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バースト

バースト

Bast

旧神
登場作品
概要
関連/他
  • 「奇形」(ブロック)
  • 「自滅の魔術」(ブロック)
  • 「ブバスティスの子ら」(ブロック)
  • 「未知なるカダスを夢に求めて」(ラヴクラフト)
  • 「ネクロノミコン アルハザードの放浪」(ラヴクラフト)
  • 「アルハザード」(ラヴクラフト)

本報告は、地球に特別な関心を示す稀有な旧き神の一柱、バーストについての調査記録である。

この存在は多くの名で知られるが、その大半は人類による呼称である。比較的本質に近い名とされる「バル=ソト」を除き、古代エジプトの女神バステトとの同一視など、人類による解釈が混在している。

形態に関する最も重要な特徴は、人類に対して猫やライオンの頭を持つ女性として知覚されることである。この現象については以下の重要な仮説が提示されている:この姿は人間の精神が異質な思考形式を理解しようとする過程で生み出した解釈である可能性、あるいは猫たち自身がバーストのイメージを形作り、人類はその二次的な観測者に過ぎない可能性が指摘されている。他の旧き神同様、その真の姿は人知を超えて恐ろしいものと推測されるが、オールド・ワンや外なる神と異なり、人類との意思疎通に価値を見出し、意図的に知覚可能な姿を示している可能性がある。

主たる影響力として、地球とドリームランドのネコ科生物への支配権を持つとされる。ただし、土星と天王星由来の猫たちには権威が及ばず、これらは他の宇宙的存在と協力関係にあるとされる。この広大な「猫の軍隊」を通じて人間世界の監視と影響力行使を行っており、特に猫への虐待者に対しては、他の猫たちを通じた報復を行うとされる。

歴史的には、アトランティスで最初に崇拝され、その後エジプトに伝播したとされる。ブバスティスを信仰の中心地とし、ネコ科動物の崇拝と死後のミイラ化が行われた。プリンの『妖蛆の秘密』によれば、その儀式の忌まわしさゆえに他宗派により破壊され、一部の信者はブリテン島に逃れ、密かに習慣を維持しているという。

地球への関心の最終的な目的は不明だが、星辰正しき刻に人類と猫が重要な役割を果たす時を予見している可能性が指摘されている。それまでは主に監視者としての立場を保ち、時折地球の事象に介入するとされる。

【関連魔導書】

  • 『妖蛆の秘密』
  • 『サラセンの儀式』
  • 『暗黒の儀式』

【相関】

支配/影響:

  • 地球のネコ科生物(支配者)
  • 人類(監視と交流の対象)

非影響圏:

  • 土星由来の猫
  • 天王星由来の猫

【能力】

  • 猫を呼ぶ…猫を呼び出し、命令を与える。
  • 形態を変える…人の姿だけでなく、猫科の生き物に変身できる。
  • 猫の伝令…猫を通じて伝達ができる。

【恩恵】

  • 猫のささやき…猫科と意思疎通が図れる。
  • 猫形態…猫の姿になれる。

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