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【完全版】ナガアエ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】ナガアエ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Nagaae

奉仕種族

危険度: ★★★★☆☆☆☆☆☆

本報告は、水陸両生の不快な存在、ナガアエについての調査記録である。

形態的特徴として、ヒキガエル状の水陸両生の体躯を持ち、透明な肉質で構成されている。人間とカエルの交雑種を思わせる忌まわしい外見を呈する。四肢構成は特徴的で、前部にカマキリに似た4本の前脚、後部にカエルのような2本のうずくまる後脚を有する。移動時には横向きに這うため、カニに似た様相を示す。

生態的特徴として最も顕著なのは、強烈な腐敗臭の放出である。生息環境は水域、特に湿地帯や沼沢地などの薄暗い場所を好む傾向にあるが、この選好性の理由は解明されていない。

行動面では生命に対する強い敵意を示し、絶え間ない捕食活動と環境破壊を行う。

死後の特性として特筆すべきは、死亡後2D4分で分解し、腐食性の黒色粘液の塊となることである。この粘液は強烈な悪臭を放ち、吸入すると重度の不快感を引き起こす。また酸性を持ち、皮膚接触により水疱を形成し、1ラウンドごとに1ポイントの損傷を与える。

存在としての性質は、主にシアエガの従者として知られるが、他の神話存在との血縁関係や従属関係を持つ個体の存在も示唆されている。

【住処】

  • 湿地帯
  • 沼沢地
  • その他の薄暗い水域

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
(4D6+12)*5(4D6+10)*5(4D6+8)*5(1D6+3)*5
POWINTHPMP
(2D6+6)*5(2D6+6)*52313
DBビルド移動正気度喪失
+2D6361/1D8

行動

  • 攻撃回数:4回(近接戦闘)/3回(噛みつき)
  • 近接戦闘:60%/1D6+DB
  • 噛みつき:40%/1D8+毒液 …噛まれた対象はCONロールを行い、成功すると3D6ラウンドの間幻覚を見る。失敗すると、4D10のダメージを受けるか、3D6ラウンドの間麻痺する。
  • 回避:20%

装甲

  • 2ポイント

魔術

  • 呪文:10%の確率で、1D6つの呪文を知っている。

技能

  • 聞き耳:60%・犠牲者のにおいを嗅ぎつける:80%・静かに這い寄る:70%

能力

  • なし。

原作「Darkness,My Name Is」では

  • 村では毎月生贄を用意し儀式を行っていた
  • 観光でやってきた主人公はその実態を知り、儀式を止めようとする
  • 5つの像の一つを破壊する
  • 儀式の日、ナガアエが現れホテルマンを殺害する
  • 像がシアエガを封印していて、儀式も平穏を保つのに必要な工程だったと判明
  • 主人公はシアエガに取り込まれる
  • 主人公はループし初日に戻るが、あるべき目がなくなっていた
筆者:たいき

従者のナガアエもしっかり登場して、惨殺までしていました。カマキリのような腕はちゃんと切れ味が良いらしく、首の切断も行われていました。

シナリオ導入例

1:湿地帯生態系破壊型

  • 湿地帯で生態系の異常な変化が観測され、在来生物の大量死が発生
  • 調査員が現場で「透明な肉の塊のような生物」と「耐え難い腐敗臭」を報告する
  • 死んだ動物の周辺から強酸性の黒い粘液が発見され、植物も枯死している
  • 環境調査チームが現地入りするが、メンバーが次々と原因不明の皮膚炎を発症

2:下水道怪物出現型

  • 都市部の下水道工事中に作業員が「カエルと人間を混ぜたような化け物」と遭遇
  • 工事現場から強烈な悪臭が漂い始め、近隣住民が体調不良を訴える
  • 下水道内で発見された黒い粘液状物質が、コンクリートを腐食させている
  • 作業員の一部が粘液に触れて重度の化学熱傷を負い、緊急搬送される
筆者:たいき

ナガアエは自身の意志で動いているというよりかは、シアエガが動かしています。なのでシナリオの背景にはシアエガを想定して、ナガアエが発見される付近には、シアエガを封印している像があると自然かもしれません。

演出のヒント

1:透明肉質の不快感演出

  • 半透明の生理:内臓や体液の流れが透けて見える、生理的嫌悪感を誘う外観
  • 質感の異常:ゼラチン状でありながら筋肉の弾力も併せ持つ、不自然な手触り
  • 光の屈折:透明な体を通して背景が歪んで見える、視覚的な違和感

2:人間とカエル交雑の恐怖演出

  • 顔面の混在:人間の目とカエルの口が同じ顔にある
  • 声の異常:人間の言葉とカエルの鳴き声が混じった、理解不能な発声
  • 知性の片鱗:時として人間的な狡猾さを見せる、予測不能な行動

3:腐敗臭の圧迫演出

  • 段階的嗅覚攻撃:遠距離では微かに、接近するにつれて耐え難いレベルに悪化
  • 記憶への定着:一度嗅いだ匂いが記憶に残り、思い出すだけで吐き気を催す
  • 心理的影響:匂いだけで存在を察知でき、近くにいることが分かる恐怖
  • 環境汚染:通った場所に匂いが残留し、長期間その場所が使用不能になる
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

人に化けようとしているわけではないのに、人の特徴を持っているのがすごく気味が悪い

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

シアエガ
主人

登場作品

  • “Darkness,My Name Is”(エディ・C・バーティン)

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