【登場作品】
- 「セレファイス」 (ラヴクラフト)
- 「未知なるカダスを夢に求めて」
- “Wizards of Hyperborea” (フルツ&バーンズ)
- “H.P. Lovecraft’s Dreamlands” (ウィリアムズ&ピーターセンほか)
- “Kadath/The Vision and the Journey” (ウィンター=デーモン)
【住処】
- セレファイス
- ドリームランドの他の場所(小さな神殿が存在)
【概要】
本資料はナス=ホルタースと呼ばれる存在についての調査報告である。
外見的特徴として、ブロンドの髪と瞳のない銀の目を持つ漆黒の肌の人間の姿をしているとされる。通常は馬に乗り、常にライオンを連れており、きめ細やかな意匠の銀製の鎧を着け、空色の絹で織られた前開きのローブを身にまとい、黒オパールの付いた金の冠をかぶっているという特徴がある。
現在、主にセレファイスで崇拝されており、トルコ石でできた神殿では、蘭の花冠を戴く80人の神官たちが一万年前の建立時から変わることなく仕えている。ドリームランドの他の場所にも小さな神殿が存在するとされる。
特筆すべきは、その歴史的背景と特殊な能力である。ハイパーボリア時代には月の神として知られ、すべての夢を見守り、人々を悪夢から守り、統治者たちを導いたとされる。彼の像は二つの顔を持つという特徴があり、ライオンは彼にとって神聖な動物であり、時に特別な好意を持った人を助けるために黒い影のようなライオンを送ることがある。
彼の崇拝者以外にはすぐに腹を立てるとされるが、崇拝者には非常に忍耐強い。時折仲間の神と口論することもあり、怒らせられると自身が敗北する可能性があっても少なくとも1時間弱は戦い続けるという。戦闘においては通常、最も高い精神力を持つ敵を攻撃し、他の敵は崇拝者や従者のライオンに任せる傾向がある。
攻撃能力としては、手からこぶし大の火の玉を発射することができ、どんな距離でも必ず命中するという。また、近接戦闘時には空中から銀の戦槌を呼び出すことができ、戦いが終われば見えなくなるという魔力を持った武器を使用する。
【相関】
- 大いなるもの(地球の神々)の一員