
【2025年版】「魔界へのかけ橋」入門|あらすじ・登場人物・おすすめ版まとめ
The Horror from the Middle Span
概要
本作は1967年、『Travellers by Night』に収録された。
本作は『ダンウィッチの怪』の後日談となっている。
登場人物
- アンブローズ・ビショップ
- セプティマス・ビショップ:大叔父
- トバイアス・ウェイトリー
- アブラハム・ダニング
舞台
- エイルズベリー・パイク
あらすじ
アンブローズ・ビショップは一週間近くかけて、ロンドンからアメリカのエイルズベリー・パイクへと旅し、20年前に突如姿を消した大叔父セプティマスの家を訪ねた。埃と荒廃に覆われた屋敷で最低限の生活を始めるため、彼はダンウィッチへと買い出しに向かう。
地元の食料雑貨商トバイアス・ウエイトリーとの会話の中で、アンブローズは不穏な事実に直面する。「ビショップ」という名前を聞いた途端に店主の態度は一変し、セプティマスがダンウィッチの人々にとって厄介な存在だったこと、女性と共に目撃されていたこと、そして何者かに殺されたという噂を告げられる。
一人暮らしだったはずの大叔父の話に疑問を抱きながらも、彼は屋敷へと戻る。
翌日の掃除で、アンブローズは奇妙な発見をする。屋根裏部屋の床には丸や星形の模様が描かれ、望遠鏡を設置できる天窓があった。不思議なことに、この部屋だけは埃がない。
さらに後から増築されたと思われる地下室には二つの落とし戸があり、一方は地下深くへと続くトンネルだった。
その先には更なる落とし戸と祭壇があった。
大叔父の突然の失踪、不可解な地下構造、そして地元民の恐れ—アンブローズを取り巻く謎は、さらに深まるばかりだった。
邦訳版の比較ガイド おすすめの一冊はどれ?
現在入手可能な主要な邦訳版として、以下の収録版がある:
- 「クトゥルー6」:大瀧啓裕の「クトゥルー神話―禁断の考証学―」が合わせて読める。
- 「真ク・リトル・リトル神話体系4」:ラヴクラフトと彼の文学サークル「クトゥルフ神話」の世界観を、多様な作家の視点から味わいたい人向け。

初読者には「クトゥルー6」がおすすめっ。真ク・リトル・リトルもいいですが、一緒に収録されている大瀧さんの禁断の考証学を読めるのはここしかないです。
購入ガイド&リンク集
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