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ムナガラー/ムグールロック

ムナガラー/ムグールロック

M'nagalah

唯一の神
登場作品
概要
関連/他
  • 『Swamp Thing #8』(ウィア & ライトソン)
  • 「The Tugging」(キャンベル)

【住処】

  • 「グラーキのゆりかごの下」(正確な位置不明)

本報告は、「むさぼり食う悪魔」「魔術の寄生者」として知られるムグールロックについての調査報告である。

形態的特徴として、内臓、目、触手の集合体として出現するとされる。

その本質については諸説が存在し、オールド・ワンとする説、下級の単独存在とする説、より強大な存在の未成熟な落とし子とする説が並立している。『グラーキの黙示録』第X巻には「グラーキのゆりかごの下」に存在すると記され、「むさぼり食うもの」「来たりて清め浄化するだろう」との暗示的な記述から、グラーキの先触れである可能性が指摘されている。

魔術的な特徴として、通常の攻撃魔術や退散魔術にほとんど影響を受けず、抑制や制御が極めて困難とされる。唯一の防御手段の記録として、チチェスターのジャニスが「混乱の球体」と呼ばれるアーティファクトの不可視効果により生還した事例が残されている。

その行動パターンは純粋な捕食衝動に支配されており、交渉や慰撫は不可能とされる。他の神格への召喚儀式に「割り込む」形で出現する傾向が報告されており、これは魔術的な寄生体としての性質を示唆するものとされる。食物が得られない場合は速やかに退散する習性を持つ。

一説では、この存在を重要な神話的実体ではなく、魔術的エネルギーに引き寄せられる日和見的な捕食者に過ぎないとする見方も存在する。

【関連魔導書】

  • 『グラーキの黙示録』
  • チチェスターのジャニスの著作(1600年代)

【相関】

関連:

  • グラーキ(先触れの可能性)

【能力】

  • 魔術への耐性…ムナガラーへの魔術は全て無効化される。
  • 魔術的な感覚…魔術の流れを理解して、他の存在が招来される呪文に割って入り、自身を召喚できる。

 

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