登場作品
概要
関連/他
- 「The Black Mirror」(グラスビー)
- 「The Nameless Tower」(グラスビー)
- 「アンドルー・フェランの手記」(ダーレス)
- 「闇に棲みつくもの」(ダーレス)
- 「The Pillars of Melkarth」(ティアニー)
- 「This Fire Shall Kill」(A.ビショップ)
- 『Elysia』(ラムレイ)
- “Deities and Demigods Cyclopedia”(ウォード&クーンツ)
【住処】
- 現在:フォーマルハウト星近郊のコルヴァズ(小恒星)
- 過去:地球地下(溶融状態の地球から冷却期まで)
本報告は、フォーマルハウト星近傍に拘束され、炎の精霊を支配する謎めいた存在についての調査記録である。
形態的特徴として、巨大な浮遊する炎として出現するとされ、その本質は精霊的存在とされる。グレート・オールド・ワンの中でも特に正体不明で、その本質については諸説が存在する。
歴史的に重要な点として、最初期の地球訪問者の一つとされる。まだ地球が溶融状態にあった時期に到来し、冷却期に地下へ潜伏したが、最終的に旧き神によって追放された。現在はフォーマルハウト近くのコルヴァズと呼ばれる恒星に封じ込められており、別世界の火山内の宮殿に唯一の進入門が存在するという。
特筆すべき点として、グレート・オールド・ワンと旧き神の戦争に参加し、放射能による被曝で永久の狂気に陥ったとされる。また、外なる神々、特にニャルラトテップとの間に敵対関係が存在し、この確執は地上の崇拝者たちの抗争にも反映されている。
崇拝の歴史として、スティギアの神官たちによって崇拝され、後にカルタゴのメルカルトとモロクへの信仰と融合した。最も著名な信仰集団は、6世紀のゾロアスター教預言者ネスター・モベダン・モベドのカルトである。
招来に関して、フォーマルハウトが地平線上にある時に、「フングルイ
ホマルハウト グン! イア! ムグルウナフ ウガア クトゥグァ グアア
クトゥグァ! ナフルタ」詠唱を3回行う必要があり、近くに火を用意することが推奨される。しかし、その危険性は重大で、1666年のロンドン大火は従者の召喚失敗によるものとされる。
【関連魔導書】
- 『ゼゲムブリ写本』
【相関】
- 支配:炎の吸血鬼(子または配下)、炎の精、ジンニ
- 血縁:フサッグァ(子または同一説)
- 関連:アフーム・ザー(対となる存在説)
- 対立:外なる神々、特にニャルラトテップ
- 崇拝:スティギアの神官、カルタゴ(メルカルト、モロクとの習合)、ネスター・モベダン・モベド(6世紀のゾロアスター教予言者のカルト)
[別称:フサッグァ]
【能力】
- 炎の入り口…クトゥグアが顕現する時、炎の吸血鬼を連れてくる。
- 太陽のごとく輝く…クトゥグアは放つ輝きが増していき、小さな太陽ほどまで明るくなる。
【恩恵】
- 炎の接触…触れた対象を火傷にする。
- 発火…精神力で火をおこせる。
- 炎歩き…火の中に入り、別の火まで移動できる。