登場作品
概要
関連/他
【相関】
- 宇宙全域(大部分は不活性状態)
本報告は、「宇宙的伝染病」「生命の汚染者」として知られるハスターリクについての調査報告である。
形態的特徴として、微生物程度の大きさの無数の部位からなる集合体であり、その細胞は宇宙全体に広がっているとされる。各部位は何らかの仕組みで相互に連結しているとみられるが、多くは不活性状態にあると考えられている。
宇宙全体に広がるその存在は、惑星に降り立つと、その生命の根源を汚染し変容させる。既存の伝染病を強化・変異させ、細胞レベルでの突然変異を引き起こすことで、生態系全体に影響を及ぼす。一説では、この破壊的な影響はハスターリクの本質的な目的ではなく、その存在がもたらす副次的な現象に過ぎないとされる。
宇宙的意識の働きについて、一度に単一の「地域」や惑星にのみ意識を向けることができ、他の部位は休眠状態を維持するという説が有力である。一方で、脳の異なる領域が個別の機能を司るように、複数の場所で同時に活動する可能性を指摘する研究者も存在する。
局地的な病気の大流行は、この存在の一部が小群となって生命体に侵入することで引き起こされる。この現象には他のオールド・ワンや魔術師、特定の宇宙的状況が触媒として必要とされる。14世紀の腺ペストや20世紀前半のインフルエンザの世界的流行は、ハスターリクの影響を受けた可能性が指摘されている。
【相関】
影響が示唆される歴史的事象:
- 14世紀 腺ペスト大流行
- 20世紀前半 インフルエンザ世界的流行
存在間関係: 触媒的存在
- 特定のオールド・ワン
- 魔術師
【能力】
- 変化…ハスターリクが存在すると、その周囲の細胞や細菌が活性化され変異する。
【恩恵】
- 保菌者…ハスターリクの一部を見たものは、魔術的な方法で自身の体にハスターリクの一部を飼うことができる。その時、触れた対象を病気にしたりできるが、自身も変異する可能性がある。