ボクルグ

ボクルグ

Bokrug

グレート・オールド・ワン
登場作品
概要
関連/他
  • カーター「The Book of Dismissals」
  • ラヴクラフト「サルナスの滅亡」
  • ラムレイ『Beneath the Moors』
  • 「大いなる帰還」

【住処】

  • 現在:イラーネク(ドリームランド)
  • 過去:イブ、ル=イブ

本報告は、「水蜥蜴の神」「緩慢なる報復者」として知られるボクルグについての調査報告である。

形態的特徴として、青色の水蜥蜴の姿を呈するが、成熟するまでは人間の姿を取るという特異な性質を持つ。この特性により、生まれた子は一時的に人間界で養育され、成長後に故郷へ帰還するとされる。

その本質については複数の解釈が存在する。神格として崇拝を集める一方で、スーム=ハーの神に成りすましたヒト類似種族の一員である可能性も指摘されている。さらに、より危険な存在が仮面を被った姿であるとする説も存在する。

特筆すべき特徴として、冒涜者への報復に関する独特の性質が挙げられる。その報復は数百年の時を経て執行されることもあるが、一旦開始されると迅速かつ破壊的な様相を呈する。サルナスの市の壊滅はその顕著な例とされ、数世紀に及ぶ冒涜の末に一夜にして破壊されたという。

現在はドリームランドのイラーネクで崇拝の対象となっており、ル=イブの失われた亜人類の都市でも同様の信仰が存続している可能性が指摘されている。過去にはイブのスーム=ハーによる崇拝も確認されている。

【存在間関係】

崇拝者:

  • スーム=ハー
  • イラーネクの住民
  • ル=イブの亜人類(推定)

対立:

  • サルナスの住民(滅亡)

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