概要
登場人物
あらすじ
本作は1973年、『Weirdbook 』に収録された。
- エリック・ロスバッハ…医学部
- ドゥエイン・ミラー
- フィル
- ペピー
- ヌギル=コーラス
エリックという名の医学生の死。その謎を追うように、同じチームの仲間が彼の残したノートを読み解いていく。そこに記されていたのは、常識を超えた衝撃の真実だった。
彼らの目的は、宇宙の真理の探求。その手段として選んだのは、危険な薬物によるトリップ。現実と幻想の境界を越え、彼らは星々の間を自由に行き来する。そして、エリックはついに「何か」を見てしまう。
ノートは語る。宇宙誕生の瞬間からすでに存在していた存在、ヌギル=コーラスについて。無限の時を静寂の中で過ごしていたその存在が、ある日突然、地球の誕生と生命の出現を目の当たりにする。
平穏を乱された怒り。生命への憎悪。そこから始まる、世界を破壊せんとする行動。太陽の中にさえ潜むという、この得体の知れない存在。
エリックが目にした生物の正体。それはまさに、ヌギル=コーラスその者だったのか…。