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【読了ガイド】『真ク・リトル・リトル神話体系4』│収録作品・購入方法まで紹介

【読了ガイド】『真ク・リトル・リトル神話体系4』│収録作品・購入方法まで紹介

真4

本書は、クトゥルー神話アンソロジーの第四巻で、短篇10作品を収録している。

収録作品は「月に跳ぶ人」「深淵の王者」「爬虫類館の相続人」「開かずの部屋」「第七の呪文」「妖虫」「異次元通信機」「暗黒星の陥穽」「ポーの末裔」「魔界へのかけ橋」となっている。

「開かずの部屋」は映画化されており、「妖虫」は人気のクリーチャー「シャッガイからの昆虫」の代表作である。それ以外の作品はマイナーな作品が中心となっている。

出版社:国書刊行会

発売日:2020/7/8

ページ数:414ページ

価格:紙版:1760円/電子版:1408円

良い点

  • ダーレスに才能を見出されたラムジー・キャンベルの代表作品である「妖虫」が収録されている
  • ラヴクラフトが遺した創作メモを元にダーレスが創作した「ポーの末裔」など貴重な作品が読める
  • ラヴクラフトの神話体系から外れた作品が多く、個人的にはこちらの方が好きという読者もいる

気になった点

  • 初期の作品なため翻訳が読みづらい
  • ラヴクラフトの神話体系から外れた作品が多くなってきている

こんな人におすすめ

  • ラムジー・キャンベルの作品に興味がある人
  • ラヴクラフトの創作メモを元にした作品に興味がある人

本書は、クトゥルー神話の拡張期における作品群を集めた第四巻として、原典からの発展と多様化を示す作品集である。

キャンベルをはじめとする新世代作家たちによる神話体系の広がりを通じて、クトゥルー神話の継承と発展の過程を確認できる一冊となっている。

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