登場作品
概要
関連/他
- 「サタムプラ・ゼイロスの物語」(スミス)
【住処】
- コモリウム ツァトゥグァの神殿
本報告は、「黒き変幻者」「光なき洞窟の番人」として知られる無形の落とし子についての調査記録である。
この存在は黒い変幻自在の生命体で、生きている粘性のある液体としての性質を持つ。形態的特徴として、ヒキガエルに似た塊から無数の未発達の脚を持つ細長い形態まで、瞬時に姿を変化させることができる。また、小さなひびを通ってにじみ出る能力を持ち、ほぼあらゆる障害を通過する方法を見つけ出すことができる。付属肢を自在に拡大する能力も有している。
発声能力に関して、奇妙な音を発するための器官を形成することができるが、人間の理解できる言葉での会話の記録は存在しない。ただし、知性を持ち、一部の個体は呪文を唱えることができるとされる。
主な活動場所として、ツァトゥグァを奉じる神殿や光の届かない洞窟の奥深くが挙げられる。そこでは主に秘密の護衛者あるいは番人としての役割を果たしている。オールド・ワンと共に、あるいはその先触れや代理として出現することもある。時には黒い水たまりの形で何年もの間動かずに留まり、不注意な者の接近を待ち構えることもある。
この存在の起源については不明な点が多く、特定の魔術的創造物から生まれた可能性も指摘されているが、確証は得られていない。
【相関】
- ツァトゥグァ(奉仕対象)