年譜
※これらの年譜は複数の古代の記録や伝承を基に構成されています。記録者や伝承者によって時代設定や出来事の順序に異なる解釈が存在するため、年代的な矛盾が生じる場合があります。例えば、イスの偉大なる種族の活動時期や、グレート・オールド・ワンたちの消長については、史料によって異なる記述が残されています。
紀元前
1世紀
~
17世紀
~
17世紀
18世紀
~
19世紀
~
19世紀
20世紀~
46億年前 |
太陽系の塵とガスが熱と重力によって集まり、原始の地球が形成された。
|
---|
45億年前 |
地球が熱い状態から徐々に冷え始めた時代に、最初の来訪者が地球に到着した。「グレート・オールド・ワン」と呼ばれる古代神の一柱であるクトゥグアが、炎の精という従者たちを引き連れてこの惑星にやって来た。
|
---|
38億年前 |
最初の生き物が海から陸に上がり始めた。そのとき、新しい来訪者が地球に来た。その名はツァトゥグア。彼はサイクラノーシュという高次元世界から来た。私たちの知る三次元を超えた空間を通ってやって来たのだ。彼は地球での住む場所をすぐに決めた。それは常に暗闇に包まれたンカイの湾だった。
|
---|
20億年前 |
次元を超えた存在チャウグナー・フォーンが地球を訪れた。彼は荒涼とした地表に独自の生命を創造した。その生命に実体を与え、彼は何万年もの間その進化を見守った。最初の生命はとても単純な形だったが、世代を重ねるごとに変化していった。複雑になり、多様になり、さまざまな姿へと進化していった。チャウグナー・フォーンはその創造物たちの成長をただ静かに見守り続けた。
|
---|
10数億年前 |
地球にはバクテリアと藍藻だけが生きていた。そんな原始の世界に新たな来訪者が降り立った。彼らは「古のもの」と呼ばれる樽のような姿をした存在だった。彼らは南極の海底に壮大な都市を建設した。しかし彼らは最初の来訪者ではなかった。クトゥグァとその炎の精、ツァトゥグア、チャウグナー・フォーンといったグレート・オールド・ワンたちがすでに地球に存在していた。 やがて古のものたちは新しい生き物を作り始めた。ウボ=サスラの影が見える原ショゴスを誕生させたのだ。この不思議な生命体は古のものたちのために働き、また彼らの食べ物となった。原ショゴスはすぐに数を増やしていった。これが古のものたちが作り出した最初の生命だった。
|
---|
9億年前 |
古のものたちの領土が深海の闇の中で広がっていった。彼らが作った石の都市は太古の海底をどんどん覆っていった。海の底で発展したこれらの都市は人類が歴史を記録するずっと前から、すでに大きな文明となっていた。
|
---|
8億年前 |
深い海底で、古のものたちの一部が地上への進出を試みた。彼らは慎重に大地に適応しようとしたが、それは簡単ではなかった。海の中で役立っていたショゴスたちは陸の上ではうまく働けなかったため、ほとんどの古のものたちは深い海底の都市にとどまることにした。
|
---|
7億5000年前 |
宇宙の果てから、飛行するポリプと呼ばれる不可思議な生命体たちが地球やトンド、ヤークシュなどの惑星に飛来した。最初、彼らは陸上に巨大な玄武岩の尖塔を築き上げることで存在を主張した。しかし次第に、彼らは古のものたちの領域である海域へと野望を向けるようになった。そのため両者の間で対立が起こり、最終的に古のものたちが勝利を収めた。
|
---|
4憶5千年前 |
古のものたちは生命の探求を続けていた。彼らが創り出した実験生物の一部が束縛から解放され、独自の進化を始めた。古のものたちはその自由な進化の過程を見守ることを選んだ。その結果、魚類をはじめとする脊椎動物という新たな生命の系統が誕生した。
|
---|
4億年前 |
イスの偉大なる種族と呼ばれる精神生命体が未知の運命から逃れてきた。彼らは地球に住む円錐形の生物たちの肉体を乗っ取って宿主とした。肉食性の飛行するポリプとイスの種族は戦うことになった。 激しい戦いの末、イスの偉大なる種族は飛行するポリプたちを玄武岩の都市へ追い込み、封じ込めることに成功した。しかし地下深くで力を蓄える飛行するポリプの存在は、偉大なる種族にとって常に脅威だった。 戦いの後、イスの偉大なる種族は後にオーストラリアと呼ばれる大地に、彼らの最大級の都市ナコティスを建設した。これが彼らの文明における最初で最も壮大な建造物となった。
|
---|
3億7千万年前 |
支配者チャウグナー・フォーンは新たな配下が必要だと判断した。彼は原始両生類の体の組織を使って、ミリ・ニグリという独自の従者を作り出した。
|
---|
3億5千万年前 |
大地が激しく揺れ動いた。有史以前の最も古い大変動が地球を襲い、後に太平洋と呼ばれる海域に新たな陸地が出現した。この陸地はクナア、ポナペ、イエー、ルルイエで、後にムーと呼ばれる地域となった。 この大変動により、古のものたちの海底都市の多くが破壊された。その混乱の最中、ゾス星から強大な存在クトゥルフが到着した。クトゥルフは星の落とし子ユグ、三人の子ガタノソア、イソグサ、ゾス=オムモグ、そして娘クティーラを連れていた。彼らは新しい大地に降り立ち、その地域を支配すると宣言した。 二つの勢力は戦争を始めたが、長い争いの後、和平が結ばれた。新しい領土ムーはクトゥルフの血族のものとなり、古のものたちは他の地域での支配権を保持した。 この時代に、深きものという種族が初めて記録に現れた。彼らはクトゥルフの都市ルルイエの建設を手伝った。彼らの起源は2000万年前の両生類から分かれた地球生まれの種族だった。 クンヤンの地下世界の民もまた、このときクトゥルフに導かれて地球に来たと伝えられている。
|
---|
3億年前 |
再び大きな地殻変動が起きた。太平洋の底へとルルイエが沈み、クトゥルフとその星の落とし子たちは深海に閉じ込められた。多くの記録はこの出来事をグレート・オールド・ワンたちと旧き神との戦いの結果だと記している。同じ時期に、クトゥグアとその従者である炎の精も地球から追放された。 ンゴスの穴に住むイグ、シナイ山中のヨグ=ソトース、ボレアの月のイタクァなど、他のグレート・オールド・ワンたちについての確かな記録はこの時代に残っていない。彼らが封印されたのか、別の場所へ行ったのかは分かっていない。こうしてクトゥルフは深い眠りに入った。
|
---|
2億7500年前 |
グレート・オールド・ワンたちの時代が終わった後、地球上で爬虫類が急速に進化した。わずか2500万年で、知恵を持つ種族である蛇人間が出現した。 蛇人間たちは現代の地中海がある場所の古い大陸に、ヴァルーシアという帝国を建設した。彼らは錬金術と魔術を研究し、非常に強い力を手に入れた。その文明は後の時代では神話のように思われるほど発展した。 また、蛇人間たちの中から尾を持たない新しい種族が現れた。
|
---|
2億5千万年前 |
海底都市で、ショゴスたちが古のものたちに対して反乱を起こした。何億年も古のものたちに仕えてきたショゴスたちは怒りを爆発させ、海底都市で大きな混乱を引き起こした。 激しい戦いの後、古のものたちはショゴスたちを再び支配下に置いた。ショゴスたちは再び従者の立場に戻された。
|
---|
2億2千5百万年前 |
オーストラリアの地で、イスの偉大なる種族が円錐状の生物たちの肉体に意識を転移させた。 同じ頃、地球の広い地域で、5千万年間栄える蛇人間の文明が崩壊し始めた。彼らは自分たちが爬虫類の進化の最終形ではないことを知った。新しく現れた恐竜たちの台頭により、蛇人間の帝国は崩れていった。 多くの蛇人間が死ぬ中、生き残った者たちは別の場所へ逃げた。一部は島々へ逃げ、別の一部は地下深くに潜んでヨスという新しい文明を作った。それぞれが生き残る道を探した。
|
---|
1億5千年前 |
地球全体で、古のものたちの支配が最大の広がりを見せた。イスの偉大なる種族が支配するオーストラリアとミ=ゴが支配する北方の地域以外は、古のものたちの巨大な石造りの都市で覆われた。 しかし同時に、古のものたちは力を失い始めた。彼らは次第に弱くなり、支配地域も小さくなった。最終的に彼らは南極周辺の地域だけを支配するようになった。
|
---|
5千万年前 |
大きな地殻変動が起き、太古の封印が壊れた。長い間閉じ込められていた飛行するポリプたちが自由になった。彼らはすぐにかつて自分たちを閉じ込めたイスの偉大なる種族に復讐しようとした。危険を感じたイスの民は未来の時代へ逃げ、そこでカブトムシに似た種族の体を新しい宿主として選んだ。 この大きな変化は古のものたちの都市も破壊した。彼らが最初に来た南極の都市群も崩壊した。生き残った古のものたちは新しい都市を建設した。この都市は1931年に人類によって発見された。
|
---|
2千万年前 |
後にムーと呼ばれることになる地域で、予想より早く人類が出現し最初の文明を作った。この地はクトゥルフとその血族が以前支配していた場所だった。 この地域は厳しい環境で、クトゥルフやイブ=ツトゥルの使徒たちが活動していた。若い人類の文明はこの厳しい環境の中で消滅した。その後、再び人類が地上に現れるまでには非常に長い時間がかかった。 ティームドラと呼ばれるこの文明の記録はすべて失われた。後の時代の研究者たちはその存在を知ることができなかった。
|
---|
500万年前 |
ヨスの地で、蛇人間たちがヴァルーシアの衰退後に新しい社会を作った。彼らはグレート・オールド・ワンのイグが封印されているとされるンゴスの穴を神聖な場所として崇拝した。彼らは高度な文明を発展させ、ギャア=ヨスンやヴーアミ族という新しい生命を作り出し、科学の新しい分野を開拓した。 しかし蛇人間たちは地下深くを探索し、暗黒のンカイへの道を開いた。そこで彼らはツァトゥグアを信仰するようになった。この行為によりイグの怒りを招いた。 ススハーの神官に導かれた一部の真の蛇神の信者たちはハイパーボリアの地に逃げ、新しい文明を作った。残された者たちは呪いを受け、蛇に戻ってしまった。こうしてヨスの文明は終わりを迎えた。伝えられる話では、ツァトゥグアもこの混乱の直後にハイパーボリアに移動した。
|
---|
300万年前 |
ハイパーボリアの地で、蛇人間たちと共に移住したヴーアミ族が自由を得た。彼らは地上に出て、人類以前の種族ノフケーと激しく戦った。ノフケーは同族の肉を食べる習慣を持つ野蛮な種族だったが、ヴーアミ族は彼らを倒し、ハイパーボリアに独自の文明を作った。 イグを信仰する蛇人間の支配から解放されたヴーアミ族は、以前の守護神ツァトゥグアへの信仰を再開した。これは彼らにとって自由の象徴となった。
|
---|
200万年前 |
古のものたちの文明が衰退し続けた。彼らの壮大な都市は次々と消え、南極と南米の最南端にだけわずかに残った。海の底でも、南緯50度線より北では彼らの存在が見られなくなった。 その後の100万年の間に、彼らの領土は狂気の山脈の陰にある最後の都市だけになった。氷河期が始まると、かつての支配者たちはとても弱い状態になった。
|
---|
170万年前 |
極北の地で、新たな存在イタクァが出現した。その影響により、ハイパーボリアでヴーアミ族が作っていた独自の文明が急速に衰退した。
|
---|
100万年前 |
北極の地で、アスロックとゾブナの改宗者がアフーム・ザーを目覚めさせた。アフーム・ザーの力はイタクァの力と合わさり、地球全体を極端に寒い状態にした。特に極地では非常に強い寒さが広がった。 最初にハイパーボリアのヴーアミ族の文明が滅びた。その後、人類に近い種族が新しい文明を作ったが、彼らも冷たい大地の中で滅びた。 次にゾブナの民が衰退した。生き残った者たちは南方の後にロマールと呼ばれる地域に逃げ、そこに住むグノフケー族を倒して新しい土地を得た。 南極に最後の都市を持つ古のものたちも強い寒さの危険にさらされた。かつては宇宙の寒さにも耐えた彼らだが、今では生き延びるために暖房という技術が必要なほど弱くなっていた。
|
---|
75万年前 |
世界中で、極端な寒さが広がり始めた。南極大陸では古のものたちが最後の都市の奥深くに隠れた。かつて宇宙旅行もできた彼らは、今では水の底の暗い場所で生きる方法を探すしかなかった。 北方では、ゾブナの民が二つの脅威に追い詰められた。獰猛なイヌート族が彼らを攻撃し、同時に氷河が大地を覆っていった。やがてゾブナとロマールの文明は消滅した。 ハイパーボリアの人々は各地に散らばった。生き残った者たちはアフリカ、小アジア、アトランティス、ダニッチ、スコットランド、ムーと呼ばれる地域に移動し、新しい歴史を始めた。イタクァを信仰し続けるヴーアミ族の一部は凍った土地に残り、他の者たちは東西の地域に移動した。後の時代に伝わるサスカッチやイェティの姿に彼らの名残が見られる。 蛇人間たちは新しく現れたハムリア大陸に渡り、竜王一族として新しい力を得た。ツァトゥグアは古い拠点ンカイに戻り、アトラック=ナチャはアンデスの深い谷へ、アブホースはダニッチの霧の多い地域に移動したと伝えられている。しかし、この大きな移動の真実を語る者はもういない。
|
---|
50万年前 |
レムリアの地で、真の人類と呼ばれる新しい種族が出現した。かつてティームドラを支配した人間たちは既に消え、ハイパーボリアのエルフの子孫たちも散り、ロマールとゾブナの種族も冷たい大地で死に絶えていた。 真の人類はネメディスという最初の王国を作った。彼らは25万年もの間レムリアを支配してきた竜王一族に挑戦した。千年かかる激しい戦いの後、人類は勝利した。敗れた竜王一族の多くは南方の後にムートゥーラン大陸と呼ばれる地域に逃げ、そこに新しいヴァルーシア王国を作った。 しかし蛇人間のわずかな一族はネオル=シェンディス海の島々に隠れた。彼らは星々の動きを見ながら、再び力を取り戻す時を静かに待っている。
|
---|
49万3000年前 |
レムリアの地で、竜王一族が再び力を取り戻そうとしていた。そんな中、ゾンガーという蛮人が古くから伝わる禁断の魔術を習得し、蛇人間たちに反抗した。 激しい戦いの後、竜王一族は完全に敗北した。かつての支配者だった彼らはレムリアの大地から永久に姿を消した。 戦いの後、ゾンガーは黄金に輝く新しい帝国を建設した。太陽の力を持った彼の下で、レムリアは再び一つになった。
|
---|
40万年前? |
レムリアの地で、栄えていた文明に衰退の兆しが現れた。大地が揺れ、多くの火山が噴火し、豊かな陸地の多くが海に沈んだ。かつての広大な大陸は、後のハイボリア時代に語られる小さな島々になった。 滅びつつある祖国から、多くのレムリア人がヴァルトートに導かれて新しい土地を求めて旅立った。彼らは西方のアトランティスに最初の帝国を建設した。しかしこの帝国も時間とともに衰え、やがて新しい支配者たちによって第二の帝国が作られた。
|
---|
20万年前 |
ムーの地で、新しい人々が暮らし始めた。この地域はかつてクトゥルフとその落とし子たちが住み、歴史から消えたティームドラがあった場所だった。 最初に来た人々は古い文明が残した不思議な建物を発見した。彼らはその石造りの上に少しずつ自分たちの都市を建設した。 ムーは最も豊かな時代を迎えた。人々は徐々に暗黒の神々を信仰するようになり、ガタノソア、ユトグタ、そしてクトゥルフの血を受け継ぐゾス=オムモグへの祈りが日常的に行われるようになった。
|
---|
紀元前173148年頃 |
ムー大陸で、赤い月が空を染める年に、シュブ=ニグラスの神官トヨグがヤディス=ゴー山へ向かった。 同じ頃、ムー大陸では神ガタノソアが力を増していた。彼は兄弟たちや他の暗黒の神々より強くなり、その支配が日々広がっていった。 トヨグはガタノソアに抵抗しようとしたが、失敗した。シュブ=ニグラスの大神官も時代の変化に対応できずに力を失った。
|
---|
紀元前161844年頃 |
ムー大陸で、ザントゥーがイソグサ教団の大神官になった。 この頃のムーでは、1万年もの間、人々がガタノソアへの信仰を深めていた。他の神々の信仰は次々と衰え、ユトグタの最後の大神官となったザントゥーは、海の底で神をつなぐ鎖を切って失われた信仰を取り戻そうとした。 最初の鎖が切られたとき、世界が大きく揺れた。大地が割れ、天から強い力を持つ旧き神が降り、かつての大陸は海に沈んだ。 今も残るイースター島の巨大な頭像や、ボナベ、ナシマトールの巨石群は、かつてのムーの名残と考えられている。神々への信仰は形を変えて続き、特にガタノソアへの信仰はアトランティス、クンヤン、レンの地域に広がった。
|
---|
紀元2万4000年ごろ |
アトランティス大陸で、第二の帝国が最も栄えた時代を迎えた。アトラスの指導により、黄金の門の都市を中心とした偉大な王国が建設された。 しかし同時に、人々は次第に不吉な神々を信仰するようになり、黒魔術の力が日々強くなっていった。そのため黄金の門の都市は崩壊し、アトランティスの大部分が海に沈んだ。 これはこの大陸が経験することになる多くの災害の最初の一つだった。
|
---|
紀元前2万年ごろ |
トゥリアン大陸で、かつての大国の名を引き継いだ新しい国々が形成された。コモリア、グロンダル、カメリア、チューレ、ヴァルーシア、ヴェルリアという国々が誕生した。 ヘビ人間たちにとって、かつての安住の地だったヴァルーシアはもはや昔の面影がなかった。彼らは再び南へ追われ、大陸の端に移動した。一度は策略によって王座を奪い返そうとしたが、カル王によってその計画は阻止された。 この時代、アトランティスとレムリアの誇り高い王国の子孫たちは既に人間の姿になっていた。そして新しい勢力として、ピクト人たちが大地に足跡を残し始めた。
|
---|
紀元前1万8000年ごろ |
大地が大きく揺れ動き、古代の世界の形が変わった。レムリアは海に沈み、西アトランティスもバル=サゴスとポセイドニスの島々だけが残った。 トゥリアン大陸は分断され、王国同士で激しい戦いが起こる中、野蛮な人々が大地を移動し始めた。北へ逃げたアトランティスの民は荒々しくなり、後にキンメリア人として知られるようになった。レムリアの生き残りたちは東の海岸に逃げるか、古い種族の下で生きることになった。これがハイボリア時代の始まりとなった。 その500年後、新たな地殻変動が起き、トゥリアン大陸は二つに割れた。太平洋では、ガタノソアが封じられた山を含む、かつてのムーの残りが水面に現れた。人々が新しい土地に住み始めた頃、ガタノソアは行方不明だった配下のロイガーを呼び寄せ、人々を支配した。それから、ロイガーと人間の文明はムーの断片の上で数千年もの間続いた。
|
---|
紀元前1万8000年ごろ |
月の世界から新たな来訪者ボクルグとスーム=ハーが到着した。 スーム=ハーは二つの都市を建設した。一つは中東の地にイブという都市を、もう一つはキンメリアの地にル=イブという都市を作った。しかしル=イブは蛮人たちの攻撃にさらされ、隠れるしかなくなった。 イブも人のいない土地に安全な場所を求めた。しかし、その平和は長くは続かなかった。
|
---|
紀元前1万5500年 |
東のトゥリアン大陸で、レムリアの民が古くからの支配者に反抗して自由を得た。自由になった人々は西へ移動し、古い遺跡に集まっていたヘビ人間たちを突然攻撃した。 戦いの後、レムリアの民が勝利し、二つの新しい国を建設した。北にアケロン、南にスティギアという国が誕生した。しかし両国の人々は次第にヘビ人間の暗い習慣に影響され、ニャルラトホテプ、セベク、セト、シャダム=エルといった不吉な神々を信仰するようになった。 わずかに生き残ったヘビ人間たちは再び南へ追われ、大陸の一番端の地域に逃げた。
|
---|
紀元前1万5000年ごろ |
キンメリアの地で、クロム=ヤという族長が現れた。彼の指導のもと、キンメリア人たちは新しい歴史を始め、やがて強力な国家を形成した。後の世代の人々はこの族長をクロム神として崇拝するようになった。
|
---|
紀元前1万3000年 |
北方の地域から、ハイボリア人という新しい民族が南下してきた。彼らの侵攻によってアケロンの国は滅亡した。アケロンの跡地には次々と新しい国々が誕生し、アキロニア、アルゴス、ブリトゥニア、コリンティア、コス、ネメディア、オフィル、ジンガラといった国が建設された。 スティギアはまだ存在していたが、これがレムリアの文化を伝えるヘビ人間たちの最後の国となった。
|
---|
紀元前1万年 |
ハイボリア時代の終わりに、キンメリアの蛮人コナンが歴史上の重要人物となった。彼はたくさんの偉業を達成し、アキロニアの王となり、スティギアの魔術師トート・アモンを倒した。また南方の原始的な地域で群れを作っていた最後の蛇人間たちを全て倒した。
|
---|
紀元前9600年ごろ |
ハイボリア大陸で、各地域で変化が起き始めた。アキロニアとハイパーボリアの戦争をきっかけに、多くの地域で争いが起こった。 この混乱の中、ピクト人とヒルカニアの民が徐々に力を強めた。彼らは周辺の小さな国々を次々と征服した。南方ではヴァニール族がスティギアで反乱を起こし、この古い国は崩壊した。 エーシル族は南へ移動し、ネメディアの地に新しい生活を始めた。キンメリアの民はヒルカニアとの戦いの後、東の地域へ移動して姿を消した。 この時代を代表する二人の人物が歴史に残った。エーシルの戦士ゴルは同じ種族との争いで有名になり、ピクトの指導者ゴルムは民族の力を統一した人物として後の世代に語り継がれた。
|
---|
紀元前9550年 |
ハイボリア世界は、長い衰退の末に最後の時を迎える。紀元前9550年、大地殻変動が世界を一変させ、ハイボリア大陸の多くは海に沈んでいった。古きアトランティスの名残であるポセイドニス、そしてムーの最後の土地もまた、ガタノソアと共に波間へと消えていく。 この変動によって、ロイガーは世界各地へと散り散りになる。彼らは中東、ニューイングランド、ウェールズの地下に新たな住処を求めた。やがて新しい大地が水面から姿を現し、世界は現代の形を整え始める。この大きな変動は、後の時代に大洪水として人々の記憶に残ることとなる。 変動の後、人々は新たな文明を築き始める。その中で二つの文明が特筆される。一つは、スティギアの廃墟にヴァニール族が築いたケムの国。古い知識の一端を受け継いだ彼らは、後の大エジプトの礎となる。 もう一つは、メソポタミアに逃れた人々が築いたサルナスの都市である。彼らはイブのスーム=ハーの都市の近くに居を構えたが、この平和な住民たちへの反感を募らせていく。。
|
---|
紀元前9000年ごろ |
イブという街で、サルナスの民が長年の敵意を行動に移し、スーム=ハーの人々を攻撃して命を奪った。彼らの暴挙の最中、不吉な前兆が現れ、来るべき破滅を告げていた。
|
---|
紀元前8000年ごろ |
ムナールの地で、神ボクルグがスーム=ハーの人々を見捨てたサルナスに裁きを下し、都市を滅亡させた。この出来事により、大地殻変動前の知識を保持していた貴重な文明が失われてしまった。その後、周辺の都市の住民たちはボクルグへの信仰を強め、やがてムナールの地域全体が現実世界から離れ、ドリームランドという異界へと静かに同化していった。
|
---|
紀元前7200年ごろ |
古代エジプト(ケムの地)で、異界の存在の子孫たちがピラミッドに住みつき、地元の人々と交配して特殊な血統を生み出した。この星の血を引く者たちは、古いヴァニール王朝を打ち倒し、異世界の技術を駆使して権力を握った。彼らは最初のピラミッドを建造し、6世代にわたって支配を続けた。
|
---|
紀元前7000年 |
古代エジプト(ケム)第二王朝時代に、第6代ファラオであるカサトフトが残忍な人身供犠の儀式を行い、国を堕落させた。その暴政に対し、古いヴァニール血統を受け継ぐ戦士カイが蜂起し、カサトフトを打ち倒して第三王朝を樹立した。しかし、二人の最終決戦で解き放たれた超自然的な力が国土を徐々に侵食し、かつての豊かな土地は不毛の砂漠へと変わっていった。
|
---|
紀元前5世紀頃 |
哲学者プラトンが『クリティアス』と『ティマイオス』という著作の中で、海に沈んだ伝説の国アトランティスについての物語を初めて記述した。
|
---|
紀元前2613年ごろ |
古代エジプト、第三王朝時代に、歴史書から名前を消された謎の王ネフレン=カが現れ、かつてのスティギア文明で崇拝されていた神々(アヌビス、バースト、セベク、セト)への信仰を復活させた。彼はニャルラトテップの名をニャルラトと改め、その大神官となり、輝くトラペゾヘドロンという聖遺物を発見して、これを祀る巨大な神殿を建設した。ネフレン=カの行いは次第に残虐さを増し、そのために第三王朝は崩壊し、スネフェルが第四王朝を創始したが、この時期に復活した暗黒神への信仰はその後も密かに続いていった。
|
---|
紀元前2200年ごろ |
古代エジプト第六王朝時代に、「食屍鬼の女王」と呼ばれたニトクリスが権力を握り、ニャルラトテップへの信仰を復活させた。彼女はキシュの地下納骨堂から神秘の遺物「輝くトラペゾヘドロン」を取り出し、その力を使って統治した。ニトクリスの不吉な支配によってエジプトの大地は荒廃し、ファラオの権威は次第に弱まっていき、最終的に第六王朝は崩壊して、エジプトは混乱に満ちた第一中間期に突入した。
|
---|
紀元前1733年ごろ |
古代エジプト第十四王朝時代に、ナイル・デルタ西部のゾイス地域で、ニャルラトテップの神官ノフル=カが独立運動を指導した。彼は第十三王朝の王カーセケムラー・ネフェルヘテプ1世に反旗を翻したが、戦いに敗れて命を落とした。その後、ノフル=カの信者たちはシュド=メルという人物とその一族に殺害されたが、ノフル=カの血統は密かに生き延び、後の時代に「野獣の結社」という秘密組織を形成した。
|
---|
紀元前1650年 |
エジプトの北部地域で、スティギアの血を引くと言われるヒクソス族が軍事力を高め、在来のエジプト王朝を倒して第十五王朝を樹立した。彼らの初代ファラオはグハーンという神秘的な土地を訪れ、長らく忘れられていたシュド=メルという神への崇拝を復活させた。
|
---|
紀元前1370年ごろ |
エジプト第十八王朝時代に、ファラオ・アクエンアトンが新しい神アトンを崇拝するためにアクエンアテンという新都市を建設した。表向きは古くからエジプトを覆っていた暗い力を払う敬虔な行為と見られていたが、実際にはアトンはシナイ山近くに封印されていたヨグ=ソトースの仮面であり、アクエンアトンはグレート・オールド・ワンの力を復活させようとしていた。彼がこの信仰に転向したのは、古代の王ネフレン=カのミイラを発見し、秘密の儀式で蘇らせた後、この不死の王を助言者としてアトンの大神官に任命したことがきっかけだった。
|
---|
紀元前1290年ごろ |
エジプト第十九王朝の時代に、異星人種ザールが地球を訪れた。彼らは宇宙船団を率いてエジプトの諸都市を襲撃し、シナイ山に古代から封印されていたヨグ=ソトースという存在を解放することを目的としていた。攻撃に成功したザールは、長い間閉じ込められていたヨグ=ソトースを自由にし、解放されたヨグ=ソトースは別次元の世界へと消えていった。
|
---|
紀元前80年 |
ピレネー山脈で、ローマ軍がチャウグナー・フォーンとその兄弟の棲家を偶然発見した。この遭遇でローマ軍部隊は敗北したが、その後チャウグナー・フォーンはミリ・ニグリと共に中央アジアのツァン高原へ逃れ、新たな住処を構えた。一方、チャウグナー・フォーンの兄弟たちはピレネー山脈に残り続けた。
|
---|
1世紀頃 |
中央アジアのツァン高原付近の未開の地で、ローマ帝国の東方辺境に駐屯していた和制ローマ(東方ローマ軍)の兵士たちが、神話的生物であるミリ・ニグリ族と遭遇して武力衝突した。
|
---|
1世紀 |
プリニウスが執筆した『博物誌』の中で、北方の伝説の地ヒュペルボレイオスについて記述した。
|
---|
30年 |
ローマ支配下のサマリア地方から、剣闘士と魔術師の二人組が現れ、グレート・オールド・ワンの力に対抗するために活動を始めた。そのうちの一人、ジッタのシモンは伝説によるとアザトースという神の心の一部を宿していたと言われている。彼は紀元後27年のクトゥルフ召喚事件への関与、31年のシュブ=ニグラス討伐、41年のヘビ人間との交流、42年のクトゥグァとの対決など、多くの超自然的事件に関わり、その生涯の大部分をローマ帝国との敵対関係の中で過ごした。
|
---|
206 年ごろ |
イギリス北部で、ハイボリア時代から続く古代民族ピクト人たちが生存のための戦いを続けていた。その中で最も勇敢な族長ブラン・マク・モーンは散らばっていた部族を統一し、ローマ帝国の侵略に対する抵抗運動を指揮した。彼の名は、206年の「大地の妖蛆」との同盟締結、207年の伝説のアトランティス生き残りであるカル王との出会い、そして208年には皮肉にも以前の同盟者である「大地の妖蛆」との戦いなど、多くの伝説的な出来事と共に語り継がれている。
|
---|
4~5世紀 |
北アフリカのヒッポ地方で、司教アウグスティヌスと彼の仲間たちが、ローマ帝国各地に潜んでいた邪神の眷属(従者)たちを探し出し、封印した。
|
---|
545年 |
ペルシャの剣士カリムが、秘宝の眠る遺跡へ歩を進めた。
|
---|
589年 |
一族を救わんと、物部瑠璃音は邪神の巫女の道を選ぶ。
|
---|
700年ごろ |
アラビアの探究者アブドゥル・アルハザードは『ネクロノミコン』を著した人物として広く名を残す。黒い山、コラジン、アイレム、そして無名都市を巡り、古の知識を求め続けた彼は、ダマスカスの市場で見えない怪物に襲われる。 (下の年譜に細かく分類してるため、ここは消す)
|
---|
730年 |
アブドゥル・アルハザードが『アル・アジフ』を執筆する。
|
---|
738年 |
黒い山、コラジン、アイレム、そして無名都市を巡って古代の知識を求め続けた学者アブドゥル・アルハザードが、ダマスカスの市場で目に見えない怪物に襲われた。
|
---|
751年 |
タラスの地で、アッパース朝と唐の二大帝国が衝突。
|
---|
935年 |
『エイボンの書』と『カルナマゴスの遺言』が、バクトリアの古き墓より発見される。
|
---|
950年 |
テオドラス・フィレタスが『アル・アジフ』をギリシャに翻訳し、『ネクロノミコン』と改題する。
|
---|
9世紀 |
ラテン語版の「エイボンの書」が刊行される。
|
---|
1050年 |
『ネクロノミコン』を総主教ミカエルが禁書とし、炎に投じる。
|
---|
1136年 |
ハウブストン男爵が、古代エジプトから続く秘密結社「野獣の結社」を設立した。
|
---|
1150年 |
古文書が記す寺院へ、クメールの踊り子エリアが足を踏み入れる。
|
---|
13世紀 |
「カルナマゴスの誓約」を、スペインの宗教裁判所が処分する。
|
---|
1228年 |
オウラス・ウォルミウスが『ネクロノミコン』をラテン語に翻訳する。
|
---|
1231年 |
教皇グレゴリウス九世が『ネクロノミコン』を禁書とする。
|
---|
1240年 |
ガスパール・デュ・ノールがギリシャ語版の『エイボンの書』をフランス語に翻訳する。
|
---|
1261年 |
アンチェスターの地が、ギルバード・デ・ラ・ポーア男爵の手に移る。
|
---|
15世紀 |
ドイツで、『ネクロノミコン』のラテン語本がゴシック活字となって刊行される。
|
---|
15世紀 |
英語版の『エイボンの書』が刊行される。
|
---|
16世紀 |
ギリシャ語版の『ネクロノミコン』がイタリアで刊行される。
|
---|
1521年 |
スペイン帝国が、ヌエバ・エスパーニャ副王領を新大陸に築く。
|
---|
1526年 |
シュトレゴイカバールの民が、トルコ軍の手により消える。
|
---|
1532年 |
スペインのパンフィロ・デ・サマコナが新たな大地へ船出する。
|
---|
1537年 |
修道士マルコス・デ・ニサが黄金の都シボラを、その目に捉えたとの噂が立つ。
|
---|
1540年 |
スペインの探検家フランシスコ・ヴァスケス・デ・コロナド・イ・ルヤンが黄金の都を求め、旅立つ。
|
---|
1541年 |
十月七日、サマコナがにコロナドの遠征隊を離れ、南の地を目指す。
|
---|
1541年 |
ルートウィヒ・プリンが『妖蛆の秘密』を獄中の日々に記す。
|
---|
1542年 |
スペインの探検家アルバル・ヌーニュス・カベサ・デ・バカが見聞の記を世に送る。
|
---|
1542年 |
ハウプトマン男爵が『妖蛆の秘密』の原稿を、ルートヴィヒ・プリンの独房より持ち出す。
|
---|
1542年 |
『妖蛆の秘密』がケルンで刊行されるも、ドイツ当局がすぐさま禁書とする。
|
---|
1571年 |
哲学者アル・カレブが、ジョン・ディーの依頼でアラブ語版『ネクロノミコン』を英語に翻訳する。
|
---|
1586年 |
英国のジョン・ディーがハウプトマン男爵の城『ネクロノミコン』を英語に翻訳する。(1571年と矛盾)
|
---|
1590年 |
1587年にロアノーク島に住まいを定めた百十五人が、八月十八日までに姿を消す。
|
---|
17世紀 |
ペンシルベニアで、白魔術信仰自警集団バウワウという集団が姿を現す。欧州の術と先住民の信仰を組み合わせた独自の思想だった。
|
---|
17世紀 |
ビアガード神父の姿が、リック湖の畔から消える。
|
---|
17世紀 |
ラテン語版の『ネクロノミコン』がスペインで刊行される。
|
---|
17世紀 |
シャッガイの昆虫がブリチェスターの地を住処にする。
|
---|
1600年ごろ? |
セヴァン谷に異なる世界の都を載せた星が落ちる。都の民は命を落としたが、その中でグラーキと呼ばれる存在が、この地に残される。 やがて隕石の窪みが湖となり、1790年には湖の岸辺に人住むようになる。
|
---|
1602年 |
コラジンの地にジュリアン・カーステアズが誕生する。
|
---|
1603年 |
スコットランドにアン・シャトレーヌが誕生する。
|
---|
1620年 |
プリマス湾にメイフラワー号が上陸。
|
---|
1612年 |
ランカシャーの地で、リズ・サザーンが魔女の疑いをかけられ処刑される。
|
---|
1620年 |
魔女として告発されたアン・シャトレーヌが逃走する。
|
---|
1626年 |
セイラムで人々が暮らし始める。
|
---|
1636年 |
ジャン=フランソワ・シャリエールが誕生する。
|
---|
1638年 |
ケープアンの沖合、グロスター湾の水面に、とぐろを巻いた怪物が現れる。
|
---|
1643年 |
漁村インスマスが港町に建設される。
|
---|
1648年 |
メアリ・ジョンソンがニューイングランドの魔女狩りにより処刑される。
|
---|
1650年代 |
北米先住民族の魔術師ミスカマカスが、オランダ人の脅威から身を守るため、転生への道を選んだ。
|
---|
1657年 |
アン・シャトレーヌが「銀の黄昏錬金術会」を立ち上げた。
|
---|
1662年 |
2月18日、セイラムでジョゼフ・カーウィンが誕生する。
|
---|
1670年 |
マーテンス館が建設される。
|
---|
1674年 |
シャリエールが軍医としてフランス軍に加わった。
|
---|
1677年 |
ジョゼフ・カーウィンが船員となり、4年の歳月を海の向こうで過ごした。
|
---|
1681年 |
カーウィンがセイラムに戻り、禁断の知識を追い求めた。
|
---|
1690年 |
12月14日、セイラムにて、魔女のアビゲイル・プリンが心臓に杭を打ち込まれ、埋葬される。
|
---|
1691年 |
シャリエールがカナダに移住する。
|
---|
1692年 |
カーウィンがセイラムから離れ、プロヴィデンスの地に移り住んだ。
|
---|
1692年 |
セイラム村(現ダンバース)で魔女狩りの波が起こり、逃れゆく人々とともに、魔女や妖術師たちがアーカムやダンウィッチの地へ移り住む。
|
---|
1693年 |
コットン・メイザーがセイラムの魔女裁判を記した『不可視の世界の脅威』を刊行する。
|
---|
1697年 |
プロヴィデンスにシャリエール館が建設される。
|
---|
18世紀初頭 |
ジェームス・ウェザートップがニューカムに移住する。
|
---|
18世紀中ごろ |
リック湖の周辺で、材木業者たちに不吉な出来事が襲いかかる。
|
---|
1710年 |
メイン州にて、ジェームズ・ブーンの信徒たちがジェルサレムズロット村を築く。
|
---|
1717年 |
英国にて、フリーメーソンのグランドロッジが姿を現す設立する。
|
---|
1720年 |
セイラムで、シモン・オーンの姿が消える。
|
---|
1734年 |
アブナー・エゼキエル・ホーグ船長が『ポナペ教典』を発見する。
|
---|
1745年 |
アン・シャトレーヌが再び魔女の疑いをかけられるが逃亡する。
|
---|
1746年 |
ニューヨーク州アッティカに、ヴァン・デル・ハイル一族が移り住む。
|
---|
1747年 |
ダンウィッチにて、アバイジャー・ホードリイ神父の姿が途絶える。
|
---|
1763年 |
3月7日、カーウィンがイライザ・ティンガリスと結婚する。
|
---|
1770年 |
イライザの元恋人を首謀者に、プロヴィデンスの有力者たちがカーウィン抹殺を企てる。
|
---|
1771年 |
4月12日、カーウィンが近隣の住民たちの襲撃により命を落とす。
|
---|
1771年 |
セイラムで、ジュディダイア・オーンの姿が消える。
|
---|
1778年 |
ニュージャージー州の松類荒原にて、ジャージ・デビルの姿が現れ始める。
|
---|
1781年 |
エドマンド・カーターが失踪する。
|
---|
1788年 |
6月5日、アーカム近郊にて、取り替え子とされた獣人が処刑される。
|
---|
1789年 |
9月16日、フィリップ・ブーンのもとに『妖蛆の秘密』が届く。
|
---|
1789年 |
10月31日、ジェルサレムズロットの住人たちが一夜のうちに姿を消す。
|
---|
1793年 |
メイン州のマウント・デザート島の沖に、巨大な怪物が現れる。
|
---|
1793年 |
スペイン人のファン・ゴンザレスが蟇蛙の神殿を発見する。
|
---|
1794年 |
ボストンにて、ウォード・フィリップス師が『ニューイングランドの楽園における魔術的脅威』を刊行する。
|
---|
1795年 |
ドイツで、フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ユンツトが誕生する。
|
---|
1797年 |
オーベット・マーシュがコーリー号の遭難を報告する。
|
---|
18世紀末 |
グラーキを信仰する教団が現れる。
|
---|
19世紀中頃 |
コンゴ自由国で、バコンゴ族の反乱者たちが神アトルを信仰する。
|
---|
1801年 |
『ニューイングランドの楽園における魔術的脅威』の削除版が刊行される。
|
---|
1801年 |
ボストンにて、ウォード・フィリップス師が『ニューイングランドの楽園における魔術的脅威』を刊行する。
|
---|
1803年 |
セヴァンフォードの小島にて、ジョセフ・ノートンが異形のものと出会う。
|
---|
1804年 |
プロヴィデンスにて吸血鬼が現れ、4人が犠牲になる。
|
---|
1804年 |
セヴァンフォードの小島にて、青白く光る何かが宙を漂う。
|
---|
1807年 |
ダンウィッチにて、人々が次々と姿を消す。
|
---|
1810年 |
インスマスにて、オーベットの弟カレブ・マーシュが誕生する。
|
---|
1816年 |
ランドルフ・ブーンが自殺する。
|
---|
1817年~ |
グロスター湾とナハント湾の水面に、怪物が度々現れる。
|
---|
1818年 |
アーカムで魔女狩り事件が起きる。
|
---|
1819年 |
マサチューセッツ州、ボストンにキャボット考古学博物館が建設される。
|
---|
1820年 |
チャールズ・レゲットが『妖蛆の秘密』を英語に翻訳し、刊行する。
|
---|
1828年 |
南洋にてインスマスのオーベット・マーシュが「深きもの」と取引を始める。
|
---|
1834年 |
パーシー・ボルストン卿がハレー彗星を追ってインスマスを訪れ、その地で正気を失う。
|
---|
1838年 |
東インド諸島の住民が消え、その後、マサチューセッツ州インスマスのオーベット・マーシュ船長が悪魔の暗礁にて「深きものども」と出会う。
|
---|
1840年 |
フォン・ユンツトが不可解な死を迎える。
|
---|
1840年 |
インスマスの地で「ダゴン秘儀教団」が創設する。
|
---|
1842年 |
ユベル・ビオンディが「影のフランス」を刊行する。
|
---|
1843年 |
7月、エジプトにて、イノック・ボウアン教授がネフレン=カの墓所を掘り当てる。
|
---|
1845年 |
英国でブライドウォール社が『無名祭祀書』の海賊版を刊行する。
|
---|
1846年 |
インスマスの住人たちの半数が謎の疫病で死亡する。
|
---|
1846年 |
インスマスの地で「ダゴン秘儀教団」が創設する。
|
---|
1846年 |
メイン州スクアンボディス島に、ダゴン秘儀教団の新たな協会が設立される。
|
---|
1847年 |
カレブ・マーシュがスクアンボディス島で死亡する。
|
---|
1847年 |
ドイツのライプツィヒにて、ゴットフリート・ムルダーが『アジアの秘めたる神秘(ゴール・ニグラルへの注釈付)」を刊行する。
|
---|
1848年 |
精神病院でムルダーが死亡する。
|
---|
1850年 |
10月2日、チャールズ・ブーンが従者カルヴィンとともにチャペルウェイトに移り住む。その地では、不可解な出来事が相次いで起こり始める。
|
---|
1850年 |
10月27日、チャールズ・ブーンが『妖蛆の秘密』を処分する。
|
---|
1854年 |
ニューイングランドのノールウィッチで吸血鬼が現れる。
|
---|
1856年 |
セヴァンフォードの小島で不可解な出来事が起きる。
|
---|
1863年 |
「星の知慧派」協会の会員が200名になる。
|
---|
1865年 |
アメリカ南部で秘密結社クー・クラックス・クランが結成される。
|
---|
1868年 |
インドの高僧がジェームズ・チャーチワードに『ナカアル碑文』を見せる
|
---|
1869年 |
アーカムで移民の暴動が起きる。
|
---|
1870年 |
セヴァンフォードの小島にて、青白く光る何か再び現れる。
|
---|
1870年 |
グラーキの教団が活動を休止する。
|
---|
1872年 |
ヴァル・デル・ハイル一族が姿を消す。
|
---|
1872年 |
ジェイムズ・モリアーティ教授が『小惑星の力学』を発表する。
|
---|
1873年 |
10月7日、ランドルフ・カーターが誕生する。
|
---|
1873年 |
クー・クラックス・クランを装う集団が白装束に身を隠し、黄金の仮面を持ち去る。
|
---|
1875年 |
10月12日、「黙示録の獣」と呼ばれるアレイスター・クロウリーが誕生する。
|
---|
1875年 |
9月、ニューヨークで神智学協会設立される。
|
---|
1875年 |
マサチューセッツ州リンの沖合で怪物が目撃される。
|
---|
1877年 |
9月18日、「ニューヨーク・サン」紙にブルックリンの空を舞う謎の男の姿が記される。
|
---|
1877年 |
プロヴィデンスにて「星の智恵派」の活動が禁じられ、信者たちは町を離れていく。
|
---|
1878年 |
5月11日、太平洋の海上に、貨物船エリダヌス号の乗員たちが見知らぬ島を発見する。
|
---|
1879年 |
キャボット博物館が、エリダヌス号の乗員たちの見出したミイラを購入する。
|
---|
1880年 |
2月1日、エドワード・チャンドラーが誕生する。
|
---|
1880年 |
イギリスの地より、象形文字の刻まれた粘土板が発見される。
|
---|
1880年 |
1912年、『エルトダウン・シャーズ』の翻訳の小冊子が刊行される。
|
---|
1880年 |
アーカム郊外の農場に隕石が落下する。
|
---|
1880年 |
英国心霊協会が設立される。
|
---|
1883年 |
ランドルフ・カーターが「蛇の穴」にて不可思議な出来事に遭遇する。
|
---|
1884年 |
7月27日、ゲルマンで神智学協会が設立される。
|
---|
1885年 |
英国心霊協会がブラヴァッキー夫人を詐欺の容疑で告発する。
|
---|
1888年 |
3月、ウィリアム・ウェストコットが「黄金の夜明け団」を設立する。
|
---|
1888年 |
『シークレット・ドクトリン』が刊行される
|
---|
1889年 |
北海道寿渡似郡の夜鷹山にて、横穴式三角回廊の遺跡が発見される。
|
---|
1890年 |
8月20日、ロードアイランド州プロヴィデンスにハワード・フィリップス・ラヴクラフトが誕生する。
|
---|
1890年 |
この頃、モリアーティ教授の力添えにより、「星の智恵派」がヨークシャの地に新たな拠点を築く。
|
---|
1890年 |
フレイザー卿が『金枝篇』を刊行する。
|
---|
1890年 |
セヴァンフォードの小島より石碑を持ち帰った役人が怪死する。
|
---|
1891年 |
ヒートン青年がオクラホマ州ビンガーの墳丘にて姿を消す。
|
---|
1891年 |
スイスで、ホームズとモリアーティ教授が消息を絶つ。
|
---|
1892年 |
ビンガーで、ジョン・ウィリス保安官が幽霊たちの戦いを目の当たりにする。
|
---|
1893年 |
プロヴィデンスの協会で、エドウィン・リリブリッジが失踪する。
|
---|
1893年 |
モリアーティ教授がロンドンに戻り、欧州の邪教集団と犯罪組織の結びつきを深める。
|
---|
1895年 |
ドイツで「東方聖堂騎士団」設立される。
|
---|
1895年ごろ |
アメリカで、戯曲『黄衣の王』が刊行される。
|
---|
1898年 |
英国情報部が特殊な力を持つ者たちを集め、「怪人連盟」を立ち上げる。
|
---|
1901年 |
2月21日、ジョー・スレイターが州立精神病院で死亡する。
|
---|
1902年 |
チャールズ・デクスター・ウォードが誕生する。
|
---|
1903年頃 |
古代エジプトの砂漠の奥深くから、『イエ―の儀式』の秘められし写本が、発見されたと噂が漂い始める。
|
---|
1904年 |
カイロでクロウリーはエイワスと出会い、『法の書』という秘密の教えを受け取る。
|
---|
1905年 |
アーカムの町を恐ろしい病が襲い、その混乱に紛れて殺人者たちが街を徘徊する。
|
---|
1905年 |
狂気の詩人ジャスティン・ジョフリが誕生する。
|
---|
1906年 |
コープランド教授が『ポリネシア神話-クトゥルー神話体系に関する一考察』発表する。
|
---|
1907年 |
11月1日の夜、ニューオリンズの沼地にひそむクトゥルフ教団の集会所に、警察が踏み込む。
|
---|
1907年 |
コンゴの深い密林の中で、ドイツの探検家ドルフマン・マンハイムが、古びた異形の神殿を見つけ出す。
|
---|
1908年 |
4月17日、アロンゾ・ダイパーが、人目をさけてヴァン・デル・ハイル邸の中へ忍び込む。
|
---|
1908年 |
5月14日の朝、ミスカトニック大学でナサニエル・ウィンゲート・ピースリー教授が、突然意識を失って倒れる。
|
---|
1908年 |
6月30日、シベリアのグースカ、メリカ公庫に隕石が落ちる。
|
---|
1908年 |
ルグラース警部が、アメリカ考古学協会の総会の場に、クトゥルフの像を持って現れる。
|
---|
1909年 |
ピースリー教授が、厳しい冬のヒマラヤの山中で、一か月の時を過ごす。
|
---|
1909年 |
ポナペ島の青い海の底から、ゾス=オムモグを形どった像が発見される。
|
---|
1909年 |
ニューヨークの出版社ゴールデン・ゴブリン・プレスから、原本の一部を取り除いた『無名祭祀書』が刊行される。
|
---|
1910年代 |
魔女グラディス・ショロックが、霧深い町ブリチェスターに新たな住まいを構える。
|
---|
1910年 |
7月のある日、海江田阿礼はラヴクラフトから、港町インスマスにまつわる不思議な話を聞く。
|
---|
1910年 |
7月のある夜、ハーバート・ウェストは研究室で、人体の生命活動を維持する新薬の実験に取り組む。
|
---|
1910年 |
エドワード・チャンドラーは、父の築いたチャンドラー・エンタープライズの社長を引き継ぐ。
|
---|
1910年 |
天文学者のジョン・パーカーは、パーシー卿が残した不可解な記録の真相を求めて、港町インスマスへ一人で向かう。
|
---|
1911年 |
海江田阿礼は、生まれ育った土地の黒龍神社へ立ち戻り、傷んだ本殿と拝殿の建て直しに着手する。
|
---|
1911年 |
ピースリー教授は、地図にも記されていないアラビアの砂漠を、一頭のラクダと共に横断する。
|
---|
1911年 |
コープランド教授が、『「ポナペ経典」から考察した先史時代の太平洋海域』を発表する。
|
---|
1912年 |
5月、老ウェイトリーはセンティネル丘の頂で、禁断の言葉を唱えてヨグ=ソトースを呼び寄せる。
|
---|
1912年 |
スタンフォードは、眠りについた死霊術師ジョン・スコットを復活させる。
|
---|
1912年 |
ドイツの山間部で、アーリア人至上主義秘密組織「ゲルマン教団」が密かな活動を始める。
|
---|
1912年 |
神学者アーサー・ブルック・ウィンタース=ホールが、古文書『エルトダウン・シャーズ』の一部を翻訳して出版する。
|
---|
1912年 |
気象学者アルフレート・ヴェーゲナーは、大陸がかつてひとつだった証拠を示し、地球の新たな歴史を描き出す。
|
---|
1913年 |
2月2日、ウェイトリー家に双子の兄弟が誕生する。
|
---|
1913年 |
9月27日、ピースリー教授が意識不明の状態で発見される。
|
---|
1913年 |
エリントン率いる中央アジア遠征隊との連絡が途絶える。
|
---|
1914年 |
7月28日、欧州各国が戦いの火蓋を切り、第一次世界大戦が始まる。
|
---|
1915年 |
5月、ドイツ帝国海軍のU-20が英国の豪華客船ルシタニア号を魚雷で襲い、船は深い海へと沈む。
|
---|
1915年 |
9月、ラバン・シュリュズベリイ博士が、アーカムの西で失踪する。
|
---|
1915年 |
ウィルバー・エイクリーが、ミスカトニック大学を卒業する。
|
---|
1915年 |
ジャスティン・ジョフリ、廃屋で一夜を過ごす。
|
---|
1915年 |
マサチューセッツ州ケンブリッジにて、ハーバート大学ワイドナー図書館が設立される。
|
---|
1916年 |
5月11日、ロートン大尉がビンガーの墳丘で失踪する。
|
---|
1916年 |
10月、「ゲルマン教団」分裂。反主流派がバヴァリア地方で勢力を伸ばし、「トゥーレ協会」と名乗る。
|
---|
1916年 |
ランドルフ・カーター、戦場で負傷する。
|
---|
1916年 |
タイタス・クロウ誕生。
|
---|
1916年 |
ナイアルラトテップが、「血塗られた舌の教団」のムウェルウエの前に姿を現す
|
---|
1916年 |
コープランド教授が、私家版「ザントゥー石板:その推測的な翻訳」をサンフランシスコにて出版する。
|
---|
1916年 |
オーストリア=ハンガリー帝国皇帝並びにハンガリー国王フランツ・ヨーゼフが没する。
|
---|
1917年 |
6月18日、ドイツ帝国海軍のU-29が英国船籍の貨物船「ヴィクトリー」号を撃沈する。
|
---|
1917年 |
8月13日、漂流中のU-29、大西洋海底の古代遺跡に到達する。
|
---|
1918年 |
チャールズ・ウォードは、血筋を遡り、自らの先祖にジョゼフ・カーウィンの名を見つける。
|
---|
1918年 |
エドワード・テイラーがブリチェスター大学に入学する。
|
---|
1918年 |
神秘家エドワード・フィッシャーが、グラーキの教団に加わる。
|
---|
1919年 |
1月15日ドイツ、ミュンヘンで、反ユダヤ主義と国家主義を掲げるドイツ労働者党が設立され、その背後には神秘主義的な秘密結社トゥーレ協会の影響力があった。
|
---|
1919年 |
9月、カーライル探検隊との連絡が突然途絶える。
|
---|
1919年 |
9月12日、アドルフ・ヒトラーが、ドイツ労働者党の集会に参加する。
|
---|
1919年 |
12月、地下墓地の探索中、通話を繋いで地上で待機するランドルフ・カーターの耳に、地下のハリー・ウォーランの声が突然途絶える。
|
---|
1919年 |
アメリ―・ウェンディ=スミス卿が、ガールンで見つかった粘土板を解読し、『ゲイハーン断章』として刊行する。
|
---|
1919年 |
チャールズ・ウォードは、先祖カーウィンの肖像画と古い文書を発見する。
|
---|
1920年 |
2月、ドイツ労働者党が、国家社会主義ドイツ労働者党へと再編成する。
|
---|
1920年 |
9月、ビンガーの墳丘でクレイ兄弟の姿が消え、三か月後に戻った兄のエドは自ら命を絶つ。
|
---|
1920年 |
小学校教師のウィリアムズは、ミスカトニック大学のマーティン・キーンの力を借りる。
|
---|
1920年代 |
カリフォルニア州ダンハム・ビーチに近いハップルズ・フィールドから、数多くの人骨が発見される。
|
---|
1921年 |
3月、アンブローズ・デュワートがビリントン屋敷を相続する。
|
---|
1921年 |
8月、デュワートが塔の封印を解いてしまう。
|
---|
1921年 |
8月5日、名も知れぬ人物がテンペスト山へ調査の足を向ける。
|
---|
1921年 |
ヘンリー・エイクリーの甥ウィルバーがアーカムに戻ってくる。
|
---|
1921年 |
フランク・ジンメルがセイラムからシカゴに移住する。
|
---|
1921年 |
ニューカムのベネディクト・ウェザートップとの連絡が途絶える。
|
---|
1922年 |
5月17日、漁船アルマ号の船員たちが奇怪な生物を仕留め、その死骸をグロスターの港へと運び込む。
|
---|
1922年 |
6月17日、「ホノルル・センティネル」紙がポナペ沖で起きた不可解な出来事を伝える。
|
---|
1922年 |
8月8日、グロスターのマーティンズ・ビーチで説明のつかない出来事が起きる。
|
---|
1922年 |
11月4日、考古学者ハワード・カーターが、エジプトの砂の下からトゥト=アンク=アモン(ツタンカーメン)の王墓を見出す。
|
---|
1922年 |
12月、キングスポートの路上で記憶を失った謎の患者が、アーカムの聖マリア病院で目が覚める。
|
---|
1922年 |
マサチューセッツの寂れた田舎町、「死者の森」に入った私立探偵が「ネクロノミコン」を発見する。
|
---|
1923年 |
4月5日、カーターの後援者カーナヴォン伯爵ジョージ・エドワード・スタンホープ・モリニュー・ハーバートが、カイロの地で命を落とす。
|
---|
1923年 |
7月16日、荒れ果てていたイグザム修道院跡が改修される。
|
---|
1923年 |
9月1日、関東大震災が起こる。
|
---|
1923年 |
10月26日、フランク・ジンメルがパティ・マーフィー嬢を誘拐する。
|
---|
1923年 |
ナイアルラトテップがアル・カポネの前に姿を現す。
|
---|
1924年 |
4月7日、スティーブン・ベイツが、心配事を抱えてミスカトニック大学のラファム教授を訪ねる。
|
---|
1924年 |
4月10日頃、ラファム教授が助手を連れてビリントンの森の謎に立ち向かう。
|
---|
1924年 |
7月、エドワード・カーンビイはデルセト邸で不可解な出来事に巻き込まれる。
|
---|
1924年 |
12月、エドワード・カーンビイの前で、グレースが何者かに連れ去られる。
|
---|
1924年 |
ウィルバー・エイクリーが死亡する。
|
---|
1924年 |
マサチューセッツ州ニューカムに、食屍鬼が現れる。
|
---|
1924年 |
ミスカトニック大学のセネカ・ラファム博士とウィンフィールド・フィリップスが、ビリントンの森で説明のつかない事態に直面する。
|
---|
1924年 |
ブリチェスターの「悪魔の階」で、錯乱状態のエドワード・テイラーが見つかる。
|
---|
1925年 |
2月28日、深い海の底から失われていたルルイエの島が水面に姿を現す。 そして3月、映画の撮影でガルチを訪れたスローターの一行が消息を絶つ。
|
---|
1925年 |
3月1日、H・A・ウィルコックスは悩みを抱えてジョージ・ガメル・エンジェル教授の研究室に向かう。
|
---|
1925年 |
3月12日、ニュージーランド船籍のエマ号と武装船アラート号が、荒れる海上で交戦する。
|
---|
1925年 |
3月23日、ルルイエの島に足を踏み入れた船乗りたちがクトゥルフの姿を目の当たりにする。その日から4月2日まで、太平洋上に姿を見せた島の影響か、世界中の詩人や芸術家たちが同じ悪夢に悩まされ、詩人ジャスティン・ジョフリの狂気を見せる。
|
---|
1925年 |
4月1日、秘密結社「銀の黄昏」の幹部たちが浮上したルルイエの地に集まる。
|
---|
1925年 |
4月2日、エマ号の乗員たちがルルイエの岸に降り立つ。その日のうちに島は海の底へと沈み、クトゥルフとその眷属も深い海中へと消えていく。この出来事を境に、世界各地でクトゥルフを崇める動きが静かに広がり始める。
|
---|
1925年 |
4月12日、エマ号の航海から唯一の生還者となったヨハンセンが、衰弱した姿で発見される。
|
---|
1925年 |
4月18日、「シドニー・ブレティン」紙が、乗組員不在の不気味な漂流船の発見を報じる。
|
---|
1925年 |
7月、エドワード・カーンビイは姿を消した映画撮影隊の謎を追って、スローター・ガルチへと向かう。
|
---|
1925年 |
10月31日、グラディス・ショロックが死亡する。
|
---|
1925年 |
ミスカトニック大学図書館のヘンリー・アーミティッジ博士が、ダンウィッチにあるウェイトリー家を訪問する。
|
---|
1925年 |
秘密結社「銀の黄昏」の生き残りたちが、国家社会主義ドイツ労働者党と合流する。
|
---|
1926年 |
1月14日、皆既日食にて、ニャルラトテップを崇拝する集団たちが儀式を執り行う。ルルイエの出現に続き、星辰が正しき刻が来たかに見えた。ニャルラトテップを信仰する世界の集団たちがグレート・オールド・ワンを呼び戻すため、大いなる門を開こうと企てる。1月14日、皆既日食の下、ニャルラトテップは間一髪のところで阻止される。
|
---|
1926年 |
年末にエンジェル教授が謎の死を遂げる。
|
---|
1926年 |
画家のリチャード・アプトン・ピックマンとの連絡が途絶える。
|
---|
1926年 |
ジャスティン・ジョフリが狂死する。
|
---|
1926年 |
アル・カポネが南米で、『ネクロノミコン』を探し求める。
|
---|
1926年 |
コープランド教授が死亡する。
|
---|
1927年 |
4月15日、チャールズ・ウォードがカーウィンの復活を成し遂げる。
|
---|
1927年 |
7月16日、ロバート・オルムステッドがインスマスにて逃走に成功する。
|
---|
1927年 |
10月31日、ラヴクラフトがピレネー山麓のポンペロにて、ミリ・ニグリ族による脅威の古き夢を見る。
|
---|
1927年 |
11月、ヴァ―モント州の洪水にて、ミ=ゴの亡骸が流れてくる。
|
---|
1927年 |
年末から翌年にかけて、政府機関がインスマスの取り締まりを行う。
|
---|
1927年 |
プロヴィデンスで、墓荒らしや吸血鬼出現の怪事が相次ぐ。
|
---|
1927年 |
エリオット・ネスのチームがシカゴでカポネとの激しい戦いに挑む。
|
---|
1927年 |
ミスカトニック大学の出版局がヘンリー・アーミティッジ博士の『世界の隠ヒ学、神秘主義、魔術に関する書士的な覚書』を刊行する。
|
---|
1927年 |
ルイジアナ州のセブン・ドアーズ・ホテルで画家が惨殺される。
|
---|
1928年 |
インスマスのダゴン秘密教団が冒とく的な習慣を持つことを知った連邦政府が、町への大規模な制圧作戦を実行する。悪魔の暗礁を機雷で攻撃し、イハンスレイの海中都市の壊滅を図り、深きものと人間の混血者たちを次々と拘束する。この事件を機に、アメリカ政府はクトゥルフ神話の浸透を初めて認識し、後にデルタ・グリーンやウィルマース・ファウンデーションを設立する。
|
---|
1928年 |
1月17日、ウィルバー・ウェイトリーがセブティマス・ビショップのもとを訪れる。
|
---|
1928年 |
4月13日、ウィレット医師がカーウィンの脅威との最後の対決に臨む。
|
---|
1928年 |
9月12日、ウィルマース教授がエイクリー邸を訪れる。
|
---|
1928年 |
9月13日、ヘンリー・エイクリーとの連絡が途絶える。
|
---|
1928年 |
9月15日、アーミティッジ教授らがダンウィッチの脅威を終わらせる。
|
---|
1928年 |
10月7日、ランドルフ・カーターがアーカム郊外で消息を絶つ。
|
---|
1928年 |
2月、カーウィンがチャールズ・ウォードの命運を断ち切る。
|
---|
1928年 |
5月、ウォルター・ギルマンが死亡する。
|
---|
1928年 |
5月、ミスカトニック大学のアルバート・N・ウィルマース教授がヘンリー・エイクリーの館を訪ね、学術談義を交わす。
|
---|
1928年 |
6月、ヘンリー・エイクリーがウィルマース教授に謎めいた音声を記録した蝋管を届ける。
|
---|
1928年 |
7月、エイクリーがウィルマース教授に送った不可思議な石が何者かに盗まれる。
|
---|
1928年 |
7月、神秘学ハルピン・チャマーズが惨殺される。その遺体には未知の物質が付着していた。
|
---|
1928年 |
8月、一人の民俗学者がビンガーの地を訪れ、現地調査に着手する。
|
---|
1928年 |
8月3日、ミスカトニック大学に忍び込もうとしたウィルバー・ウェイトリーが、警備の番犬に襲われ命を落とす。その時のウィルバーはすでに人ならざるものへと変貌していた。
|
---|
1928年 |
8月3日、サンボーン研究所のキュレーター職にあったヘンリー・スティーヴンスン・ブレイン博士が、サンティアゴで保護され、マーシイ病院へと移送される。
|
---|
1928年 |
ダンウィッチの町で、次々と殺人事件が起きる。
|
---|
1928年 |
エドワード・ピックマン・ダービイが、アセナス・ウェイトを妻に迎える。
|
---|
1928年 |
シカゴで、ハスター教団がアル・カポネの組織と手を結び、その影響力を密かに広げていった。
|
---|
1928年 |
「銀の黄昏錬金術会」の幹部である夕泊麗子が、人の住まなくなった村に姿を見せた。
|
---|
1928年 |
サンボーン太平洋古代遺物研究所が、コープランド・コレクションの寄贈を受ける。
|
---|
1929年 |
3月3日、アーサー・ウィルコックス・ホジキンスが、入院中のブレイン博士を訪ねる。
|
---|
1929年 |
3月20日、ホジキンスがマサチューセッツ州アーカムを訪れる。
|
---|
1929年 |
3月26日、ホジキンスがサンティアゴに戻る。同日、サンボーン研究所の夜警エミリアーノ・ゴンザレスが殺害される。
|
---|
1929年 |
5月、ダンウィッチに住むセプティマス・ビショップとの連絡が途絶える。
|
---|
1929年 |
8月26日、幻視の能力を持つ北一輝が、皇居の上空に不穏な気配を感じ取る。
|
---|
1929年 |
1930年∼31年、ミスカトニック大学が派遣した南極探検隊が、消息を絶った。
|
---|
1929年 |
1930年代、丘陵地帯を調査していたブリチェスター大学の教授が行方不明となる。
|
---|
1929年 |
2月18日、ローウェル天文台のクライド・トンボーが冥王星が発見する。
|
---|
1929年 |
2月25日、カナダのスティルウォーター村で住民が一斉に姿を消す。
|
---|
1929年 |
9月2日、ミスカトニック大学の南極探検隊が未知なる大陸へと出立した。
|
---|
1929年 |
10月、「チャンドラプトゥラ」を名のる者が、ランドルフ・カーターの知人との手紙のやり取りを始める。
|
---|
1929年 |
セヴァンフォードの小島で、ブリチェスター大学の学生が異様な出来事に遭遇する。
|
---|
1930年~1931年 |
ミスカトニック大学の南極探検隊、通称パボーディ探検隊は、1930年9月2日にボストンを出港した。化石採集を主な目的とし、10月20日に南極圏へと到達。調査を開始した彼らは、1931年1月22日、巨大な狂気山脈を見出す。翌23日には、永い眠りにつく古のものたちを発見し、程なくしてその最後の都市跡にも辿り着いた。2月、探検隊は南極を後にし、後に世界を震撼させることとなる報告をまとめ上げた。
|
---|
1931年 |
スタークウェザー=ムーア南極探検隊。 パボーディ探検隊の空想的な報告を調 査するために2度目の遠征隊が南極大陸に出発する。 彼らは、12月20日に出発し、1932年のどこかの時点で戻ってきた。 古のものの遺跡があった鍾乳洞網が崩れたために、彼らは注目すべきものは何も見つけられ なかった。
|
---|
1931年 |
2月、ミスカトニック大学の南極探検隊は、驚くべき発見を胸に南極の地を離れた。
|
---|
1931年 |
2月26日、スティルウォーターの失踪者のうち3名が、カナダ騎馬警察のノバート・ノリスの目前に空から降ってきた。彼らはその直後、息絶えた。
|
---|
1931年 |
3月、強風にあおられたアーカムの魔女の家が、ついに朽ち果てた。
|
---|
1931年 |
3月、ミシガン湖の埋め立て工事中、クトゥルフの落とし子が封印から解き放たれる。
|
---|
1931年 |
3月7日、イタカの秘密を知ったカナダ騎馬警察のロバート・ノリスが姿を消す。
|
---|
1931年 |
4月5日、「ボストン・ピラー」紙が、キャボット博物館所蔵のミイラに関する記事を掲載する。
|
---|
1931年 |
夏、シュトレイゴイカヴァールを訪れた旅行者が、黒い碑の前で不気味な幻を見る。
|
---|
1931年 |
10月17日、行方が分からなくなっていたロバート・ノリスの遺体が見つかる。
|
---|
1931年 |
ニューヨークで、ジェームズ・チャーチワードによる『失われたムー大陸』が新たに刊行される。
|
---|
1932年 |
10月、ランドルフ・カーターの遺産相続に関する協議が開かれる。
|
---|
1932年 |
12月5日、ウィリアム・マイノット医学博士らが、キャボット博物館のミイラの頭蓋骨を開いて調査を行った。
|
---|
1932年 |
通信省電気試験所に勤める滝口紹三が、婚約者から「不審な人物が家を見張っている」と相談される。
|
---|
1933年 |
2月、ヘンリー・ルーカスとの連絡が途絶える。
|
---|
1933年 |
3月、ルーカスの失踪事件を追っていたジェイムズ・フレンチ警部が、同じように姿を消す。
|
---|
1933年 |
5月7日、行方不明となっていたジェイムズ・フレンチ警部の遺体が発見される。
|
---|
1933年 |
5月10日、ジョン・ダルフツ隊長の遺体が発見される。
|
---|
1933年 |
9月、ポール・ウェンディ・スミスとの連絡が途絶える。
|
---|
1933年 |
ポール・トリガーディスとの連絡が途絶える。
|
---|
1933年 |
佐野晶一が、ガタノソアを信仰するナゴブ教団の調査を進める。
|
---|
1933年 |
キャボット博物館のミイラを調査した関係者たちが、相次いで謎めいた死を遂げる。
|
---|
1934年 |
ロバート・ブレイクがプロヴィデンスに移住する。
|
---|
1935年 |
ミスカトニック大学は3月28日、ナサニエル・ピースリーを隊長とする探検隊をボストンから送り出した。グレート・サンディ砂漠の古代遺跡の調査が目的だった。5月31日に砂漠に到達した一行は、6月3日、遺跡の最初の痕跡を発見する。7月下旬、ナサニエルは突如として狂気に陥った。息子のウィンゲートは調査を継続したものの、巨大な砂嵐の襲来により、探検の断念を余儀なくされた。
|
---|
1935年 |
7月、アーネンエルベが設立される。
|
---|
1935年 |
8月8日、ロバート・ハリスン・ブレイクが惨殺され、「輝くトラペゾヘドロン」は海の底へと沈められる。
|
---|
1935年 |
8月28日、海江田阿礼が死亡する。
|
---|
1935年 |
11月26日、強風に見舞われた旧ヴァン・デル・ハイル邸が崩れ落ちる。
|
---|
1935年 |
ラバン・シュリュズベリイ博士がアーカムの地に戻ってくる。
|
---|
1935年 |
ドイツで東方聖堂騎士団の活動が禁止に追い込まれる。
|
---|
1935年 |
この年までに、作家H・P・ラヴクラフトは、ミスカトニック大学図書館で『ゴール・ニグラル』と『アジアの秘めたる神秘、「ゴール・ニグラル」への注釈付』を読み進めていた。
|
---|
1936年 |
2月26日、皇道派の青年将校たちが武力による蜂起を起こす。
|
---|
1936年 |
6月、カリフォルニア州ダンハム・ビーチでハイラム・ストークリイが亡くなった。葬儀にはウィンフィールド・フィリップスとブライアン・ウィンフィールドが参列。同じ頃、シュリュズベリイ教授の著作『『ルルイエ異本』を基にした後期原始人の神話の研究』が刊行される。
|
---|
1937年 |
1937年後半、ミスカトニック大学はフランシス・モーガン博士率いる探検隊をイギリス領ホンジュラスへと送り出す。一行は1920年代のウィリアムソン探検隊の足跡を追い、「エル・カカオ」と呼ばれる土地と、謎めいた「海の民」の痕跡を求めた。しかし、9名もの隊員が、病や裏切り、あるいは行方知れずとなって命を落とす。この惨状により、1920年代から続いたミスカトニック大学の大規模探検は、これを最後に幕を下ろすこととなる。 同年、死期を悟ったアルバート・ウィルマースは、クトゥルフ神話の存在に対抗すべく、ウィルマース・ファウンデーションを設立。この組織は、神話的存在との戦いを明確な目的として掲げた最初の現代組織となる。ミスカトニック大学を拠点とし、後にウィンゲート・ピースリーがその指揮を執ることとなる。
|
---|
1937年 |
3月14日、ロードアイランド病院にミ=ゴが忍び込み、瀕死の神士の脳を持ち去ったとされる。
|
---|
1937年 |
ラヴクラフトがロードアイランド病院で永眠。この頃、米英軍は「ポラリス作戦」を開始し、ナチスドイツと謎の宗教団体の動向を追っていた。
|
---|
1937年 |
サンボーン研究所で大学院生助手を務めるジェイコブ・メイトランドが、アントン・ザルナックに助言を求める。
|
---|
1938年 |
6月、シュリュズベリイ博士がアンドリュー・フェランを助手として迎え入れる。
|
---|
1938年 |
6月、シュリュズベリイ博士がペルーに渡り、クトゥルー神殿を崩壊させる。
|
---|
1938年 |
9月、アンドリュー・フェランとの連絡が途絶える。。
|
---|
1938年 |
10月、オーソン・ウェルズの放送したラジオドラマ「宇宙戦争」が、人々の間に混乱を巻き起こす。
|
---|
1938年 |
晩冬、サンドウィン館で不可解な出来事が起きる。
|
---|
1938年 |
年末、ナチス政権下のドイツが南極へと探検隊を送り出す。
|
---|
1939年 |
4月27日、アサ・サンドウィンがサンドウィン館から姿を消す。
|
---|
1939年 |
7月16日、ナチスドイツの南極探検隊がショゴスの襲撃を受け、全滅した。同時期、オーガスト・W・ダーレスがアーカムハウスを立ち上げ、アーネンエルベでは魔術・術の研究部門が動き始めた。
|
---|
1939年 |
島根県で子どもたちが次々と姿を消す事件が起きる。
|
---|
1940年 |
7月、アプトン・ガードナー教授がリック湖周辺で現地調査を始める。
|
---|
1940年 |
9月、ジョサイア・アルウィン失踪との連絡が途絶える。
|
---|
1940年 |
10月、リック湖畔に広がるガイの森が、クトゥグアによって焼き尽くされる。
|
---|
1940年 |
エイベル・キーンは、アンドリュー・フェランと共にダゴン秘密教団の陰謀に立ち向かったが、その後、行方が分からなくなる。
|
---|
1940年 |
アンブローズ・ビショップがダンウィッチに移住する。
|
---|
1941年 |
4月、ジョサイア・アルウィンの遺体が発見される。
|
---|
1941年 |
第三帝国が、全てのオカルト団体の活動を禁止する。
|
---|
1942年 |
P課が発展的に改組され、デルタ・グリーンが発足した。この組織は1928年のインスマス襲撃を機にクトゥルフ神話の存在を認識していた。その後、アメリカ戦略情報局(OSS)の設立と時を同じくして正式な組織となる。以降、1945年の解散、1947年の再編、1970年の再度の解散を経て、1994年に密かに復活することとなる。
|
---|
1942年 |
2月、カリフォルニアで活動するダゴン秘密教団への調査が始まる。
|
---|
1942年 |
夕泊麗子が「銀の黄昏錬金術会」を脱退する。
|
---|
1943年 |
メイン州リヴァーバンクスで多くの命が奪われる惨劇が起きる。
|
---|
1944年 |
7月20日、クラウス・フォン・シュタウフェンベルクが、ミ=ゴに操られていたヒトラーの暗殺を企てる。
|
---|
1944年 |
リチャード・シェイバーが、地底に潜む種族デロの陰謀を告発する。
|
---|
1944年 |
スコットランドに上陸したドイツ軍の一部が、邪神オグドル・ヤハドを呼び出そうとする。
|
---|
1945年 |
4月2日、ドイツ情報部のエーリヒ・ベルガーが、サーガと名乗る謎の人物とともにUボートで極秘任務に向かう。
|
---|
1945年 |
4月7日、戦艦大和は、地球外生命体との戦いを最期の戦場とする。
|
---|
1945年 |
5月、サーガがダゴンに惨殺される。
|
---|
1945年 |
5月27日、シュリュズベリイ博士が沖縄を訪れ、現地で起きた事件の調査に当たる。
|
---|
1945年 |
8月6日、黒龍神社の宮司の妻、礼子が本殿に放火する。
|
---|
1945年 |
タイタス・クロウは陸軍省を去った後、「妖蛆の王」との戦いに身を投じる。
|
---|
1945年 |
第三帝国の崩壊とともに、ナチスの残党と「銀の黄昏」の生き残りが南方へと逃れる。
|
---|
1946年 |
アリゾナ州ギャローズ・ベルで、ミスカトニック大学の地質調査団が5万年前に落下した隕石を見つけ出す。
|
---|
1947年 |
6月24日、ケネス・アーノルドが未確認飛行物体を目にする。
|
---|
1947年 |
8月以降、モーリー島で未確認飛行物体を目撃した人々が次々と姿を消す。
|
---|
1947年 |
9月、米海軍太平洋艦隊が「ポナペ作戦」を実行する。
|
---|
1947年 |
9月24日、ハリー・S・トルーマン大統領が、ロズウェル事件に対応するため秘密機関「MJ-12」を立ち上げる。
|
---|
1947年 |
11月7日、ポリネシア諸島でフィリップス夫婦との連絡が途絶える。。
|
---|
1947年 |
拝一族と夕泊麗子が殺害される。
|
---|
1947年 |
トール・ヘイエルダールが「コン・ティキ」号で太平洋横断の航海を成し遂げる。
|
---|
1948年 |
1月7日、ケンタッキー州空軍のトーマス・マンテル大尉が、未確認飛行物体を追跡中に死亡する。
|
---|
1948年 |
7月24日、イースタン航空576便が未確認飛行物体に遭遇する。
|
---|
1948年 |
拝幻一郎が、拝村の廃墟からヤタノカガミを持ち去る。
|
---|
1950年 |
「銀の黄昏錬金術会」の残党が、ナチス党へと取り込まれる。
|
---|
1957年 |
10月4日、ソビエト連邦が人工衛星の打ち上げに成功する。
|
---|
1958年 |
夏、ブリチェスター大学で怪事件が発生。その後、『グラーキの黙示録』が大学の手に渡る。
|
---|
1959年 |
ウィルマース・ファウンデーションが「ムナールの五芒星石」の複製を完成させる。
|
---|
1960年代 |
ラバン・シュリュズベリイ博士が、「マジック・カウンター・マジック」運動のカリスマ的存在として人々の注目を集める。
|
---|
1960年 |
2月1日、ノーマン・オーウェンがブリチェスターに移住する。
|
---|
1960年 |
画家のトーマス・カートライトが、セヴァーンヴァレー湖の畔に引っ越す。
|
---|
1960年 |
ルチオ・ダミアーニ師父が『クシャの幻影』を刊行する。
|
---|
1961年 |
4月1日、ロイ・リーキイがゴーツウッドに滞在中、不可解な出来事に遭遇する。
|
---|
1961年 |
4月12日、ソビエト連邦のガガーリンが、人類初の有人宇宙飛行を成し遂げる。
|
---|
1961年 |
9月19日、ヒル夫妻が異星人に連れ去られる。
|
---|
1964年 |
4月8日、ジェミニ1号の乗組員が宇宙空間で未確認飛行物体と遭遇する。
|
---|
1964年 |
クトーニアンが北米大陸に攻め入り、ウィルマース・ファウンデーションとの苛烈な戦いが始まる。
|
---|
1965年 |
夕泊蘭子が「銀の黄昏錬金術会」に加わる。
|
---|
1966年 |
11月12日、ウエストヴァージニア州で多くの人々がモスマンの姿を目撃する。
|
---|
1966年 |
アントン・ラヴェイが悪魔教団を立ち上げる。
|
---|
1967年 |
6月、クロウとマリニーの二人がウィルマース・ファウンデーションの仲間となる。
|
---|
1967年 |
9月9日、牝馬のスニッピーの遺体が発見された。これが、家畜切断事件の最初の報告となる。
|
---|
1968年 |
10月4日、タイタス・クロウとの連絡が途絶える。。
|
---|
1969年 |
2月19日、ムー大陸の研究家であるライオネル・アーカートとの連絡が途絶える。。
|
---|
1969年 |
7月20日、アポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げる。
|
---|
1969年 |
長野県で悪魔崇拝者の集団が、映画監督の北柴と家族を殺害するという惨劇を起こす。
|
---|
1970年代 |
ナイ神父と名乗る人物が、カリフォルニアに「星の智慧派」教会を開く。
|
---|
1971年 |
8月20日、殺人鬼「グール」の最初の事件が起きる。
|
---|
1971年 |
10月2日、ジェイムズ・ロバート・プーンがチャペルウェイトに移住する。
|
---|
1972年 |
エーリヒ・ベルガー元ドイツ情報部員が、モサドの暗殺部隊によって処刑される。
|
---|
1973年 |
アウルズウィック・プレスが『アル・アジフ』が刊行する。
|
---|
1975年 |
ジェルサレムズロットの町が、完全な無人の地となる。
|
---|
1977年 |
スクランクラフト社がシモン版『ネクロノミコン』を刊行する。
|
---|
1980年代 |
ダゴン秘密教団と星の智慧派が手を組み、「輝くトラペゾヘドロン」の奪取を企てる。
|
---|
1980年代 |
ロバート・ブレイクが指導するラヴクラフト崇拝カルトが、「アーカム計画」を進める。
|
---|
1980年 |
3月25日、ウィルマース・ファウンデーションは「クティラ計画」を始動させた。クティラを抹殺すべく、悪魔の暗礁から掘り出した穴に核爆弾を投下し起爆。しかし、その後三日三晩にわたってルルイエから放たれた精神波により、多くの人々が狂気に陥る。 ミスカトニック大学も地震、竜巻、雷雨、洪水といった災害に襲われ崩壊。ミスカトニック渓谷全域が災害激甚地域に指定され、後に再建されることとなる。 しかし、クティラは生き残っていた。現代の反神話組織は、この存在と対峙し続けることを余儀なくされる。
|
---|
1981年 |
メキシコの地で、国際魔女協議会が世界征服の計画を企てる。
|
---|
1982年 |
栗本薫が印南薫らと共に、セント・ジョセフ島への探検に旅立つ。
|
---|
1983年 |
夕泊蘭子が「東方薄暮騎士団」(GOT)を立ち上げる。
|
---|
1983年 |
「赤派祟神教」の教祖、東宮一尾が死去する。
|
---|
1986年 |
1月、ロンドンで殺人鬼「グール」が新たな惨劇を引き起こす。
|
---|
1986年 |
4月26日、チェルノブイリ原子力発電所で重大な事故が発生する。
|
---|
1986年 |
拝幻一郎がヤタノカガミを使い、星の精を呼び出す。
|
---|
1987年 |
カダス共和国で内戦が勃発する。
|
---|
1988年 |
シュトレイゴイカヴァールが核廃棄物の投棄場所として使われ始める。
|
---|
1990年 |
10月、夕泊蘭子が「黄昏の天使」として覚醒する。
|
---|
1990年 |
ヘルムート・ヘッケルが、次年度の世界ファンタジー大会のプロヴィデンス開催を提案する。
|
---|
1990年 |
スペースシャトル「チャレンジャー」が撮影した写真から、古代都市ウバルの存在が明らかになる。
|
---|
1993年 |
メイン州リヴァーバンクスに、マイケル・マクシミリア神父が新たに着任する。
|
---|
1995年 |
リヴァーバンクスにある「地獄の半エーカー」の邸宅が炎に包まれ、消失する。
|
---|
1995年 |
泥府神社が炎上し、焼け落ちる。
|
---|
1997年 |
2月、中国黒竜江省のジャムス市郊外で、紀元前1400年ごろに遡る古代遺跡が見つかる。
|
---|
1999年 |
ロンドンで切裂きジャック的な殺人事件が再び街を恐怖に陥れる。
|
---|
1999年 |
テムズ川の底から星の形をした石が引き上げられる。
|
---|
遠い未来 |
遥か遠い未来、太陽が徐々に消えつつある時代に、人類の最後の生き残りたちがゾシークと呼ばれる大陸に集まって生活していた。彼らは生きる意欲を失い、ただ忘却だけを願う存在となり、彼らの文明は原始的な状態まで退化し、暗黒の神々を崇拝する妖術師や魔術師、信者たちが支配する時代が到来した。
|
---|
遠い未来 |
人類の最期の時、グレートオールドワンによる「終末の刻」が訪れた後、カブトムシに似た新たな種族が地球で繁栄を始めた。だがまもなく、時を遡って飛行するポリプとの戦いから逃れてきた、イスの偉大なる種族に乗っ取られることとなる。 その頑強なカブトムシの文明さえも、ついには滅びの道を辿った。地球の最後の住人たちは、死にゆく惑星の内部に穴を掘り、そこにしがみつくように生きることを余儀なくされる。
|
---|