ガグ

ガグ

Gugs

独立種族
登場作品
概要
関連/他
  • 「未知なるカダスを夢に求めて」(ラヴクラフト)
  • “H.P. Lavecraft’s Dreamlands”(ウィリアムズ&ピーターセン他)

【住処】

  • 現在:ドリームランドの地下世界(ズィン近郊の石造都市)
  • 過去:地球表層(魔法の森、環状列石の建造地)

本報告は、地下の巨人「垂直な口を持つ者たち」として知られるガグ族についての調査記録である。

ガグ族は巨大な体躯を持つ恐るべき種族である。形態的特徴として、全身は黒い毛で覆われており、その肢体構造は特徴的である。腕は肘の部分で二つに分岐しており、結果として4本の前腕を持ち、それぞれの先端には恐ろしい形状の手が備わっている。最も特異な特徴は頭部にあり、両側面にピンク色の目を持ち、頭部を垂直に走る牙の並んだ口を有している。この口は通常の生物とは異なり、垂直方向に開閉する。

歴史的背景として、ガグ族は元々地球の地表に居住していた。その痕跡は、彼らが建造した壮麗なモノリスとして今なお残存している。彼らは異形の神々、特に「無名の霧」への崇拝を行い、ニャルラトテップにも奉仕していた。しかし、ある夜に彼らが実行した冒涜的な儀式が原因となり、地球の神々の怒りを買う。その結果、地下の洞窟への追放を余儀なくされた。

現在、ガグ族はドリームランドの地下世界、ズィンの近郊に建設された巨大な石造都市に居住している。彼らは記念碑的な建造物を作り出す能力を持つものの、道具、武器、火の使用は限定的であり、比較的原始的な生活を送っているとされる。

生態的特徴として、かつては人間を捕食していたが、現在は主にガーストを常食としている。文化的には異形の神々への崇拝を継続しており、特に「無名の霧」への奉仕を重んじている。

【相関】

  • 崇拝:異形の神、無名の霧、ニャルラトテップ
  • 対立:地球の神々(追放者)
  • 捕食:ガースト(現在の主食)
  • 関連:コス、ズィンの窖の住人

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