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【完全版】黒い仔山羊│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】黒い仔山羊│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Dark Young of Shub-Niggurath

奉仕種族

危険度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

分類:奉仕種族

黒い仔山羊

最初は生き物だと見抜けないかもしれないんだ。
離れたところからその姿の輪郭だけ追うと、見上げるほどの一本の木にしか見えないんだ。

距離をつめれば、木でないことはすぐ知れるよ。
墨のように黒い大きな胴に、ひづめの足
体の横に開いた口からは、よだれがしたたっている。
止まっていれば木立のようでいて、その正体はれっきとした怪物なんだ。

化ける木の種類が土地ごとに違うのも、この存在の妙なところだよ。
TRPGでは、ある地方では樫の大樹に、別の大陸では幹の太い独特の木に似た姿をとるとされているんだ。
しかもTRPGでは、陸ではなく海を行くものまでいるとされているよ。

ちなみに作品によっては、翼を備え、頭を七つもたげた黒い獣の姿で語られることもあるんだ。
その一つひとつの頭には、餌食にした人間の顔が入れ替わり浮かぶというから、同じ呼び名でも受ける印象はまるで別物だね。

シュブ=ニグラスという神をあがめる者たちの集まる森が、彼らのすみかだよ。

裏を返せば、黒い仔山羊と鉢合わせる場所は、この神への祈りが捧げられている土地や、この神にゆかりの深い聖域に偏っているんだ。
彼らの素性を思えば、それも筋が通っているね。

〇語られている他の住処

  • シュブ=ニグラスのカルトが集まる森林、バビロンの廃墟、海域(水生型)
  • ゴーツウッド

黒い仔山羊は、シュブ=ニグラスの落とし子なんだ。

この神は数えきれないほどの黒い仔山羊を生み落とすらしく、姿を見せるときはたいてい、わが子を引き連れて現れるよ。
そして黒い仔山羊のほうは、母なる神の名代として遣わされ、捧げ物や信者の祈りを受け取る役目を負っているんだ。
母の手足となって動く存在、というわけだね。

TRPGでは、それぞれの黒い仔山羊が、母なる神の心の一片を宿しているのではないかとも語られているんだ。
もしそうなら、無数にいる黒い仔山羊は別々の個体というより、母がいくつにも分かれた姿に近いのかもしれない。

木に似ているからといって、中身まで穏やかと思ってはいけないよ。
TRPGでは、いずれの黒い仔山羊も知恵が回り、獲物を狩る手際にも長けているとされているんだ。
ふだんは一体きりで動くけれど、ときには母から託された仕事のために寄り集まることもあるという。
樹木とばかり思っていたものが、実は利口な狩り手としてこちらを値踏みしていたということになるね。

招き寄せるやり方も伝わっているよ。
月の光のない晩をえらび、森のいちばん奥にすえた石の台に、血の供物を差し出す。
その手順を踏んではじめて、黒い仔山羊は捧げ物を受け取りに姿を見せるとされているんだ。

シュブ=ニグラス
  • 『エイボンの書』

1:巨木擬態の迷彩演出

  • 一見すると巨大な樹木にしか見えない完璧な擬態能力
  • 突然動き出す「木」への驚愕と自然への不信感
  • 地域の代表的樹種への適応

2:頭部触手の異質演出

  • 樹木の枝ではなく生きた触手である異常な特徴
  • 触手が独立して蠢き、獲物を捜索する

3:悪臭移動音の感覚演出

  • 完璧な擬態でも臭いで存在が判明する
  • 強烈な悪臭による吐き気の誘発
  • 臭いと音により接近が事前察知される
筆者:たいき
全然知恵がなさそうなクリーチャーなのに、森の中で木に擬態できるあたり、生物としての本能を感じる
黒い仔山羊の中でも長い年月を生きているのか、大樹のような貫禄を感じる