【登場作品】
- 「不知火」 (アタナジオ)
- 「暗黒の儀式」 (ラヴクラフト&ダーレス)
- 『地を穿つ魔』 (ラムレイ)
- 『旧神郷エリシア』 (ラムレイ)
- 『幻夢の時計』 (ラムレイ)
- 「妖虫」 (キャンベル)
- 「角笛を持つ影」 (クライン)
- 「ニャルラトテップの仮面」 (ディティリオ&ウィリス)
- 「闇棲みつくもの」 (ダーレス)
- 「蠢く密林」 (ドレイク)
- 「夜のしじま」 (ハーバー)
- 「ユゴスからの侵略」 (ハーバー)
- 『クトゥルフ神話図説』 (ピーターセン)
- 「ルルイエの浮上」 (ピーターセン)
- 「尖塔の影」 (ブロック)
- 「無貌の神」 (ブロック)
- 「闇の魔神」 (ブロック)
- 「壁の中の鼠」 (ラヴクラフト)
- 「ナイアルラトテップ」 (ラヴクラフト)
- 「ヨゴス星より」 (ラヴクラフト)
- 「魔女の家の夢」 (ラヴクラフト)
- 「未知なるカダスを夢に求めて」 (ラヴクラフト)
- 「闇をさまようもの」 (ラヴクラフト)
- 「セレファイス」 (ラヴクラフト)
- 「古燈台」 (ラヴクラフト)
- 『Selected Letters III』 (ラヴクラフト)
- 『Selected Letters IV』 (ラヴクラフト)
- 『Selected Letters V』 (ラヴクラフト)
- 「In ‘Ygiroth」 (デビル)
- “City beneath the Sands” (ディティリオ&ウィリス)
- 「The Worm of Urakhu」 (ティアニー)
- “Return to Dunwich” (ハーバー)
- “Keeper’s Compendium” (ハーバー)
- “The Arkham Evil” (ダイパーほか)
- “Delta Green” (デトワイラー、グランシー&タインズ)
- “One in Darkness” (イジンウィル & ライアンズ)
- “Horror on the Orient Express” (ギランほか)
- 「Mr. Skin」 (ミラン)
- 「The Willow Platform」 (ブレナン)
- “The Ten Commandments of Cthulhu Hunting” (ピーターセン & モンロー)
- “Eyes for the Blind” (ハレット&イジンウィル)
- “Thoth’s Dagger” (ハンブリン)
- 「The History of Nephren-Ka」 (ハリス)
- “The Kingsport Cult” (ロス)
- “Escape from Innsmouth” (ロス)
- “Ye Booke of Monsters” (アニオロフスキー)
- “The Sundial of Amen-Tet” (アニオロフスキー)
- “A Resection of Time” (S.ジョンソン)
- “Regiment of Dread” (ギラン)
- 「The Madness out of Space」 (キャノン)
その他の関連作品:
- 「永劫より」
- 「墳丘の怪」
- 「ナグとイェブの黒き連祷」
- 「暗黒のファラオの神殿」
- 「ネクロノミコン アルハザードの放浪」
- 「アルハザード」
- 「アーカム計画」
【住処】
- 世界の中心にある洞窟(二人の知性なきフルート奏者と共に)
- 各化身はそれぞれの活動地域に出現
【概要】
本報告は、「這い寄る混沌」「千の姿を持つ者」として知られる、外なる神の使者ニャルラトテップについての調査記録である。
本質的性質として、外なる神やグレート・オールド・ワンの使者、アザトースの代弁者、宇宙の真の神々の心魂として知られる。神格の中で唯一明確な「人格」を持ち、その根底には混沌と破壊の性質が存在する。神々の意志が実体化した存在とも言われ、多様な外なる神々の意志を反映した複数の姿を持つ。各化身は独立して活動しながらも、単一の意志によって結びつけられている。主たる「主人たち」には従順でありながら、軽蔑的な態度を示すことも特徴的である。
行動様式として、宇宙に存在する下級種族との交流に化身を利用し、各文化に適応した姿で現れる。人類の集合的無意識から姿を作り出すとされ、そのため地域により異なる形態で認識される。人類に対しては好意的な態度を装い、権力、富、秘密の知識などを提供する代わりに奉仕を要求する。しかし、その目的は常に混沌の促進にあり、世界規模から個人レベルまで様々な破壊をもたらす。
人類への影響として、道徳心の崩壊と究極の利己主義を助長する。その甘美な言葉は最終的に苦いものとなり、関わった者たちは自身の行為が混沌を招いただけであったことを悟る。『ネクロノミコン』の予言によれば、人類を「グレート・オールド・ワンと同じ」存在へと変容させることを目指すとされる。
重要な仮説として、人類の自由意志を利用して旧きものの封印を解く意図が指摘されている。外なる神やグレート・オールド・ワンには直接解放できない束縛を、人類の意志を通じて解くことを目論んでいる可能性がある。
確認されている主要な化身:
- アトゥ
- 暗黒の男
- 暗黒のファラオ
- 暗黒の魔物
- 浮き上がる恐怖
- 疫病をもたらすもの
- オールド・ワンの使者
- 影たまり
- 黄色い仮面のもの
- 黒い風
- 骨格の恐怖
- シュゴーラン
- 白い男
- セト
- ダーク・ワン
- 小さき這うもの
- 血塗られた舌の神
- 角を持つ男
- テスカトリポカ
- トート
- 嘆きもだえるもの
- 憎しみの像
- 這い寄る霧
- 皮膚なきもの
- 膨らんだ女
- 緑の男
- 無貌の神
- 野獣
- 闇に棲みつくもの
- 闇に吠えるもの
- 闇の魔神
- 闇をさまようもの
- ルログ
【関連魔導書】
- 『ネクロノミコン』
- 『アザトースの書』
- 『妖蛆の秘密』
- その他多数
【相関】
主従関係:
- アザトース(代弁者として)
- 外なる神およびグレート・オールド・ワン(使者として)
支配/影響:
- 人類(誘惑、操作、変容の対象)
- 各地の崇拝カルト
- 二人の知性なきフルート奏者(従者)
【能力】
- 死体を動かす…30m以内の死体を動かすことができる。
- 死の接触…触れた対象に傷を負わせることができる。
- 怪物の召喚…従者問わず、様々な神話生物を召喚できる。
- 憑依…信者の体に憑依することができる。