登場作品
概要
関連/他
- 「The Color from Beyond」
- 「From Beyond the Stars」
- 『The Winds of Zarr』
【住処】
- ザールの核(ゼンティルクス銀河の中心世界)
本報告は、惑星ザールの核に棲み、不定形の姿を持ち、生命創造の能力を有するとされる異形の存在についての調査記録である。
形態的特徴として、『ネクロノミコン』によれば大きな不定形の存在であり、地球のショゴスに類似しているとされる。一説では、ショゴスはザソグの肉から古のものが創造した存在とされるが、この説には異論も多い。
エイボンの記述によれば、旧きものとの戦いの後、その眷族が幽閉され、打ち破られ、追放される中で身を隠していたという。その後ゼンティルクス銀河の中心世界であるザールに辿り着き、そこの住人たちの崇拝を受けるようになった。ザールに時空を行き来する能力を与え、グレート・オールド・ワンの解放と引き換えに一つの宇宙を約束したとされる。
ウボ=サスラの双子、あるいはそこから分離した存在という説があり、この説に従えばザソグもまた無数の異様な生命体を産み出す能力を持ち、それらは成長して離れるか、再吸収されるとされる。両者は完全体となるため、いずれ再び一つになろうとしているという。
『エイボンの書』には《ザソグへの祈り》として知られる儀式が記されているが、その性質については招来の儀式とする説と撃退の手段とする説があり、実際の効果は未確認である。
【関連魔導書】
- 『ネクロノミコン』
- 『エイボンの書』
【相関】
- ウボ=サスラ(双子または分離体という説)
- ショゴス(自身の肉から創造されたという説)
- ザール(時空間移動能力を与え、宇宙を約束)
- 旧き神(強い憎悪を抱く)
【能力】
- ザソグの雛…ザソグは落とし子を産み、またその子を食べることもある。
- 吸血のタッチ…ザソグに触れられたものは、生命力を奪われる。
- 知性あるもの…ザソグはウボ=サスラと違い、知性がある。