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【完全版】イグ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】イグ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Yig

グレート・オールド・ワン

危険度: ★★★★★☆☆☆☆☆

本報告は、「蛇の父」「地を這う者の神」として知られるイグについての調査記録である。

形態的特徴として複数の姿態が報告されている。蛇人間の記録ではとぐろを巻いた蛇のような尾を持つ存在として、近年の人間の崇拝者たちはうろこを持つ二足歩行の姿として、『メタドキシザル』では強壮なドラゴンとして描写される。時には巨大な東洋の竜の姿を取るとも言われ、他のオールド・ワン同様に変幻自在の性質を持つと考えられている。出現時には必ず大量の蛇がその到来を告げるという特徴がある。

『ネクロノミコン』によれば、イグは星々の間から地球にやって来たとされる。科学的年代測定では、白亜紀(約2億5千万年前から1億年前)に飛来したとされる。ザンダヌアの世界の出身で、そこには兄弟のロコンが今も棲むという説もある。

蛇との関係性について複数の説が存在する。イグの血が地球に流れ込み初期生命体を蛇へと変化させたとする説、何らかの理由で爬虫類や蛇に特別な親近感を持つとする説などがある。爬虫類や昆虫の創造に関与したとされ、一説では人類の創造にも関わったとされる。

蛇人間の年代記によれば、当初はヨスまたはクン=ヤンに棲み、後にイデタルと呼ばれる秘密の場所に移動したとされる。現在はヨスの洞窟内のンゴスの穴に棲むとも言われる。他のオールド・ワンと比較して比較的自由に顕現できる存在とされる。

人類に対して特異な態度を示し、時として慈悲深い行動を取る。信仰者や蛇を保護した者には恩義で報い、基本的には無関心な態度を取る。この態度が蛇人間の大分裂を引き起こし、一部がイグを離れてツァトゥグァに従うようになったとされる。

一方で、イグの意思に反する者や蛇を傷つける者には強力な呪いが降りかかる。その形態は多様で、蛇による災厄、半人半蛇への変異、血筋への呪いなどが報告されている。特に秋季には、太鼓を叩き、穀物を捧げ、様々な儀式で慰撫する必要があるとされる。

崇拝の歴史は古く、地下世界クン=ヤンに始まり、北米西部、メキシコ南部(ケツァルコアトルやククルカンの神話との関連も示唆)、ムー、ヴァルーシアへと広がった。現代でも大平原地帯の一部のインディアン部族による崇拝が続いており、ブードゥー教カルトの新興分派との関連も指摘されている。満月と新月時の生贄の儀式が重要とされる。

【住処】

  • 現在:イデタル(位ラヴクラフトはヨスの洞窟内のンゴスの穴
  • 過去:ヨス、クン=ヤン、ザンダヌア

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
15060010090
POWHPMPDB
1407028+2D6
ビルド移動正気度喪失
3201/1D8+2

行動

  • 攻撃回数:2回
  • 近接戦闘:90%/2D6/毒
  • つかむ:90%/2D6(押しつぶす)/1D8+毒(噛みつく) …捕まれた対象はSTRかDEXでクリティカル成功をすると脱出ができる。失敗した場合、そのまま潰されるか噛みつかれる。
  • 毒:噛みつかれた対象はCONロールでクリティカル成功しないと即死する。成功した場合、1D8のダメージを受け、1D4ラウンドの間混乱状態になる。

装甲

  • 6 …クリティカルの場合は装甲を無視できる。
  • イグにダメージを与えた武器は幸運ロールを行う。失敗するとその武器は腐食し使い物にならなくなる。
  • MPを1消費するとHPを2回復できる。
  • HPが0になれば小さい蛇になり素早く逃げ出す。その後4D100日後に復活する。

魔術

  • 呪文:「天候を変える」・「農作物を枯らす/農作物に祝福を与える」・「クトーニアンとの接触」・「被害をそらす」・「支配」・「犠牲者を魅了する」・「夢を送る」・「生命の察知」・「破壊」・その他キーパーの任意

能力

  • 蛇に命令する:地球上のどこにいても蛇を呼び出すことができる。
  • イグの呪い:①人間を全身、もしくは半人半蛇の怪物にする。②血筋に呪いをかけた場合、生まれてくる子供が蛇の特徴を持つ奇形児だったり、完全に蛇の容姿になる。

恩恵

  • 耐性:蛇毒への耐性ができる
  • 蛇と心を通わす:蛇と蛇人間と意思疎通が可能になる
  • 蛇の姿:身体の一部もしくは全身を蛇にすることができる
  • 脱皮する:肌を脱皮して、傷を癒すことができる

原作「イグの呪い」では

  • イグという蛇の邪神を信仰する村があり、村人たちは太鼓を鳴らして崇拝する習慣を持っていた
  • ある夫婦がその村に向かう旅の途中で妻が蛇を殺してしまい、これは村では禁忌とされていたためイグに呪われたと考えられた
  • ある夜に妻が蛇に襲いにきたと言い出し、夫と飼い犬は死亡したが妻だけは朝まで耐え抜いて生き残った
  • 近隣住民が来て妻を保護した
  • 時が経って妻が出産した子供は顔だけが蛇のように平たい奇形児だった
  • イグの真の呪いは蛇の子を産ませることであり、夫の死は呪いの始まりに過ぎなかった
筆者:たいき

イグの呪いで殺されるという強い先入観から幻覚症状を起こして、夫も犬も殺してしまう。あまりに悲しい事件ですが、本来の呪いである蛇の仔を産むというのが後に来て、もう心はボロボロです。

シナリオ導入例

1:医療調査型

  • 産婦人科病院で「説明のつかない奇形児」が相次いで誕生
  • 母親たちに共通するのは「蛇を殺した」という体験
  • 医師から「医学的に不可能な症例」として調査依頼

2:呪い解除依頼型

  • 既に呪いにかかった女性からの「蛇の子を産みたくない」という切実な依頼
  • 彼女の夫は既に死亡し、医師は妊娠を確認している
  • しかし胎児の成長が異常で、超音波検査でも奇妙な形状
  • 村に行って呪いを解く方法を探すか、別の対処法を見つける必要
筆者:たいき

ヘビが苦手って人は珍しくありません。そんな人にヘビを殺しちゃいけませんといったルールを課せるのは酷ですが、呪われないためにも頑張って耐えてもらいましょう!。

演出のヒント

1:蛇信仰の恐怖演出

  • 太鼓の音:絶え間なく響く単調なリズムの不気味さ
  • 村人の視線:旅行者を見る村人たちの異様な警戒心
  • 蛇の偏在:村のあちこちで蛇のモチーフや実際の蛇を目撃
  • 禁忌の重さ:些細な行為が取り返しのつかない結果を招く恐怖

2:家族の死と孤立演出

  • 一人残される恐怖:夫の死によって頼る人を失う絶望感
  • 信じてもらえない苦痛:「蛇に襲われた」証言への周囲の不信
  • 妊娠への恐怖:何を妊娠しているかわからない不安
  • 医学的異常:通常の妊娠とは明らかに違う経過

3:奇形児誕生の恐怖演出

  • 予兆の段階:超音波検査での異常な映像
  • 出産時の異常:通常とは違う出産の過程
  • 外見的ショック:人間と蛇の特徴が混在した容姿
  • 育児の困難:普通の子育てができない現実
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

人型のイグだが、色々な姿を見せることができるため、ある意味油断してしまうそうになる

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

ツァトゥグァ
蛇人間分裂の原因
蛇人間
従属種族、後に分裂
ケツァルコアトル
ククルカン
バイアティス
ハン
ススハー
セト
ロコン(兄弟)

    【関連魔導書】

    • 『ネクロノミコン』
    • 『メタドキシザル』
    • 『ヴァチカン写本』

    登場作品

    • 「永劫より」 (ヒールド)
    • イグの呪い」 (ビショップ)
    • 墳丘の怪」 (ビショップ)
    • 闇に囁くもの」 (ラヴクラフト)
    • 奇形」 (ブロック)
    • 「ネクロノミコン アルハザードの放浪」
    • “Scales of Justice” (マッケイ)
    • “Where a God Shall Tread” (アニオロフスキー )
    • “The Vengeance of Yig” (カーター)
    • “The Color from Beyond” (カボス)
    •  “Pursuit to Kadath” (ギャラガーほか)

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