
【完全版】サイサロス/キノトグリス│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※
Cynothoglys
目次
基本設定・概要
危険度: ★★★★★★★★★☆
本報告は、死と忘却をもたらし、生命の超越または変容と結びついた異形の存在についての調査記録である。
形態的特徴として、濃いもやや霧に包まれた姿で出現し、手を差し伸べる姿で描写される。物質化する際、その霧状の霊体は周囲の生命に働きかけ、命を押しつぶすような圧迫感と死の忘却への重圧を及ぼす。
『往くものの儀式』によれば、この存在は時間の大部分において不在であり、隠れた時間で作られた未知の宇宙的予定表に従ってのみ出現するという。出現時は一箇所に留まり、死を求める者を待つ。その霧中に引き寄せられた者には死の光景を幻視させ、絶望の中で死の受容を迫る。
信奉者たちにとってはこの生から解放してくれる宿命や死の体現者であり、他者にとっては現世を超越して別の生へと至る入り口とされる。また地球外の文献によれば、クトゥルフ神話の神々にも忘却をもたらし、それらの存在を人知を超えた方法で「変化」または「再生」させる力を持つとされる。
一部の魔術師たちは死の扉を「乗り越える」または「挑戦する」手段としてサイサロスの招来を試みたが、そのような試みを行った者たちの消息は途絶えている。
【住処】
- 特定の住処は持たず、定められた時にのみ出現
ゲーム上ステータス・能力・恩恵等
ステータス(7版)
STR | CON | SIZ | DEX |
400 | 400 | 800 | 60 |
POW | HP | MP | DB |
150 | 120 | 30 | 不明 |
ビルド | 移動 | 正気度喪失 |
15 | 9 | 1D10/1D100 |
行動
- 攻撃回数:1回
- タッチ:100% …サイサロスが差し出した手を取ったものは即死する。
装甲
- なし。
- 普通の武器ではダメージを与えられない。
- HPが0になれば溶けて液体になり、その地を燃やす。その後100年後に復活する。
魔術
- 呪文:全ての呪文。
能力
- 闇に包まれたもや:視覚が機能しないほど濃い霧が発生する。
- 祝福の衣:サイサロスの霧に入ったものは催眠状態に陥る。
恩恵
- まごつかせる:他の人間を混乱させることができる。
- 霧を発生させる:目や口からもやが出せる。
シナリオ導入例・演出のヒント
原作「The Prodigy of Dreams」では
- まだちゃんと理解できてません。翻訳頑張ります。
シナリオ導入例
1:自殺多発地帯調査型
- 特定の峠や橋で異常に多発する原因不明の自殺事件
- 目撃者証言では「霧の中に手招きする影を見た」と一致している
- 遺書に共通して「霧の向こうの真実を見た」という記述
2:病院怪奇現象型
- 終末期病棟で患者が共通して「霧の中の手」について語り始める
- 特定の時刻に病棟が濃霧に包まれ、患者の容態が急変
- 医療スタッフが「廊下の向こうに手招きする影」を目撃

触れられただけで死ぬ死神のような存在ですが、あくまでも受け身なので、手を取るかどうか、そんな葛藤があるようなシナリオだとエモくなりそうです。
演出のヒント
1:霧の異質性演出
- 温度感覚:「夏場なのに霧が異様に冷たい」「皮膚に触れると電気が走る」
- 視界遮断:「3m先が見えないのに、遠くの影だけははっきり見える」
- 音響効果:霧の中では「自分の声が吸い込まれ、遠くの囁きだけが聞こえる」
2:死への誘惑演出
- 幻視体験:探索者に最も平穏な死に方のイメージを個別に見せる
- 感情操作:生きることの疲労感が急激に押し寄せる
- 身体反応:手足が重くなり、その場に座り込みたくなる衝動
3:手招きの不気味さ演出
- 視点の錯覚:どの角度から見ても、その手は自分を指している
- 距離の曖昧さ:近づいても遠ざかっても、手との距離が変わらない
- 触覚の恐怖:空気を通して、その手に触れられているような感覚



ホラーな演出が似合いますが、間違いなく警戒されます。そのため、どんな手にするかがポイントです。あえて知り合いを想起させるように、手に指輪や傷を描写して油断させるのもありかもしれません。
イラスト・ファンアート・素材紹介


- イラスト:EldritchArtworks様「Cynothoglys – The Mortician God by EldritchArtworks on DeviantArt」


- 素材:烏の詐偽小屋様「クトゥルフ神話TRPG 神話的生物立ち絵肆 – 烏の詐偽小屋 – BOOTH」
セット価格:500円
他の神話生物・魔導書との関連
【相関】
【関連魔導書】
- 『往くものの儀式』