
【完全版】サクサクルース│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※
Cxaxukluth/Ksaksa-Kluth
目次
基本設定・概要
危険度: ★★★★★★★★★☆
本報告は、アザトースの雌雄同体の落とし子であり、「夜の深いとばり」に独居する、共食いの性向を持つ異形の存在についての調査記録である。
形態的特徴についての詳細な記述は確認されていない。
大昔に成体となり、かつてはユゴスに子孫たちと共に棲んでいたが、その共食いの性癖により忌避され、置き去りにされたとされる。現在は「夜の深いとばり」と呼ばれる空間に独りで棲んでおり、この場所は既知の宇宙から離れた虚無または孤立した空間だと考えられている。
『イルミナトス・コスミカ』によれば、定期的にユゴスを訪れており、その際にはミ=ゴが惑星を明け渡さざるを得ないという。他の神話存在に対して攻撃的で、近づいた者を殺して喰らうことがあるとされ、これが生命を絶やすことへの欲望によるものか、生存のための手段であるかは不明である。
【住処】
- 現在:「夜の深いとばり」(既知の宇宙から離れた空間)
- 過去:ユゴス(子孫たちと共に)
ゲーム上ステータス・能力・恩恵等
ステータス(7版)
STR | CON | SIZ | DEX |
1000 | 700 | 1500 | 80 |
POW | HP | MP | DB |
500 | 220 | 100 | +30D6 |
ビルド | 移動 | 正気度喪失 |
31 | 25 | 1D10/1D100 |
行動
- 攻撃回数:10回
- 近接戦闘:90%/10D6(痛みの接触)+15D6
- 痛みの接触:サクサクルースが触れたものは全て燃えて溶けていく。10D6のダメージを与える。
- わしづかみ:90%/10D6(痛みの接触) …わしづかみした対象を次のラウンドで呑み込む。抜け出すにはSTRかDEXでクリティカル成功する必要がある。
装甲
- なし。
- サクサクルースに触れた武器は10D6のダメージを受ける。ダメージ後に壊れなかった場合、サクサクルースにダメージを与える。魔力を付与している武器なら壊れないかもしれない。
- HPが0になれば干上がり殻となる。その後1000年後に復活する。
魔術
- 呪文:なし。
能力
- 魔術を無に帰す:サクサクルースの100m以内で発生する魔術は失敗することがある。
恩恵
- 痛みを授ける:触れたものの肉を溶かす能力が身につく。
- 他者を吸収する:対象の人間を吸収することができる。
シナリオ導入例・演出のヒント
原作「The Family Tree of the Gods」では
- 名前のみの登場で詳細不明。
シナリオ導入例
1:天体観測異常型
- 冥王星軌道付近で観測される謎の重力異常と光の屈折現象
- 天文台職員が「星が一つずつ消えていく」光景を目撃
- ミ=ゴの宇宙船が地球圏に逃走してくる
- 地球のミ=ゴ基地から発信される救難信号の受信
- 通常は敵対的なミ=ゴが「より大きな脅威からの保護」を人類に要請
- ユゴス方面から飛来する「何か」に怯えるミ=ゴの証言

サクサクルースの親族すら暴食で手に負えないからと、放置している存在です。ステータスや能力の強さから普通に戦うのは無理なので、ミ=ゴと協力して戦わず逸らすように誘導するのが良いかもしれません。
演出のヒント
1:共食いの恐怖演出
- 食事痕跡:骨も血痕も残らず、存在そのものが消化された痕跡
- 捕食音響:咀嚼音が聞こえないのに、何かを飲み込む音だけが響く
2:ミ=ゴの恐怖反応演出
- 技術的優位の無効化:高度なミ=ゴ技術がまったく機能しない
- 集団パニック:普段冷静なミ=ゴが人間的な恐怖反応を示す
- 撤退行動:ユゴス全体を放棄してでも逃げる



ミ=ゴが逃げ出すくらいなので、科学的技術で太刀打ちができなかったのかもしれません。ミ=ゴは頭の色が変わるので、それで恐怖やパニックをイメージする色にさせると探索者からの信用も得られるかも。
イラスト・ファンアート・素材紹介


- イラスト:Bigeggs様「Cxaxukluth by Bigeggs on DeviantArt」


- 素材:インスマス計劃様「クトゥルフ神話生物素材集 第8弾!! – インスマス計劃 – BOOTH」
単品価格:200円
他の神話生物・魔導書との関連
【相関】
![]() ![]() | ![]() ![]() | |
フジウルクォイグムンズハー 子 | ミ=ゴ ユゴスからの撤退を強いる |
【関連魔導書】
- 『イルミナトス・コスミカ』(フェーデル・セプルクリ著)
登場作品
- 「The Family Tree of the Gods」
- 「The Throne of Achamoth」