グロース

グロース

Ghroth

外なる神
登場作品
概要
関連/他
  • 「The Tugging」(キャンベル)
  • “Spawn of Azathoth”(ハーバー)
  • “Music of the Spheres”

【住処】

  • 現在:宇宙空間(放浪)
  • 過去:訪問した惑星(イェリスカ、モーモル、シャッガイ、地球など)

本報告は、惑星規模の巨大な天体として宇宙を放浪し、「先触れなるもの」「惑星を殺すもの」として知られる異形の存在についての調査記録である。

形態的特徴として、惑星ほどの大きさを持つ黒い天体であり、その表面は生命を持ったガスと灰、溶けた鉄で構成されている。巨大な赤い単眼を備えており、必要に応じてこれを閉じることで存在を隠すことができる。

狂気をもたらす天球の音楽を放ち、この不吉な旋律は外宇宙に届き、死して眠るオールド・ワンたちを目覚めさせる。この音楽は「星々を調整する」性質を持ち、宇宙の構造を再構築し、外なる神々やオールド・ワンたちに適した状態に変容させる。一部の学者はこれを自然に反する力として捉え、宇宙の基本法則を暗黒の音楽で歪める存在だと考えている。

惑星を破壊する強大な力を有し、イェリスカ、モーモル、シャッガイといった惑星の消滅の原因とされ、バオート・ズックァ=モグを地球への逃亡に追い込んだ。『グラーキの黙示録』によれば、約6600万年前に地球を通過し、白亜紀-第三紀(K-T)の大規模絶滅を引き起こし、地球上の生命の4分の3が死滅した。

グロースの接近は巨大な津波や強力な嵐、地震などの惑星規模の異常現象を伴う。その進路変更や防御については、魔術的防御による回避を主張する説と、他の外なる神や旧き神のみが対抗しうるとする説が存在する。アザトースとの関係についても創造と破壊の二面性説が存在するが、確たる証拠は得られていない。

【関連魔導書】

  • 『グラーキの黙示録』

【相関】

  • 関連:アザトース(同一存在の一面説)
  • 対立:バオート・ズックァ=モグ(追放者)
  • 支配:グレート・オールド・ワン(目覚めさせる存在)
  • 対立:外なる神、旧き神(抑止力説)

[別称:ネメシス、先触れなるもの、惑星を殺すもの]

【能力】

  • 宇宙の再調整…惑星の軌道を変えることでき、そうして崩壊させたり、新たな惑星を誕生させたりする。
  • 天球の音楽…終わることのない歌を歌い、他の神を呼び起こす。

【恩恵】

  • 終わりは近い…グロースが惑星に近づく時、災難が起こることを幻聴や夢で予期する。

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