【2025年版】「七つの呪い」入門|あらすじ・登場人物・おすすめ版まとめ
The Seven Geashes
概要
本作は1934年、『Weird Tales』の10月号に掲載された。
本作はラヴクラフトのコズミック・ホラーとは異なり、登場する神々や生物は人間に近い。しかし後にフランシス・レイニーの用語辞典で、スミス神話をクトゥルフ神話に組み込み、これをオーガスト・ダーレスが認めたことで、スミス神話はクトゥルフ神話の一部として公式設定となった。この用語辞典を機に、ツァトゥグァ以外のスミスの神々もクトゥルフ神話で知名度を得た。
登場人物
- ラリバール・ヴーズ卿
- ヴーアミ
- ラフトンティス
- エズダゴル
- ツァトゥグア
- アトラック=ナチャ
- ハオン=ドル
- 蛇人間
- アルケタイプ
- アブホース
舞台
- ヴーアミタドレス山
あらすじ
コモリオムの行政長官、ラリバール・ヴーズ卿。その日常は、思いもよらぬ形で崩壊の一途を辿る。蛮族ヴーアミ狩りの最中、彼は妖術師エズダゴルの儀式に遭遇してしまう。
怒り狂った妖術師は、ヴーズに恐ろしい呪いをかける。邪神ツァトゥグァへの生贄として捧げられるという運命を。怪鳥ラフトンティスに導かれ、ヴーズはヴーアミタドレス山の地下洞窟へと追いやられていく。
強力な呪いに操られ、ツァトゥグァの御前に立つヴーズ。しかし、皮肉にも神は満腹だった。ツァトゥグァは新たな呪いを加え、ヴーズを蜘蛛神アトラク=ナクアへの貢物とする。
ここから、ヴーズの悪夢のような旅が始まる。誰も彼を受け取ろうとはせず、次々と新たな呪いを加えられながら、彼は様々な存在の間をたらい回しにされる。妖術師ハオン=ドル、蛇人間、アルケタイプ、アブホース…。それぞれが、ヴーズに独自の呪いを加えていく。
すべての存在に拒絶されたヴーズ。ヴーズの苦難は、果たしてどこまで続くのか。そして、彼が辿り着く最後の場所とは―。
邦訳版の比較ガイド おすすめの一冊はどれ?
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