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【完全版】ゾス=オムモグ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】ゾス=オムモグ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Zoth-Ommog

グレート・オールド・ワン

危険度: ★★★★★★★★☆☆

本報告は、ゾスより到来したクトゥルフの子として知られ、主に深海に棲む異形の存在についての調査記録である。

形態的特徴として、円錐形の体躯を持ち、頭部には4本のヒトデのような触手とヘビのようなヒゲを備える。地上移動、浮遊、飛行のいずれも可能とされる。

主な活動領域は海中だが、現在の正確な状況については諸説がある。死の都市ルルイエの一画、特にポナペ島沖合の海溝で眠っているとされ、旧き束縛により親であるクトゥルフから離れられないという説が有力である。しかし近年、中部太平洋での船舶の謎の失踪から、この束縛の「鎖」が緩みつつあるとする研究者もおり、クトゥルフのカルトの関与を疑う声もある。

父のクトゥルフと同様に夢を通じて人間に呼びかける能力を持つが、その力は像を通じてのみ発揮される。これらのアーティファクトを介して輝かしい幻視を見せ、新たな信者を獲得するという。崇拝の中心地はポナペだが、ニュージーランドやインドシナ南部にもカルトが存在する。

魔術師たちによる丸一日を要する招来の儀式が記録されているが、人類に対して強い敵意を持つため、適切な束縛なしでの招来は致命的な危険を伴うとされる。

太平洋地域の深海怪物伝承の一部は、この存在の部分的な目撃証言である可能性が指摘されている。

【住処】

  •  ルルイエの一画(ポナペ島沖合の海溝)
  • 中部太平洋(束縛の弛緩により)

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
200600300100
POWHPMPDB
1759035+5D6
ビルド移動正気度喪失
69/泳ぐ251D6/2D10

行動

  • 攻撃回数:2~4回(触腕)、1回(突進または尾)
  • 近接戦闘:90%/2D6
  • 突進:60%/5D6 …対象とその2m以内にいるもの全てに5D6のダメージを与える。
  • 尾:70%/3D6 …対象とその5m以内にいるもの全てに3D6のダメージを与える。

装甲

  • 10ポイント
  • MPを1消費するとHPを3回復できる。
  • HPが0になれば崩壊して肉の塊になる。その後4D10年後に復活する。

魔術

  • 呪文:クトゥルフ、ユトグタ、ダゴン、ハイドラ、深きもの、星の落とし子に関わる呪文全て。

能力

  • 響きわたるうなり:ゾス=オムモグは常に体の中でうなるように音が発しており、それに影響された人間は幻覚症状など感覚に異常が起きる

恩恵

  • えら:水中で呼吸ができるえらができる
  • 触腕:腕や足がイカのような太い触腕になる

原作「陳列室の恐怖」では

  • 像のみ登場して詳細不明。

シナリオ導入例

1.:考古学遺物型

  • ポナペ島の古代遺跡から発見された石像が博物館に寄贈される
  • 学芸員や来館者が石像を見た後、共通して「海底宮殿の夢」を見始める
  • 夢を見た人々が無意識に太平洋沖への航海を計画し始める
  • 太平洋の深海調査船が定期連絡を絶ち、捜索隊が向かう
  • 最後の通信で「海底から巨大な影が上昇してくる」との報告があった
筆者:たいき

ゾス=オムモグは像が扱いやすいので、シナリオは本人なしで像だけでもいいかもしれません。

演出のヒント

1:像を通じた影響演出

  • 視線感覚:石像の目が常に見ている者を追いかけているような錯覚
  • 温度変化:像に近づくと急激に体温が下がり、遠ざかると正常に戻る
  • 幻視発生:像を見つめると、海底宮殿や輝く海中都市のビジョンが浮かぶ
  • 時間跳躍:像の前で気を失い、数時間後に別の場所で目覚める

2:夢への侵入演出

  • 潜水感覚:夢の中で息を止めて深海に潜っていく感覚が生々しい
  • 記憶混在:夢の内容が現実の記憶と混ざり、どちらが本当か分からなくなる
  • 共有体験:複数の探索者が同じ夢を見て、夢の中で出会う
  • 覚醒困難:目覚めようとしても夢の世界に引き戻される感覚

3:円錐形の異形演出

  • 規模感覚:「山のように巨大なのに、なぜか全体像が把握できない」不可解さ
  • 幾何学恐怖:完璧すぎる円錐形が自然界の法則を逸脱している違和感
  • 表面質感:「岩のようでいて肉のような」判別不可能な表面の材質
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

ゴジラばりのリアルさと恐ろしさで間違いなく強いのがわかる
深海から覗いている様子だろうか。大地より海の方が広いから、このサイズの神話生物が潜んでいてもおかしくない

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

クトゥルフ
ユッギャ
配下

【関連魔導書】

  • 『ルルイエ異本』
  • 『ポナペ教典』
  • 『ザンツー石板』

登場作品

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