【完全版】ヴルトゥーム│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※
Vulthoom
危険度: ★★★★★★★★☆☆
分類:グレート・オールド・ワン
ヴルトゥーム
見た目
ヴルトゥームは茎やつた、根に囲まれた巨大な球根のような姿をしていて、植物と肉が混ざり合ったような存在だよ。
巨大な幹から無数の枝が伸びていて、その先端には小さな妖精に似た奇妙な花が咲いているんだ。
ただしこれは人間の目に見える部分だけで、高位の次元にしか存在しない層や部分もあると言われているよ。
つまり私たちが目にしているのはヴルトゥームの一部にすぎないんだ。全体像を把握できる生き物が存在するのかどうかも、わかっていないんだよ。
住処
火星のラヴォルモスという場所の地下洞窟に棲んでいるよ。
かつてはアイハイ族という火星の種族の拠点だった場所で、今はその廃都の地下で眠り続けているんだ。
〇語られている他の住処
- 火星のラヴォルモス地下洞窟(休眠状態)

生態
ヴルトゥームはもともと火星の生まれじゃなくて、はるか昔によそから火星へやってきた存在なんだ。
降り立つとすぐ、持ち込んだ高度な知識を使って火星の住民、アイハイ族を従わせてしまったよ。
アイハイ族というのは人間に似た姿をした原始的な火星人で、TRPGでは今ではもう滅んでしまったとされているんだ。
このアイハイ族とヴルトゥームの関係は、ヴルトゥームは信仰してくれる者たちに、自分と同じ途方もない長さの寿命を分け与えていたんだ。
代わりに崇拝と生け贄を受け取る、という持ちつ持たれつの間柄だったんだよ。
TRPGではアイハイ族が滅びて生け贄が途絶えたことで、ヴルトゥームは深い眠りについてしまったとされているよ。
この眠りは、ただ一度きりのものじゃないんだ。
ヴルトゥームは千年のあいだ活動しては、次の千年を眠って過ごす、という長い周期を繰り返してきたとされているよ。
しかも信者たちも主人に合わせて眠り、主人が目覚めると一緒に目を覚ます。
そうして再び動き出した際には、火星の外の世界にまで信仰を広げようとしているんだ。
TRPGでは今は休眠の最中にあるせいで、どこかに体を現すこともできないでいるみたいだよ。
関連する魔導書
- 『苦悶と譫妄』(R.S.スカーウーンド、1785年)
- 『グラーキの黙示録』
シナリオ制作のヒント
1:植物と肉の混合形態演出
- 異質な質感対比:植物的な緑や木質部分と肉質的な赤い部分の不気味な組み合わせ
- 成長と腐敗の同時進行:新芽の成長と古い部分の腐敗が同時に起こる生理的嫌悪感
- 境界の曖昧さ:どこからが植物でどこからが動物なのかわからない不明確性
- 妖精花の異様さ:美しくも邪悪な印象を与える花の人面的特徴
2:1000年周期の壮大なスケール演出
- 時間感覚の麻痺:人間の時間概念を遥かに超える活動サイクルの提示
- 歴史との重複:人類文明の節目とヴルトゥームの活動期の不吉な一致
- 予測される覚醒:計算可能な覚醒時期による迫り来る脅威の緊迫感
- 過去の痕跡:前回の活動期の影響が現代にも残る歴史的連続性
3:フェロモンによる精神支配演出
- 無意識の影響:自覚のないまま思考や行動が変化していく恐怖
- 段階的洗脳:徐々に価値観や忠誠心が変化していく過程の描写
- 集団感染:一人から複数人へと影響が拡散していく様子
- 抵抗の困難さ:理性的に抵抗しようとしても生理的影響に勝てない無力感
4:不老長寿の誘惑と代償演出
- 共眠共覚醒の神秘性:主と信者の生命サイクル同期による超越的体験
- 時間の重荷:長すぎる寿命がもたらす精神的負担と孤独感
- 代償の段階的判明:最初は恩恵のみ、後から隠されていた代償が明らかになる
- 依存関係の形成:一度得た長寿を失うことへの恐怖による束縛

不老不死は人間の最大の欲望です。ヴルトゥームをロールプレイするときは、いかにこの不老不死を良いものにプレゼンできるかでエンディングが変わりそうです。
素材・ファンアート紹介

- イラスト:EldritchArtworks様「Vulthoom – The Sleeper of Ravermos by EldritchArtworks on DeviantArt」

- 素材:醬散堂本店様「ヴルトゥーム立ち絵 – 醬散堂本店 – BOOTH」
単品価格:300円







