アイホート

アイホート

Eihort

グレート・オールド・ワン
登場作品
概要
関連/他

JRC「嵐の前に」

  • “Before the Storm” (キャンベル)
  • “The Franklyn Paragraphs” (キャンベル)
  • “The Pale God” (キャンベル)
  • 『視界から去るもの』(ローランド・フランクリン)
  • 『グラーキの黙示録』

【住処】

  • セヴァン渓谷のブリチェスターという町の郊外にある、かつて魔女が住んでいたという廃屋の地下の巨大な迷宮
    • イギリスのセヴァン谷地下迷宮
    • キャムサイドの地下
    • ミスカトニック大学の地下室(入り口)
    • 多次元に繋がる「門」を持つ迷宮

本資料はアイホートと呼ばれる存在についての調査報告である。複数の目撃証言から、その外見は巨大な白色の楕円体で、下部から無数の細い脚を持ち、頭部には絶えず形を変える目と脈動する表皮を持つ球状の器官を有することが確認されている。
現在、イギリスのセヴァン谷地下に存在するとされ、古代の魔術による封印で閉じ込められているという説が有力である。ただし、これが真の封印なのか、あるいは当該存在の意思による潜伏なのかは現時点で結論が出ていない。
特筆すべきは、人間への特異な干渉方法である。テレパシーによる直接的な精神接触を行い、対象に従僕となることを提案する。この提案を拒否した場合、対象は例外なく死亡している。一方、承諾した場合はさらに興味深い現象が報告されている。対象は一時的な記憶喪失を経験した後、体内に「雛」と呼ばれる何らかの存在を埋め込まれる。その後、被験者は段階的に異常な幻覚体験を報告するようになり、最終段階では体が裂開し、多数の小型生物が出現するという極めて特異な事例が記録されている。
当該存在の影響は死後にも及ぶとされ、埋葬された遺体が地下へ引き込まれる事例も報告されている。また、その居住域とされる迷宮は通常の物理法則に従わず、世界各地に「門」を持つことが示唆されている。
近年、当該地域における原因不明の失踪事件の増加と本事象との関連性が指摘されており、さらなる調査が必要とされている。また、同地域に存在が示唆される他の未確認生物との相互関係についても、今後の研究課題となっている。

【相関】

  • 同類関係
    • バイアティス(同じ地域に存在する可能性)
    • グラーキ(同じ地域に存在する可能性)
  • 支配/統率
    • 「雛」や「落し子」の生みの親
    • 契約者への精神的支配
  • 上位存在
    • グレート・オールド・ワンの一員
  • 崇拝関係
    • ローランド・フランクリンのカルト
    • 契約による従僕の存在

【能力】

  • アイホートの契約…アイホートに不運にも遭遇した人間は、質問を迫られ受け入れた場合、体の中にアイホートの雛を植え付けられる
  • アイホートの雛…雛が生まれると、犠牲者やその他の人間を食べようとする、また彼らは集まって人間に擬態することもできる
  • 精神を操る…①転移…アイホートの精神を対象に移し、体を乗っ取る ②幻影…5分間、対象に望んだ感覚を感じさせることができる ③恐怖心を強める…200m以内の人間の恐怖心を強める ④痛覚…対象に精神波を飛ばして痛みを与える

【恩恵】

  • 雛の世話人…アイホートの雛を植え付けられた人間は、精神的に雛と繋がり、雛を危機から保護しようとする
  • 雛の保有者…アイホートの雛は保有者に対し、身体的に操ることができる
  • 精神の混乱…他の人間を混乱させることができる

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