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シャッガイからの昆虫

シャッガイからの昆虫

Insects from Shaggai

独立種族
登場作品
概要
関連/他
  • 「妖虫」(キャンベル)
  • 「シャッガイ」
  • 「The Queen」(サンマルコ)

【住処】

  • 現在:イギリスのセヴァン谷ゴーツウッド村(主要コロニー)
  • 過去:シャッガイ(故郷)、ザイクロトル、スーゴン、リーギクス(天王星)、エジプト(噂)

本報告は、故郷の惑星を失い地球に移住した、超次元の光合成昆虫種族についての調査記録である。

形態的特徴として、鳩ほどの大きさで、触毛の生えた10本の脚を持ち、3つの口からは一房ずつの触覚が垂れ下がっている。巨大な眼球と半円形の翅を備える。地球の昆虫とは全く異なる構造を持ち、光合成による栄養摂取が可能な種族である。

かつてシャッガイと呼ばれる惑星または次元に居住し、灰色の球状建造物に住まい、円錐形の金属神殿でアザトースを崇拝していた。強力な魔術師としても知られ、古来の記録では最も忌むべき存在として言及される。『ナコト写本』には、彼らが召喚し、やむを得ず自身の世界に封じ込めた何かについての記述が含まれているとされる。

故郷の破壊時、多くは不壊の灰色金属で作られた神殿宇宙船で脱出し、既に植民していた近隣の星々も含めて、複数の世界を渡り歩いた。知られている一群は、シャッガイからザイクロトル、スーゴン、リーギクスを経て中世の地球に至った。一説では、さらに早期に地球を訪れ、エジプトのピラミッド建設に関与した個体もいたとされる。

現在、最大のコロニーはイギリスのセヴァン谷にあるゴーツウッド村付近とされる。地球の大気に含まれる未知の成分により、他世界へのテレポートや長距離飛行が不可能となり、この地に囚われた状態となっている。

極めて長命で成体になるまでに数世紀を要し、進んだ科学技術を持ち、精神力を操作する武器や装置を使用する。食事の代わりに光合成で活動エネルギーを得る一方で、奴隷種族への拷問から異常な快感を得ることに耽溺する退廃的な性質を持つ。ザイクロトル星の存在を奴隷として連れてきており、現在も人類の操作を試みている。

人間の脳と物理的に融合する能力を持ち、これを利用してアザトース崇拝のカルトを確立し、宿主の精神を操作して高揚感を与え、幻影で彼らの歴史と発見を示してきた。かつて魔女カルトを支配し、アザトースへの生贄を求めていたが、魔女狩り師マシュー・ホプキンスによって壊滅させられた。現代では政治や科学分野への浸透が噂され、目に見えないメッセンジャーを人間の脳に送り込み、様々な事案を操っているとされる。

【関連魔導書】

  • 『ナコト写本』
  • 『ミサ・ジ・レクイエム・ペルシュジャイ』

【相関】

  • 崇拝:アザトース
  • 支配:ザイクロトル星の奴隷種族、人間の魔女カルト(過去)
  • 対立:マシュー・ホプキンス(魔女狩り師)
  • 関連:ニャルラトテップ(ルログ)、ザーダ=ホーグラ

[別称:シャン]

【能力】

  • 融合…人の脳と融合し、夜のみ体を支配する。
  • 精神攻撃…融合した宿主の脳から記憶を取り出し、また自身の記憶を与えることもできる。

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