登場作品
概要
関連/他
- 「Zoth-Ommog」(カーター)
- 「The Fire-Vampires」(ワンドレイ)
【住処】
- 現在:クティンガ(移動天体)
- 過去:フォーマルハウト近傍
本報告は、「炎の吸血鬼の大司祭」「青き稲妻」として知られるフサッグァについての調査報告である。
形態的特徴として、ガス状の青い炎あるいは巨大な青味がかった稲妻の姿で出現するという。
炎の吸血鬼たちの指導者的存在とされ、彼らの集団記憶の中枢として機能している可能性が指摘されている。その性質についてはクトゥグァの器であるとする説と、クトゥグァの子であり将来的にオールド・ワンへと進化する可能性を持つとする説が存在する。
『無名祭祀書』によれば、現在はクティンガと呼ばれる彗星に追放されているとされる。この天体はアンタレス星域に存在する「ノルビー彗星」と同一視され、その軌道と速度はフサッグァ自身によって制御されているという。研究者たちの計算では、この彗星は約400年かけて地球に接近するとされる。
炎の精を率いての活動が確認されており、知的生命体の存在する世界を探索しては定期的に訪問し、数千の生贄を要求するという特異な行動パターンが報告されている。
クトゥグァとの関係性は不明確である。手下である炎の精の形態は異なるものの、両者ともにこれらの存在を支配下に置いているとされる。外見的特徴の相違から別個の存在とする説が有力である一方、同一存在説も存在する。ただし、クトゥグァはフォーマルハウト近傍に封印されているとされ、この点で活動状況に明確な違いが認められる。
【関連魔導書】
- 『無名祭祀書』
【相関】
支配下:
- 炎の吸血鬼
- 炎の精
関連:
- クトゥグァ(親子関係または同一存在の可能性)
【能力】
- 熱…1100度で燃える体で触れたものに火をつける。
- 仲間…炎の吸血鬼と同行する。
- 記憶の燃焼…フサッグァの巻きひげが対象の頭を覆い、その者が持つ記憶を燃やす。その際に、記憶ではなく、頭が燃やされ灰になることもある。