イクナグンニスススズ

イクナグンニスススズ

Ycnagnnisssz

グレート・オールド・ワン
登場作品
概要
関連/他

【登場作品】

  • 「イクナグンニススズ」 (ティアニー)

【概要】

本資料はイクナグンニスススズと呼ばれる存在についての調査報告である。

形体的特徴として、黒くて膿んだ可塑性の塊であり、常に激しく噴出し炸裂して、少量の泡立つ溶岩のような物質を吐き出しているとされる。その体は常に変わり続け、泡立ち燃え続けるため、長時間見続けることが困難である。

現在、人間による崇拝は確認されていないが、いくつかの異界の種族が何らかの理由で崇拝している可能性がある。また、「知られざる世界の穢れし主」として知られ、アザトースと並ぶ存在とされている。

特筆すべきは、その生殖過程と周囲への影響である。イクナグンニスススズが噴出するごとに、外なる神の沸騰して泡立つ多量の塊を吐き出し、これらの粘つく溶岩のような物質の断片はイクナグンニスススズの落とし子となる。直接塊が当たらない限り、これらの落とし子は直接的な危険を及ぼさず、攻撃も自力での移動もできないとされる。しかし、星辰の位置が正しい時には、これらの落とし子がグレート・オールド・ワンや下級の異形の神へと変容する可能性がある。

この存在の周囲にいる者すべての目はヒリヒリして涙が出始め、視覚関連の能力が徐々に低下し、最終的には失明に至るという特異な影響を及ぼす。即座に離れれば失明は数日後に回復するが、長い時間とどまると永久的な失明を引き起こすとされる。

攻撃方法としては、泡立つ黒い溶岩流のように見える沸き立つ触肢を用い、触れられたものは焼かれて外なる神の沸騰する体に吸い込まれてしまうという。さらに、その膿のような体の奥深くから太鼓をたたくような音を発して、《アザトースの招来》を行うことができるという極めて危険な能力を持つとされる。

【相関】

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