【完全版】イブ=ツトゥル│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※
YIBB-TSTLL
危険度: ★★★★★★★★☆☆
分類:グレート・オールド・ワン
イブ=ツトゥル
見た目
イブ=ツトゥルは、緑色の外套のようなものに体を包まれているとされているよ。
その外套の下には、たくさんの乳房があるといわれているんだ。
これは、イブ=ツトゥルに付き従う夜鬼たちを育てるためのものなんだ。
イブ=ツトゥルがほんとうは何ものなのかは、研究者のあいだでも意見が分かれているよ。
上位の神だと考える人もいれば、ほかの存在に寄生して生きる、もっと下等なものだと見る人もいるよ。
住処
イブ=ツトゥルがいるのは、人が夢を通じて訪れる世界、ドリームランドだとされているよ。
その中でも、クレドという密林の奥…人がふみ込んだことのない山のあたりにいるらしいんだ。
クレドの隠れた森でこの神に出会った、という夢見る人の話も伝わっているよ。
〇語られている他の住処
- 現在:ドリームランド(クレドの密林周辺)
- 過去:宇宙の外側にある混沌の領域

生態
イブ=ツトゥルは、宇宙のすべてを見つめ、記録し続ける「生きた図書館」のような存在なんだ。
TRPGでは、イブ=ツトゥルはあらゆる物事をただ静かに見守っていて、自分より下の存在の暮らしに口を出すことは、めったにないとされているよ。
この世界の隠された真実や、だれも知らない秘密を探し求める者にとって、イブ=ツトゥルはとても頼りになる相手なんだ。
TRPGでは、近づく勇気さえあれば、この神に何でも質問することができるとされているよ。
そして問いかけた者に、イブ=ツトゥルはばくだいな知識を授けてくれるんだ。
ただ、イブ=ツトゥルは知識を「食べさせる」ようにして相手に与えるとされているよ。
魔術師たちは、イブ=ツトゥルへと続く夢の道を開く、秘密の呪文について残しているよ。
この呪文は「第六サスラッタ」と呼ばれていて、知識を求める者をイブ=ツトゥルのもとへ導いてくれるんだ。
さらに「第八サスラッタ」という、もっと強力な呪文も知られているよ。
ただしこちらは、イブ=ツトゥルそのものを呼び出してしまうほどの力があるうえに、何が起こるか予想もつかないんだ。
TRPGでは、イブ=ツトゥルの機嫌をそこねた者には、おそろしいことが起こるとされているんだ。
怒ったイブ=ツトゥルが質問者に手を伸ばし、その体にふれると、「反転」と呼ばれるおぞましい変化が始まるんだ。
体や心が、まるごと作り変えられてしまうとされているよ。
イブ=ツトゥルには、「黒いミルク」とも呼ばれる、変わった血もあるよ。
TRPGでは、この黒い血には、半分ほど自分の意思や知恵が備わっているとされているよ。
イブ=ツトゥルの体から流れ出ても、それだけで生きていて、まるで命令されたかのように動くことができるんだ。
イブ=ツトゥルが眠っているあいだでさえ、黒いミルクは体をはなれて、よその場所でこの神の意思を果たしているといわれているんだ。
夜鬼たちは、この黒いミルクを飲んでいるよ。
TRPGでは、イブ=ツトゥルは夜鬼たちを生み出した親なのではないか、といわれているんだ。
生まれた夜鬼は、やがて飛び立っていくとされているよ。
一方で、イブ=ツトゥルは夜鬼を産んだのではなく、あの黒いミルクで誘い寄せて、思いどおりにあやつっているだけだ、と考える人もいるんだ。どちらにしても、イブ=ツトゥルはたくさんの夜鬼を従えていて、用事を言いつけたり、伝言を運ばせたりできるとされているよ。
TRPGでは、イブ=ツトゥルは、ヨグ=ソトースと深い関わりがあるのではないかといわれているんだ。
イブ=ツトゥルがヨグ=ソトースの子孫なのか、それともその一部が形をとったものなのか、はっきりしたことは分かっていないよ。
ほかにも、母なる神シュブ=ニグラスの子だとする説や、バグ=シャースという存在の親類なのではないか、という説もあるみたいだよ。
関連する魔導書
- 『クタート・アクアディンゲン』
- 『星と血について』(ウイップル、1768年)
- 『古代ルーンの伝説』
- 『ナコト写本』
登場作品
- 「Ulthar and Beyond」(ハーバー)
- 「大いなる帰還」(ラムレイ)
- 「黒の召喚者」(ラムレイ)
- 「The Horror at Oakdeene」(ラムレイ)
- 「続・黒の召喚者」
シナリオ制作のヒント
1:精神病院の閉鎖的恐怖演出
- 隔離感:外界から切り離された環境での孤立
- 監視体制:常に見張られている圧迫感
- 脱出困難:物理的にも社会的にも出ることの難しさ
- 権力構造:医師→看護師→患者の絶対的ヒエラルキー
2:精神状態の境界曖昧化演出
- 正常と異常:何が正常で何が病気なのかわからなくなる恐怖
- 診断の主観性:医師の判断一つで患者にされる不安
- 社会復帰の困難:一度「患者」になると元に戻れない絶望
- 記録の改竄:自分の過去や身元が書き換えられる恐怖
3:反転能力の恐怖演出
- 予測不可能:良くなるか死ぬかわからないギャンブル性
- 人格変化:治ったとしても別人になってしまう恐怖
- 選択の強制:反転を受けるか、精神病のままかの二択
- 成功の皮肉:治癒しても以前の自分を失う悲劇
4:自傷行為の連鎖演出
- 模倣自害:一人の自傷が他の患者に波及する
- 象徴的意味:片目を抉るという行為の宗教的含意
- 痛みの意味:肉体的苦痛による精神的解放への渇望
- 死への誘惑:反転の失敗リスクへの無謀な挑戦

精神病はセンシティブなので扱いが難しいです。あらかじめ探索者には保険を張っておくと安心な進行ができると思います!。
素材・ファンアート紹介

- イラスト:MerianDenham様「Spawn of Yibb-Niggurath by MerianDenham on DeviantArt」

- 素材:9の隠れ家様「神話生物素材 イブ=ツトゥル SPLL:E195819 – 9の隠れ家 – BOOTH」
単品価格:200円








