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【完全版】チョーチョー人│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】チョーチョー人│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Tcho-Tchos

奉仕種族

危険度: ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

本報告は、世界各地に散在し、クトゥルフ神話の影響を受けた人類集団、チョー=チョー人についての調査記録である。

起源と歴史的背景については複数の説が存在し、明確な結論は得られていない。カダスの凍てつく荒野、レン(あるいはスン)高原、ドリームランド、ビルマ、中国、ピレネーなど、様々な発祥地が主張されている。最も広く受け入れられている説では、チャウグナー・フォーンが有史以前の爬虫類の組織からミリ・ニグリを創造し、このミリ・ニグリと人類との交配によってチョー=チョー人が誕生したとされる。ドリームランドのサルコマンドの都市からの来訪者という説も存在するが、これらの説の整合性は不明である。

形態的特徴についても、小人のような人間、退化した人間、人間と怪物の交雑種など、記述は多岐にわたる。しかし共通して指摘されるのは、クトゥルフ神話との長期的な接触による遺伝的な「堕落」である。この影響の程度には大きな個人差があり、それが各共同体の性質を決定づける要因となっている。

現代における分布は極めて広範で、アンダマン諸島、マレーシア、チベットなど、世界中で散発的に確認されている。かつて東アジア一帯に広く分布していたが、現在は隔離された集団のみが残存している。近年の歴史的事象として、ベトナム戦争時にCIAによる武装化が行われ、1970-71年にかけてアメリカによる秘密裏の爆撃作戦が実施された。その後、約4万人のチョー=チョー人に対するアメリカへの居住許可が法制化されている。

信仰と習俗については、チャウグナー・フォーンの他、ツァール、ロイガー、シュブ=ニグラス、ハスター、アトラック=ナチャなどへの崇拝が確認されている。食人の習慣や豊作を祈願する特異な儀式など、独自の文化的実践を維持している共同体が存在する一方で、こうした伝統との繋がりを失った集団も存在する。

現代社会における彼らの存在形態は多様である。旧来の習慣を維持し、異界の神々への奉仕を続ける集団は、人類社会に潜伏しながら活動を続けている。一方で、過去との繋がりを失った者たちの中には、その血に混ざったクトゥルフ神話の影響が顕在化せず、一般社会に同化して生活を送る者も多い。ただし、インスマスの事例が示すように、潜在的な「遺産」が再覚醒する可能性も指摘されている。

【住処】

  • 世界各地に散在(特にアジア地域)
  • アメリカ(近年の移住集団)

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
3D6*53D6*5(2D6+2)+53D6*5
POWINTHPMP
3D6*53D6*59~1010
DBビルド移動正気度喪失
0090/1D6

行動

  • 攻撃回数:1回
  • 近接戦闘:45%/1D3+DB
  • 回避:26%

装甲

  • なし。

魔術

  • 呪文:1D3~1D6の呪文を知っている。チョーチョー人の司祭は「神格との接触」を1つは知っている。

技能

  • 威圧:40%・隠密:60%・跳躍:60%・追跡:50%・登攀:60%

能力

  • 正気度:大人のチョーチョー人はすでにクトゥルフ神話に精通しすぎて、正気を失っているが、子供のチョーチョー人はまだ正気を保っている者もいる。
  • 黒い蓮:黒い蓮を好み、この植物から薬を作ることができる。

原作「潜伏するもの」では

  • アメリカの探検隊を襲撃して隊員たちを全滅させた
  • ただ一人生き残ったエリック・マーシュを捕獲し、彼を双子神復活計画に利用しようとした
  • フォ=ラン博士を誘拐して死んだと見せかけ、双子神を復活させるための作業に強制的に協力させていた
  • アラオザルを拠点とし、古代の双子神の復活という宗教的使命を遂行していた
  • フォ=ラン博士の救援要請で星の戦士たちが到来すると、双子神を討伐する
筆者:たいき

ツァールとロイガーだけでなく、チョーチョー人も星の戦士もまとめて登場します。チョーチョー人は出番が多いので、本作はどういう種族なのか参考になると思います!。

シナリオ導入例

1:血統覚醒事件型

  • アジア系アメリカ人の家族で、思春期の子供が突然「先祖の記憶」を語り始める
  • 子供は古代の言語で神格の名前を唱え、夜中に奇怪な儀式の動作を繰り返す
  • 家族の調査により、祖先がアメリカへ移住したチョー=チョー人だと判明
  • 成長するにつれて、故郷に帰りたいという欲求が強まっていく
  • チョーチョー人の間でも信仰先は派閥があり、任意の邪神を信仰する
筆者:たいき

実は人間じゃない血が混ざっている、でも見た目では全く判断がつかないというのは人狼ゲームにも似ています。信仰先が多いのも特徴的で、好きな邪神も一緒に登場させられるため、作れるシナリオは幅広そうです!。

演出のヒント

1:外見的多様性の演出

  • 隠れた特徴:一見普通だが、よく観察すると微かな非人間的特徴が見える
  • 年齢による変化:加齢と共に神話的影響が強まり、外見がより異形化する
  • 環境適応:住んでいる地域の環境に適応した、独特の身体的特徴

2:潜伏生活の演出

  • 偽装技術:人間社会に溶け込むための、世代を超えて蓄積された知恵
  • 秘密の絆:表面上は無関係でも、血統で繋がった者同士の暗黙の連帯
  • 発覚の恐怖:正体がバレることへの常時の不安と警戒心

3:超常能力の発現演出

  • 神話的知識:通常の人間では知りえない、クトゥルフ神話に関する直感的理解
  • 環境適応力:過酷な環境でも生存できる、人間を超えた身体能力
  • 霊的感知:超自然的な存在や現象を感知する、鋭敏な第六感
  • 言語能力:古代語や異世界の言語を本能的に理解し、発声する能力
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

料理をしているけど、フライパンの上で転がしているのは人の脳に見えるので、人外と察しが付く
引き締まった体でも下半身が大きく、民族らしい体格となっている

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

チャウグナー・フォーン
信仰
ツァールとロイガー
信仰
シュブ=ニグラス
信仰
ハスター
関連
アトラック=ナチャ
関連
ニャルラトテップ
関連
ミリ・ニグリ
先祖

【関連魔導書】

  • 『無名祭祀書』

登場作品

  • 角笛を持つ影」 (クライン)
  • 潜伏するもの」 (ダーレス & スコラー)
  • “Behind the Mask” (カーター)
  • “The Strange Doom of Enos Harker” (カーター)
  • “The Doom of Enos Harker” (カーター&コーンフォード)
  • “Delta Green” (デトワイラー、グランシー&タインズ)
  • “The Curse of Chaugnar Faugn” (バートン)
  • “The Andaman Islands” (n-7)
  • “Dawn Biozyme” (ハイク & イジンウィル)

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