ミ=ゴ

ミ=ゴ

Mi-go

独立種族
登場作品
概要
関連/他
  • ラヴクラフト「狂気の山脈にて」「闇に囁くもの」
  • カーター「墳墓の主」
  • その他多数

【住処】

  • 現在:ユゴス(冥王星またはそれ以遠)
  • 地球拠点:アンデス、アパラチア、ヒマラヤの採掘基地

本報告は、「ユゴスの菌類」「多次元的科学者」として知られるミ=ゴについての調査報告である。

形態的特徴として、甲殻類に似た有翼の体躯を持ち、色を変化させることで意思疎通を行う卵形の頭部を有する。動物的な生理機能は持たず、菌類に近い特性を示す。損傷部位の再生や付け替えが可能で、死亡時には数時間以内に透明な粘液へと溶解し、油性の染みのみを残す。多次元的な共振によると思われる特性により、写真やビデオでの撮影が困難とされる。

高度な外科的技術により、環境や役割に応じた体の改造が可能である。兵士型は殺傷能力に特化したロブスター状の爪と甲羅を、科学者型は通常の二倍の頭部を、また情報保管用の「図書館型」や機動性に優れた「偵察型」など、多様な特殊形態が確認されている。人間の偽装も可能で、皮膚の培養や人体組織の利用により変装を行う。

特筆すべき技術として、生体脳を筒形の生命維持装置に移植する能力を持つ。この「脳収納器」には通信装置が付属し、収容された意識との対話を可能にする。この処置は、情報収集目的だけでなく、彼らが関心を持った個体にも実施される。

ジュラ紀に地球へ到来し、古のものとの戦いの末に北半球を確保。以来、アンデス、アパラチア、ヒマラヤに採掘基地を設置し、地球固有の鉱物資源の採取を継続している。現在の最寄りの拠点は冥王星(ユゴス)に存在するとされるが、さらに遠方との説もある。

思考構造は厳密な因果関係に基づき、不要な情報を排除する一方で、自身の起源など特定の記憶は保持する特徴を持つ。人間特有の直観的思考に関心を示し、研究対象としている。

【存在間関係】

崇拝対象:

  • ニャルラトテップ
  • シュブ=ニグラス

対立:

  • 古のもの(過去の交戦記録)

【能力】

  • バイオ装甲…半透明の緑色の粘液を纏い、身を守る。
  • 催眠…羽音で超音波を出し、影響された人間はその場に釘付けになる。
  • テレパシー…人間にテレパシーを送れる。
  • 虚光…光が一才入らない暗闇の空間を作り出す。

 

 

影響下

  • 地球上の協力者ネットワーク
  • 採掘基地周辺の地域住民

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