バグ=シャース

バグ=シャース

Bugg-Shash

グレート・オールド・ワン
登場作品
概要
関連/他
  • 『Daemoniacal』(サットン)(直接の言及なし)
  • 「盗まれた眼」(ラムレイ)
  • 「Elysia」(ラムレイ)
  • 「The Kiss of Bugg-Shash」(ラムレイ)
  • 『The Transition of Titus Crow』(ラムレイ)

【住処】

  • 不明な暗黒次元(強制的な拘束下)

本報告は、「暗黒次元の捕囚者」「多口の闇」として知られるバグ=シャースについての調査記録である。

形態的特徴として、漆黒の暗闇の中にさえずるような音を発する多数の口と、無数の目を持つ姿を呈する。暗闇でのみ実体化が可能とされ、光による一時的な退散は可能だが、完全な追放には至らないことが確認されている。

能力や特性として、次元を超えた精神的な通信能力を有し、これは特にレグルスと水星の特定の配列時に顕著となる。感応力のある人間への「ささやき」を通じた支配や、死者への支配力の行使が可能とされる。また、生命、特に人間の肉体と精神を捕食する能力を持つことが報告されている。

歴史的背景として、アトランティス時代から魔術師たちに認知されていたとされる。その起源は我々の宇宙外の暗黒次元にあるとされ、現在もその次元に拘束されているとみられる。この拘束は完全なものではなく、適切な儀式により一時的な招来が可能である。

人類との関わりは主に魔術師による儀式を通じた招来の形を取り、この際には「力の五芒星形」による制御が必須とされる。また、精神感応による崇拝者の確保や、それらの崇拝者を通じた地上での影響力の行使が確認されている。秘密の知識との取引も報告されているが、これは多くの場合、犠牲者を得るための罠とされる。

現在の活動として、自身の次元からの完全な解放を目指し、長期的な儀式や計画を実行している可能性が指摘されている。招来時には必ず生贄を要求し、これが用意されない場合は召喚者自身を捕食する習性が報告されている。

重要な仮説として、イブ=ツトゥルとの関連性が指摘されている。両者は『クタート・アクアディンゲン』において「オールド・ワンについた寄生体」として言及されており、同種の存在である可能性が示唆されている。また、両者は「溺者」という共通の呼称で言及されることがある。

【関連魔導書】

  • 『クタート・アクアディンゲン』
  • 『ネクロノミコン』

【相関】

支配者:

  • ヨグ=ソトース(上位者)
  • 不明なグレート・オールド・ワン(寄生先との説あり)

関連:

  • イブ=ツトゥル(同種の可能性)

支配下:

  • 死者
  • 精神感応による崇拝者

【能力】

  • 死体をよみがえらせる…バグ=シャースの体から出る分泌液に触れると、死者はアンデットとして蘇る。
  • 光を支配する…光を嫌うため、顕現する際に光源を消す。
  • 退散…バグ=シャースを退散する適切な呪文を唱えるか、生贄を捧げない限り、退散することはない。
  • ささやき…バグ=シャースの声をささやき聞いたものは精神に影響を与える。
  • 操り人形を創る…バグ=シャースのささやき声で精神が壊れた者は、その体を支配される。

【恩恵】

  • 死体をよみがえらせる…死者をアンデットとして蘇らせることができる。
  • 光を消す…近くにある光源を消せる。
  • 都合の良い操り人形…バグ=シャースを一時的に体に取り込み操らせる。

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