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【読了ガイド】『The Disciples of Cthulhu』│収録作品・購入方法まで紹介

【読了ガイド】『The Disciples of Cthulhu』│収録作品・購入方法まで紹介

本書は、1995年ケイオシアム版として刊行され、エドワード・P・バーグランドが改訂版と初版の両方の序文を執筆し、ロバート・ブロックが序論を担当している。

収録作品は「The Fairground Horror」、「The Silence of Erika Zann」、「All-Eye」、「The Tugging」、「Where Yidhra Walks」、「Glimpses」、「Dope War of the Black Tong」、「Darkness, My Name Is」、「The Terror from the Depths」の9編となっている。シアエガが登場する作品を唯一読むことができる貴重な作品集である。

  • “Preface to the Revised Edition” (Edward P.Berglund)
  • “Preface to the Original Edition”  (Edward P.Berglund)
  • “Introduction”  (Robert Block)
  • “The Fairground Horror”  (Brian Lumley)
  • “The Silence of Erika Zann”  (James Wade)
  • “All-Eye”  (Bob van Laerboven)
  • “The Tugging”  (Ramsey Campbell)
  • Where Yidhra Walks”  (Walter C.Debill,Jr)
  • “Glimpses”  (A.A.Attanasio)
  • “Dope War of the Black Tong”  (Robert M.Price)
  • Darkness,My Name Is”  (Eddy C.Bertin)
  • “The Terror from the Depths”  (Fritz Leiber)

出版社:Chaosium

発売日:1996/2/1

ページ数:258ページ

価格:紙版:13092円(中古で価格変動有)

良い点

  • ラヴクラフト的ホラーが生きており、全体的な内容がかなり良い
  • 設定、時代背景、ムードが幅広く変化に富んでいる
  • ジェームス・ウェイドの「The Silence of Erika Zann」が宝石のような傑作
  • ラムジー・キャンベルの「The Tugging」はフォン・トリアーの映画「メランコリア」を思い起こさせる優れた作品
  • フリッツ・ライバーの「The Terror from the Depths」も秀逸な作品

気になった点

  • 内容が混在しており、すべての作品が同じレベルではない

こんな人におすすめ

  • ラヴクラフト的ホラーの現代的継承に興味がある人
  • 英語でクトゥルフ神話作品を読みたい人
  • ラムジー・キャンベルやフリッツ・ライバーの作品に興味がある人
  • シアエガという神話存在について知りたい人
  • 様々な設定や時代背景の神話作品を楽しみたい人

本書は、現代クトゥルフ神話作家たちによる意欲的なアンソロジーである。

作品の質にばらつきはあるものの、ウェイド、キャンベル、ライバーらの傑作により、ラヴクラフト的ホラーの現代的な展開と継承を示す価値ある一冊となっている。

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