
【2025年版】『NOIR:NOAH』│あらすじ・登場人物・レビューや購入先までまるっと紹介※ネタバレ注意※
目次
ゲーム概要

ジャンル・テーマ:ダークでキュートな退廃終末クトゥルフ神話ADV
開発・発売元:冥途のみやげ
対応機種:PC
リリース情報:2022年11月23日
価格:990円
体験版の有無:無
収録:別途でスピンオフ作品有
あらすじ&世界観 記憶を失った少女と行方不明の姉妹たち
物語の主人公は記憶を失った少女シエル。彼女が覚えているのは自分の名前と、黒髪の少女の存在だけだった。この施設ではアルファベット順の頭文字を持つ少女たちが隔離されている。何らかの研究が行われている施設で、本来なら大勢いるはずの姉妹たちの姿は見えない。代わりに徘徊していたのは謎の生物だった。
外の世界を求めて探索を続けるシエルは、少しずつ記憶を取り戻していく。そして記憶にいた黒髪の少女ノエルを発見し、話を聞くことになるが…。
研究施設、隔離された少女たち、神話生物。その先に待ち受けるものとは。
登場するキャラクター
シエル
物語の主人公。目が覚めたら謎の施設にいて、記憶も失っている。

ヴァイオ
シエルの姉妹。

モモノ
シエルの姉妹。

ラム
シエルの姉妹。

リラ
シエルの姉妹。

???
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ゲームシステム
ゲームは軽い謎解き要素もあるが、基本的には一本道の物語を楽しむ作品となっている。プレイ時間は1時間ちょっとで完結するため、サクッと遊びたい人にもおすすめだ。
手頃なプレイ時間ながら、揺れ動く感情や深い喪失感は記憶に残るだろう。登場する少女たちはどの子も魅力的で、そんな彼女たちが辛い目に遭う様子を見ているだけでSAN値が削られていく。

↑数少ない謎解きに苦戦する筆者。(筆者プレイ画像)
プレイレビューまとめ
良い点
- 前作から引き継がれた要素があるが、前作をプレイしていなくても楽しめる設計
- 前作より謎解き要素が少なく、謎解きが苦手な人でも楽しめる難易度
- ふわふわした絵柄でありながら不思議な雰囲気を持つ素晴らしいイラスト
- キャラクター一人一人の性格が異なり、プレイヤーの好みの子が見つかる魅力的なキャラクターデザイン
- 丁寧な伏線回収と無駄のない物語構成
- めとこさん独特の世界観とシナリオが魅力的
- 暴力や流血、グロ表現がほとんどなく安心してプレイできる
- 終末もの・ポスト・アポカリプス作品として独特のダークな雰囲気を楽しめる
気になった点
- 独特なフォントとハイセンスなUIの視認性がやや悪い
- BGMも含めて物語全体が静的で、メリハリが不足している可能性
こんな人におすすめ!
- 終末ものやポスト・アポカリプス作品が好きな
- めとこさんの絵柄・イラストが好きな人
- 可愛い女の子キャラクターが好きな人
- 謎解きが苦手だが探索型ADVを楽しみたい人
- 静かで独特なダークな雰囲気を味わいたい人
- HHW!や過去作に興味がある人
購入・ダウンロードリンク・公式ストアリンク
- DLSite:「NOIR:NOAH」
まとめ
キャッチコピーは「ダークでキュートな退廃終末クトゥルフ神話ADV」。「HELLO, HELLO WORLD!」と同じ作者である冥途のみやげさんによる作品だ。前作と同じ世界観を舞台としており、エンディング後の物語も描かれているため、先に「HELLO, HELLO WORLD!」をプレイすることを強く推奨する。
本作にはR指定が付いている点に注意が必要だ。クトゥルフ神話を題材とした大人向けゲームは他にも存在するが、本作の場合、特殊な性的・グロテスクなシーンが含まれている。一方でR15版では表現が抑えられており、YouTube配信なども可能なレベルになっている。物語自体はどちらのバージョンも同じ内容のため、純粋にストーリーを楽しみたい人にはR15版をおすすめする。
販売プラットフォームはPC限定で、通常価格はR15版が980円、R18版が1980円となっている。定期的にセールも開催されており、半額以下になることもあるため、購入を迷っている人はセールのタイミングを狙ってみるのも良いだろう。

↑R15版ならこのくらいの表現なため、触手に嫌悪感がなかったらそこまで心配しなくてもいいと思う。(筆者プレイ画像)