ハン

ハン

Han

グレート・オールド・ワン
登場作品
概要
関連/他
  • 「The Book of Preparations」(カーター)
  • 「The Utmost Abomination」(カーター&C.A.スミス)
  • 「星から訪れたもの」(ブロック)
  • 「Scales of Justice」(マッキー)

【住処】

  • レン高原

本報告は、「暗きハン」「予言の先触れ」として知られるハンについての調査報告である。

形態的特徴として、半ば人間のような姿を持つとされ、影のような形態で出現することもある。その姿は次第に実体化し、最終的に完全な形で顕現するという。

イグとの関係性については複数の解釈が存在する。イグの子孫である可能性や、イグによって選ばれ特別な能力を授けられた存在である可能性が指摘されている。その半人的な特徴から、かつて人間もしくは蛇人間であった個体が変容した存在との推測もなされている。

不吉な予兆をもたらす存在とされ、特定の人物の背後に影として現れ、数日間に渡って追跡した後に姿を顕すという。この出現に際して対象者に未来視の能力を付与することがあり、多くは破局的な出来事の予見を伴う。一見すると人類への警告とも解釈できるこの行為だが、その真意についてはイグやオールド・ワンたちの意図に関連するものと推測されている。

D.メールシェ夫人の『私の暗い鏡』によれば、ハンはバイアティスと名前不詳の第三の存在とともに「運命の三神」を形成し、ニャルラトテップの意思を伝える器として機能するという。この三者の合一は世界の終焉と人類の苦難の始まりを示すとされている。

『妖蛆の秘密』には、オールド・ワンたちの時代の再来に際してハンが出現することが予言されており、その居処は不可解なレン高原とされる。そこでイグに関連する何らかの重要な品を守護しているとの記述がある。

【関連魔導書】

  • 『妖蛆の秘密』
  • 『私の暗い鏡』

【相関】

血縁・従属:

  • イグ(親もしくは主との説)
  • ニャルラトテップ(意思の伝達者との説)

関連:

  • バイアティス(運命の三神の一員)
  • 名前不詳の第三存在(運命の三神の一員)

支配下:

  • かつてのヘビ人間の崇拝者たち

【能力】

  • 予言…正確な未来を教えてくれる。
  • 黒い強風…ハンを纏っている霧は渦巻いていて、手足を使い渦を強めることができる。
  • 影のクリーチャー…ハンの外套は動くと剥がれ、蝙蝠や蛇のような影のクリーチャーになり消え去る。
  • 霧のベール…半径50m内で霧が発生し、その霧の中にいると幻覚や幻聴が聞こえる。

【恩恵】

  • 先見…一瞬を切り取ったような予知能力が身につく。

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