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【完全版】グロス=ゴルカ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】グロス=ゴルカ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Groth-Golka

グレート・オールド・ワン

危険度: ★★★★★★★☆☆☆

本報告は、「奇怪な竜のような鳥の神」として描かれ、南極の地下に関係を持つ異形の存在についての調査記録である。

形態的特徴として、竜のような鳥の姿をしており、その形状は古代の壁画や彫像に記録が残されている。

『エイボンの書』によると、アンタルクトスの山の下に棲んでおり、「黒い円錐」と関わりを持つとされる。この円錐については、強力なエネルギー装置に関する暗号である可能性や、時間や物質を反転させる「闇の門」の一つとする説があり、氷の下に閉じ込められた古代の創造物と何らかの関係を持つ可能性が示唆されている。

『イールの陰謀』では、ムノムクァの「兄弟」とされ、かつてはドリームランドの月に共に棲んでいた可能性が示唆されている。両者の関係については、ウォリックのジェイコブは同一存在の二つの形態であると断定している。

その表象を目にした者は耐えがたい悪夢に苦しめられ、この効果は「あの世からの漁夫」の影響と類似している。1881年にパタゴニアで発見された洞窟壁画には、この漁夫を伴うグロス=ゴールカが人間を虐殺する様子が描かれていた。

先史時代より広く崇拝の対象となり、バル=サゴース、アトランティス、ハイパーボリアに神殿が存在し、現在でもアフリカ、南米、北極圏に信仰が残っている。中央アフリカでは近年、この存在を描いた壁画や彫像を含む遺跡が発掘されている。

【住処】

  • 現在:アンタルクトス山の地下(黒い円錐の近く)
  • 過去:ドリームランドの月(推測)、バル=サゴース、アトランティス、ハイパーボリア(神殿所在地)

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
190220260120
POWHPMPDB
1154823+5D6
ビルド移動正気度喪失
610/飛行451D8/1D20

行動

  • 攻撃回数:4回(近接)/1回(尾のとげ)
  • 近接戦闘:75%/3D6
  • くちばし:75%/3D6+2D6
  • 体当たり:75%/5D6
  • 尾のとげ:装甲を無視してダメージを与える。20mの射程内で飛ばして攻撃することもできる。飛ばす場合は1D10本、1本あたり1D2になる。深く刺さった場合は、「医学」などで成功しないと追加で1ダメージを受ける。

装甲

  • 18ポイント
  • HPが0になれば地面に落ち、体の中から巨大な蛆虫が現れグロス=ゴルカを食べる。その後4D10+40年後に復活する。

魔術

  • 呪文:キーパーの任意。

能力

  • 手先:あの世からの漁夫を呼び出す。
  • 不浄な似姿:グロス=ゴルカを直接、もしくは表現した作品を見た者は悪夢にうなされる。

恩恵

  • 明瞭な視覚:グロス=ゴルカもしくはその手先を見ても悪夢を見なくなる。
  • 生まれ変わり:グロス=ゴルカに食べられた者は、卵になり、あの世からの漁夫として生まれ変わる。
  • 洞察:黒い円錐の真実を知り、グロス=ゴルカの要望を実行する。

原作「外から来た漁師たち」では

  • 太古の昔に地球を植民地化し、巨石の基地を築いて活動をしていた
  • ジンバブエに十二面体の「黒い石」を残し、その表面に召喚儀式の手順と自らの姿を刻文として記録した
  • 太古のジンバブエで翼のある爬虫類の姿で出現し、人間を生贄として捧げる儀式を執り行った
  • 太平洋とアフリカの両方で同時期に崇拝され、広範囲にわたって宗教的影響力を行使していた
  • 20年間、教授の執念深い研究対象となり、ついに「外界の漁師」としての正体を突き止められた
  • 「黒い石」の刻文解読により召喚方法が判明すると、再び召喚されてしまう
筆者:たいき

召喚方法がわかると試したくなるのが研究者って感じですね。召喚後は無慈悲に殺されてましたが…。

シナリオ導入例

1:南極考古学調査型

  • 南極のアンタルクトス山脈で古代遺跡の一部を発見
  • 発掘チームが「黒い円錐」形状の謎の構造物を掘り当てる
  • 調査員が竜のような鳥を描いた壁画を見て悪夢に襲われ始める
  • 円錐周辺の氷が異常な速度で溶け始め、地下空間が露出する
  • 悪夢を見た調査員が夜中に基地から姿を消し、氷原で凍死体となって発見される
  • 「黒い円錐」から発せられる低周波音により、電子機器が次々と故障
  • 外部との通信が途絶え、救助要請も天候悪化の報告もできない状況になる
筆者:たいき

グロス=ゴルカはあの世からの漁夫の長でもあるため、黒幕はグロス=ゴルカ、戦闘などを起こすならあの世からの漁夫みたいにすると、シナリオの難易度調整が出来そうです!。

演出のヒント

1:南極地下棲息の極限環境演出

  • 極寒の孤立感:人類が到達困難な南極の奥地による絶対的隔離
  • 氷河下の神秘:厚い氷の下に隠された古代の空間
  • 地熱との関係:南極の地下に存在する熱源との不可解な関連性
  • 永久凍土の封印:氷が溶けることで解放される危険性

2:黒い円錐の神秘演出

  • エネルギー装置説:人類の理解を超えた古代超科学技術
  • 闇の門機能:時間と物質を反転させる時空操作装置

3:悪夢の精神汚染演出

  • 視覚的感染:表象を見ただけで始まる悪夢
  • 悪夢の具体性:曖昧な恐怖ではなく具体的で鮮明な悪夢内容
  • 睡眠の恐怖化:本来の休息である睡眠が苦痛の時間に変化
  • 覚醒時への影響:夢の内容が現実の行動に影響を与える危険性
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

1本足の邪神で、一見するとそこまで脅威に見えない鳥類だが、この目からは慈悲のなさを感じる

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

ムノムクァ
兄弟または同一存在
あの世からの漁夫
配下
古のもの
南極の創造物との関連性

【関連魔導書】

  • 『エイボンの書』
  • 『イールの陰謀』

登場作品

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