アフーム=ザー

アフーム=ザー

Aphoom-Zhah)

グレート・オールド・ワン
登場作品
概要
関連/他
  • 「Acolyte of the Flame」(カーター)
  • 「Zoth-Ommog」
  • 「The Light from the Pole」(カーター & C.A. スミス)

【住処】

  • 現在:北極の氷の下深く(ヤーラク山またはヤーネック山の地下)
  • 過去:フォーマルハウト、ヤークシュ

本報告は、「凍てつく炎」「氷属性ファミリーの首領」として知られるアフーム・ザーについての調査記録である。

形態的特徴として、命を持つ灰白色のまたたく炎の塊であり、病的で冷たい有害な光を放つ。触れたものすべてを凍結させる能力を持ち、怒りによって放出される寒気は周囲の陸地を凍結し、大陸を崩壊させるほどの威力を持つ。

この存在はクトゥグァが封印された後に生み出された落とし子とされる。フォーマルハウトを出発点とし、ヤークシュに滞在した後、最終的に地球の北極のヤーラク山(またはヤーネック山)に到達した。『ナコト写本』によれば、その後旧き神によって山の地下深くの穴に封じ込められたという。一説では、その真の牢獄は星々のどこかにあるとされ、魔術師ウールフィキアは、うしかい座の最も明るい恒星アークトゥルスを最有力候補として挙げている。

歴史的な影響として、ハイパーボリア、ロマール、ゾブナの滅亡にアフーム・ザーが関与したとされる。これらの文明の崩壊は、アフーム・ザーによる直接的な捕食行動、あるいは不用意な召喚の結果という説がある。また、自身の配下であるルリム・シャイコースに指示してムー・トゥーランを破壊させたとも伝えられる。

特筆すべき特徴として、多くの氷属性の神格を生み出したとされる。ノフ=ケー、ラーン=テゴス、ヴーアミなどがその代表例である。また、ルリム・シャイコースの上司的立場として、指示を与えたり庇護したりする関係性も報告されている。

クトゥグァとの関係性については諸説が存在する。両者が命を持つ炎で構成され、激しい熱と寒気を体現している点から、対となる神格である可能性や、より巨大な一つの存在が分裂した可能性が指摘されている。ただし、このような人間本位の還元主義的解釈に疑問を投げかける研究者も存在する。

【関連魔導書】

  • 『ナコト写本』

【存在間関係】

  • クトゥグァ(親または関連存在)
  • ルリム・シャイコース(配下)
  • ノフ=ケー(創造物)
  • ラーン=テゴス(創造物)
  • ヴーアミ(創造物)
  • グノフケー族(崇拝者)
  • ヴーアミ族(崇拝者)
  • 旧き神(封印者)

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