登場作品
概要
関連/他
【住処】
- カルトにより用意された閉鎖空間(穴や地下室など)
本報告は、犠牲者の顔で構成される恐るべき存在、チャコタについての調査記録である。
形態的特徴として、この存在は複数の人間の顔で構成されており、各々の顔は深い苦悩を表現している。すすり泣き、叫び声、泣き叫びなど、大きな悲しみや怒りの感情を絶え間なく表出する。移動能力は限定的で、特に傾斜地の昇行が不可能という特徴を持つ。
この存在の創造には特異な儀式が必要とされる。自発的な生贄の志願者が必要不可欠で、その者は魔術的儀式により消化され、その顔が新生するクリーチャーの最初の顔となる。創造直後は給餌が必要だが、やがて自力での捕食を開始する。
捕食の過程で特筆すべきは、犠牲者の顔が摂取から約2時間後に体表に出現する特性である。複数の顔による噛みつきと捕食により獲物を殺害し、犠牲者の数に明確な上限は存在しない。その結果、体躯は継続的に増大していく。知人の顔を認識した場合、目撃者の精神に特に重大な影響を及ぼすとされる。
能力面では、顔の数に比例して強度が増加する。顔1つにつき、筋力(STR)、体格(SIZ)、体力(CON)、精神力(POW)が5ポイントずつ上昇する。一方、敏捷性(DEX)は常に15、移動速度は4で固定されている。
カルトによる利用形態としては、主に生贄の「祭壇」または守護者として、逃走不可能な穴に封じ込めて運用される。
【相関】
- 創造に関与したカルト(使役者)
- 生贄および犠牲者(顔の供給源)
【能力】
- 泣き声…チャコタの泣き声を聞いた者は正気度を失う。