信仰の絶対性:科学的説明を受け入れない頑固さ
  • 集団心理:個人の良心より村の安全を優先する思考
筆者:たいき

邪神の中でも強力で残忍です。無暗に関わってはいけないというプレッシャーは与えた方がいいかもしれません。

ふと景色を見て、こんな巨人がいたら逃げ出せる気がしない