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【完全版】星の吸血鬼│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】星の吸血鬼│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Star-Vampires

独立種族

危険度: ★★★★★☆☆☆☆☆

本報告は、「深宇宙の渇きし者」「見えざる血に飢えしもの」として知られる空中吸血鬼についての調査記録である。

この存在は深宇宙を浮遊する怪物で、地球への飛来や召喚による出現が確認されている。正しい方法で従属させることができれば制御下に置くことが可能とされるが、その血への渇望を満たさなければ制御が困難となり、召喚者に対して攻撃的となる危険性が指摘されている。

特筆すべき特徴として、通常は不可視の状態にあり、その存在は気味の悪いクスクス笑いのような音によってのみ察知できる。ただし、摂食中および摂食後は、吸血した血液によって少なくとも6ラウンドの間は可視化する。この可視化の持続時間は、摂取した血液量と、血液が透明な物質へと代謝されるまでの時間によって変動する。

行動パターンとして、獣じみた飢餓状態にある個体は獲物を狩って血液を摂取し、その後休息をとる。十分な獲物が存在する地域には留まる傾向があるが、そうでない場合は満足な休息の後に宇宙空間へ帰還する。

この存在とクトゥルフ神話の神々との関連性については不明な点が多い。現在の研究では、独立した存在として自身の目的のために活動していると考えられている。

【住処】

  • 深宇宙

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
(6D6+5)*5(2D6+6)*5(4D6+12)*5(1D6+6)*5
POWINTHPMP
(1D6+12)*53D6*51915
DBビルド移動正気度喪失
+2D638/飛行91/1D10

行動

  • 攻撃回数:3回
  • 近接戦闘:45%/1D6+DB
  • かぎ爪で捕まえる:45% …対象を捕まえ次のラウンドに噛みつく。抜け出すにはSTRの対抗ロールに勝利する必要がある。
  • 噛みつき:捕まえた対象に噛みつき血をすする。毎ラウンド3D10のSTRを失う。生きていれば毎日1D10ずつ回復する。血を吸わずに攻撃として使用する場合は、DB分のダメージを与える。
  • 回避:25%

装甲

  • 4ポイント。
  • 弾丸のダメージは半分になる。

魔術

  • 呪文:30%の確率で、1D3種類の呪文を知っている。

技能

  • 恐ろしいクスクス声を上げる:90%

能力

  • 不可視:通常、星の吸血鬼の姿は透明で見ることができない。

原作「妖蛆の秘密」では

  • 16世紀、錬金術師ルドウィク・プリンが召喚した目には見えざる使い魔の群れに仕えられて暮らしていた
  • ルドウィクが魔女裁判で捕らえられ、獄中で文書を残す
  • ルドウィクが処刑されるが、文書が持ち出されて『妖蛆の秘密』として出版され、禁書に指定される
  • 現代、主人公が古書店で『妖蛆の秘密』の初版本を1ドルで入手
  • ラテン語で書かれていたため、主人公が友人に解読を依頼
  • 友人が翻訳にのめり込み、「星から召喚した不可視の下僕」について書かれた呪文を読み上げる
  • 友人が空中に浮かび上がり、見えない何者かが血を吸う
  • 友人は死亡し、不可視の怪物が血の色で染まった姿を現す
  • 魔物が窓から去り、主人公が友人宅に火を放ってプロヴィデンスを離れる
筆者:たいき

クリーチャーにすら人間は無力でした。好奇心だけの召喚は命がいくつあっても足りそうにないです。

シナリオ導入例

1:召喚制御失敗型

  • 秘密組織が敵対組織への報復のため、星の吸血鬼の召喚儀式を行う
  • 召喚には成功するが、血液の供給量が不十分で制御が破綻してしまう
  • 不可視の存在が施設内を徘徊し、気味悪い笑い声と共にメンバーが次々と襲われる
  • 見えない捕食者への恐怖が施設全体を支配し、パニック状態になる

2:隕石偽装型

  • NASAが宇宙にある飛来物体を観測し、小惑星として発表する
  • しかし、隕石は地球に激突せず、上空で消失して行方不明となる
  • その後、観測地点周辺で原因不明の失血死事件が多発する
  • 被害現場では奇怪な笑い声の目撃証言があるが、犯人の姿は確認されない
筆者:たいき

簡単に召喚出来て、しかも手懐けるのが可能とか正直気になりますっ。
中には悪用する人もいると思うので、悪用する人に天罰を下すシナリオは爽快感もありそう。

演出のヒント

1:不可視存在の恐怖演出

  • 姿が見えないのに、確実に「そこにいる」という存在感の不気味さ
  • 物理的な痕跡(血痕、足跡など)だけが残される
  • 現代技術では説明のつかない完全な不可視

2:動物的行動パターンの演出

  • 知性的というより本能的な行動原理
  • 狩り→摂食→休息という単純なサイクル
  • 十分な獲物のある場所への執着

3:摂食時可視化の演出

  • 吸血と同時に突然現れる赤いシルエット
  • 血液が体内を循環する様子が透けて見える
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

わかりやすくクリーチャーな見た目で、映画などに出ててもおかしくない
見えないをどう表現するか難しいが、透明の描写がすごく納得いく

他の神話生物・魔導書との関連

相関はなく単体の存在。

登場作品

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