概要
登場人物
あらすじ
本作は、1986年に刊行された。
- デイヴィット・ヒーロー…芸術家
- エルヴィン…心理学教授
- ラティ
【舞台】
- タラリオン
デイヴィッド・ヒーローとエルディン。一人は夢の名前すら持たない剣士、もう一人は「放浪者」と呼ばれる謎めいた存在。彼らの出会いは、夢の世界だけでなく、現実世界でも奇跡的に重なる。しかし、運命は残酷な展開を用意していた。思いがけない交通事故により、二人は現実世界への帰還手段を失ってしまう。
舞台は一転、幻想と現実が交錯するドリームランドへ。偶然が重なり相棒となった二人に、思いもよらぬ依頼が舞い込む。「大荒涼山脈」にそびえ立つ「原初のものたち」の巨岩の城塞。そこで”冥き神”イブ=ツトゥルを崇める神官スィニスター・ウッドが所有するという魔法の杖。その盗取を命じられるのだ。
しかし、この依頼には陰謀の影が潜んでいた。巧妙に仕組まれた罠に、デイヴィッドとエルディンは知らずに足を踏み入れていく。険しい山々、不気味な城塞、そして未知なる神の気配。二人は互いの技能を補完しながら、幾多の苦難に立ち向かっていく。
そして、数々の試練を乗り越え、たどり着いたのは謎に満ちた地タラリオン。ここで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する展開だった。虫人間たちに連れ去られる二人。この予期せぬ出来事が、彼らの運命をさらに複雑に絡み合わせていく。
デイヴィッドとエルディンを待ち受ける運命は。 そして虫人間につられた先に待っていたものは。 彼らは罠を切り抜け、任務を遂行できるのか―。