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バイアクヘー/ビヤーキー

バイアクヘー/ビヤーキー

Byakhee

奉仕種族
登場作品
概要
関連/他
  • 「The Book of the Gates」(カーター)
  • 「アンドルー・フェランの手記」(ダーレス)
  • 「エイベル・キーンの書置」(ダーレス)
  • 『クトゥルフ神話図説』(ピーターセン)
  • “Deities and Demigods Cyclopedia”(ウォード&クーンツ)
  • 「永劫の探究」

【住処】

  • 星間空間
  • ユゴスへの往来あり

本報告は、名状し難きものハスターに仕える星間種族、ビヤーキーについての調査記録である。

形態的特徴として、コウモリ、鳥、モグラ、そして腐敗した人間の特徴を併せ持つ異形の存在である。通常の物質で構成されており、一般的な武器による損傷を受けうる。腹部には「フーン」と呼ばれる特殊な器官を有する。

能力面では、高い知能と狡猾さを持ち、一部の個体は呪文を使用することができる。最も特徴的な能力は星間移動能力である。通説では、フーン器官を用いて空間を折り畳み、二地点間をほぼ瞬間的に移動するとされる。この能力により、乗り手を星々の間で運ぶことができるが、乗客は宇宙空間での生存のため「畏怖すべき黄金の蜂蜜酒」の摂取が必要とされる。

生態として、恒常的な地球の拠点は持たないものの、ユゴスその他の世界への往来が確認されている。主な生息域は星間空間とされる。

召喚方法は詳細に記録されている。アルデバランが地平線上に昇る夜に、特殊な笛を用い、定められた詠唱(「イア!イア!ハスター!…」)を行う。通常、旧き印の使用も必要とされる。召喚されたビヤーキーは星間空間から呼び出し者の元へ飛来する。

用途として、ハスターの儀式への参加と、星間移動の乗物としての使役が主として知られている。特にシュリュズベリイ博士は、遠隔地への移動手段およびクトゥルー勢力からの逃亡手段としてこの存在を利用した記録がある。

【関連魔導書】

  • 『古代ルーンの伝説』

【相関】

従属:

  • ハスター(主人)

利用者:

  • 人類の魔術師(召喚・使役者)
  • シュリュズベリイ博士(移動手段として)

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