01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56
トップ > 作品一覧 > 小説 > 恐ろしい老人
恐ろしい老人

恐ろしい老人

The Terrible Old Man

ハワード・フィリップ・ラヴクラフト 全集7 新訳4

概要

【概要】

本作は1,160語の短編小説で、1920年1月28日に執筆された。初出は1921年、『The Tryout』の7月号で、後の1926年、『Weird Tales』の10月号に再掲された。単行本初収録は『The Outsider and Others』で、校訂版が『The Dunwich Horror and Others』に収録されている。

この作品はロード・ダンセイニの『脅威の書』1912年版に収録された物語群を彷彿とさせ、特に「三人の文士に降りかかった有り得べき冒険」との類似性が指摘されている。3人の泥棒は、ロードアイランドにおける非アングロ・サクソン系の民族集団(イタリア人、ポーランド人、ポルトガル人)を象徴しているとされる

キングスポートの具体的な位置は本作では明示されていないが、後に『魔宴』(1923年)において、ラヴクラフトはこの町をマサチューセッツ州のマーブルヘッドと同一視している

【収録】

登場人物

【登場人物】

  • 老人
  • アンジェロ・リッチ
  • ジョー・チャネク
  • マヌエル・シルバ

【舞台】

  • キングスポート ウォーター・ストリート

あらすじ

【あらすじ】

キングスポート、ニューイングランドの片隅に佇む町。そこに住む「恐ろしい老人」の噂が、三人の泥棒の欲望を掻き立てる。

アンジェロ・リッチ、ジョー・チャネク、マヌエル・シルヴァ。彼らが狙うのは、かつて船長として財を成した老人の隠し財産。スペインの古い金貨と銀貨が、彼らの想像を刺激する。

しかし、老人の奇怪な様子が、この強盗計画に不穏な影を落とす。小瓶に吊るされた鉛の玉に語りかける日々。その異様な習慣の意味するものとは—。

計画実行の夜。リッチとシルヴァが老人の家に忍び込む。だが、彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する光景だった。泥棒たちが直面する、予期せぬ結末とは—。

カテゴリー一覧