
【完全版】ヤード=サダジ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※
Yad-Thaddag
目次
基本設定・概要
危険度: ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本資料はヤード=サダジと呼ばれる存在についての調査報告である。
形態的特徴として、「情け深い」ヨグ=ソトースの顕現として記述され、光を放つ球体状の形態を持つとされる。
故郷は江リシアと呼ばれる旧き神々の領域にあるが、次元間を移動する能力により、あらゆる時代と場所に存在できるとの記録がある。地上では崇拝者はほとんどいないとされる。
注目すべき点は、ヨグ=ソトースとの関係性と独特の力である。クタニドとクトゥルフが何らかの縁戚関係にあるのと同様に、ヤード=サダジとヨグ=ソトースも関連があるとされる。また、次元と次元の間を自由に越える能力を持ち、全ての時間と空間に同時に存在できるとされる。
能力としては、他者を時空間の任意の場所へ転送する力を持ち、複数の対象を同時に移動させることができる。ただし、精神力の高い対象は抵抗できる場合があり、特に自身より強力な存在に対して失敗すると、自らがイリジアへ強制的に戻されるリスクがあるという。
攻撃方式としては二種類が記録されている。一つはきらめく光球による接触で対象の体力を恒久的に奪い、体に腐食や萎縮をもたらすもの。もう一つは金色の液状または火炎状の球体を遠距離から放ち、広範囲に強力な破壊をもたらすとされる。
【住処】
- エリシア
ゲーム上ステータス・能力・恩恵等
TRPGには登場していない。
シナリオ導入例・演出のヒント
原作「旧神郷エリシア」では
- エリシアに住んでいる旧神で、主要人物の会議に同席している

一応姿は見せていますが特別なセリフもなく、会議に参加しているだけの重役でした。
シナリオ導入例
1:時空転送事故型
- 研究所で次元の実験中に未知の球体が出現
- 実験装置が暴走し、研究者たちが時代や場所をランダムに転送される
- 探索者は実験関係者または救助チームとして現場に派遣される
- 転送された人々から異なる時代・場所での目撃証言が断片的に届く
- 球体はヨグ=ソトースであり、元の次元に帰るためにヤード=サダジの力を借りることになる

ヤード=サダジは旧神なので、邪神からの干渉から助けてもらうみたいな流れの方が自然かもしれません。導入例はヨグ=ソトースを黒幕にしていますが、ティンダロスの猟犬に見つかったとこを助けてもらうとかでも良さそうっ。
演出のヒント
1:光球体の神々しさ演出
- 周囲を照らす温かく優しい光の描写で「情け深さ」を表現
- 球体の光が見る者の心を落ち着かせる不思議な効果
- ヨグ=ソトースの恐ろしさとは対照的な安らぎを与える存在感
- 光の強弱が感情や意志を表現するコミュニケーション手段
2:時空転送の混乱演出
- 一瞬で風景が完全に変わる劇的な環境変化
- 転送された先での時代錯誤的な状況や、文化的な混乱
- 家族や知人が突然消失する理不尽で予測不能
- 転送先から元の場所への帰還方法が不明



知らない時代に飛ばされるまではまだ許容できるとして、どうやって帰してもらうかです。
そもそも転送の原因がわからないうちは、帰る方法を模索することになりそう。
イラスト・ファンアート・素材紹介


- 素材:🌱まめさんの店🌱様「ヤード・サダジ/旧神の一柱SPLL:E194582 – 🌱まめさんの店🌱 – BOOTH」
セット価格:300円
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【相関】
登場作品
- 「旧神郷エリシア」