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ダゴン

ダゴン

Dagon

唯一の神

登場作品

【登場作品】

  • インスマスを覆う影」 (ラヴクラフト)
  • ダゴン」 (ラヴクラフト)
  • 「ダゴンの鐘」 (ラムレイ)
  • 「ダゴンの末裔」
  • 「暗黒神ダゴン」
  • “The Return of the Deep Ones” (ラムレイ)
  • “A Guide to the Cthulhu Cult” (ペルトン)

【住処】

  • 深海域
  • 自由に大洋を移動

概要

【概要】

本報告は、深きものの神のごとき指導者として知られる、父なるダゴンと母なるハイドラについての調査記録である。

形態的特徴として、両者は「普通の」深きものから途方もない大きさにまで成長したとされる。その身体的特徴について、6メートルから30メートルに及ぶという複数の報告が存在する。特にダゴンは、巨大な深きものの姿で現れ、まれに霧の雲として出現することもあるという。

両者は深きものの社会における最高指導者とされるが、その統治形態については不明な点が多い。日常的な社会支配を行使しているのか、あるいは名目上の長老として思索的な生活を送っているのかは明確ではない。年齢は数百万年に及ぶとされ、大いなるクトゥルフと深きものの関係性から見て、本来は偉大な大司祭と大女祭の地位にあったと推測される。

その起源については複数の説が存在する。インスマスの住人の証言では、クトゥルフの星の落とし子とする説がある。また、「ダゴン」と「ハイドラ」という名が特定の血筋で受け継がれる敬称であり、個体名ではないとする説や、両者が大いなるクトゥルフの一面あるいは化身であり、ルルイエに封じ込められていないクトゥルフの一部であるとする解釈も存在する。

人類との関わりは古代から広範に及ぶ。古代メソポタミア、カナン、アッシリア、ウガリット、エルバではダゴンが豊穣神として崇拝され、旧約聖書にはペリシテ人の神として記録されている。マリのドゴン族の文化では、星々からやって来る魚のような祖霊として崇敬されてきた。これらの類似性は、深きもののダゴンとハイドラとの直接的な関連を示唆する可能性があるが、偶然の一致である可能性も否定できない。

現代においては、マサチューセッツ州インスマスのダゴン秘密教団が知られている。同教団は1927年、奇妙な失踪事件と非合法活動の報告により政府関係者の襲撃を受けている。また、大洋の民間伝承や「海の怪物」目撃談にも、これらの存在との類似性が見られる。クラーケンや海蛇などの伝説は、ハイドラとダゴンの目撃に起因する可能性が指摘されている。

関連/他

【関連魔導書】

  • 『ダゴンへの祈り』
  • 『ポナペ教典』
  • 『ネクロノミコン』

【相関】

【能力】

  • 手先を召喚する…深きものもしくはクトゥルフの落とし子を召喚する

【恩恵】

  • 水中呼吸…水中でも呼吸ができるえらができる
  • 深きものを呼ぶ…海岸地帯で深きものを召喚できる

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