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【完全版】ボクルグ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】ボクルグ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Bokrug

グレート・オールド・ワン

危険度: ★★★★★★☆☆☆☆

本報告は、「水蜥蜴の神」「緩慢なる報復者」として知られるボクルグについての調査報告である。

形態的特徴として、青色の水蜥蜴の姿を呈するが、成熟するまでは人間の姿を取るという特異な性質を持つ。この特性により、生まれた子は一時的に人間界で養育され、成長後に故郷へ帰還するとされる。

その本質については複数の解釈が存在する。神格として崇拝を集める一方で、スーム=ハーの神に成りすましたヒト類似種族の一員である可能性も指摘されている。さらに、より危険な存在が仮面を被った姿であるとする説も存在する。

特筆すべき特徴として、冒涜者への報復に関する独特の性質が挙げられる。その報復は数百年の時を経て執行されることもあるが、一旦開始されると迅速かつ破壊的な様相を呈する。サルナスの市の壊滅はその顕著な例とされ、数世紀に及ぶ冒涜の末に一夜にして破壊されたという。

現在はドリームランドのイラーネクで崇拝の対象となっており、ル=イブの失われた亜人類の都市でも同様の信仰が存続している可能性が指摘されている。過去にはイブのスーム=ハーによる崇拝も確認されている。

【住処】

  •  現在:イラーネク(ドリームランド)
  • 過去:イブ、ル=イブ

ステータス(6版)

STRCONSIZDEX
不明1D100+1003D6+92D10+10
POWINTHPMP
5D10+202D10+1785不明
DB移動正気度喪失
不明251D20/1D100

行動

  • 攻撃回数:1回
  • 近接戦闘:100% …触れた対象を転送するか、破壊する。

装甲

  • なし。
  • 魔力の付与した武器しかダメージを与えない。

魔術

  • 呪文:全ての呪文。

能力

  • 不明。

恩恵

  • 不明。

原作「サルナスの滅亡」では

  • ムナールの地で両生類めいた種族が灰色の石造都市イブを築き、水蜥蜴神ボクラグを崇拝していた
  • 人間たちがムナールに移り住んで幾つかの町を作り、サルナスの都市を建造
  • サルナスの民がイブの種族を忌まわしく思い、軍を出兵させて彼らを滅ぼす
  • ボクラグの神像が戦利品として持ち帰られる
  • サルナスが大いに栄え、毎年イブの滅亡を祝う祭りが開催される
  • 千年目の大祝祭の夜に事件が発生
  • ボクラグの呪いがサルナスに降りかかり、5000万の民が全員奇怪な姿に変貌
  • 祭りに訪れていた都市外の者たちがおぞましい恐怖を目撃し語り継ぐ
筆者:たいき

千年間黙っていたボクルグですが、逆に言うと千年経っても怒りが収まっていなかったのが、邪神らしい時間感覚と性質な気がしました。

シナリオ導入例

1.:古代冒涜清算型

  • 考古学調査でイブの遺跡を発掘中に、数世紀前の記録を発見する
  • 記録によると現代の特定家系がイブの聖地を破壊し、ボクルグの怒りを買っている
  • その家系の末裔たちが世界各地で原因不明の水難事故に遭遇し始める
  • 事故現場では必ず青い鱗片と、古代語で「報復」を意味する文字が発見される
  • 数百年の沈黙を破って、血族への清算を開始

2:人間形態潜伏型

  • 水辺の町で生まれた子供たちの一部が異常な水中適応能力を示し始める
  • 彼らは成長と共に青い鱗状の皮膚変化を呈し、水への強迫的な執着を示す
  • 医学的検査で人間とは異なる遺伝子配列と、両生類的な内臓の構造が発覚する
  • 変異した子供たちは夢の中で「故郷への帰還」と「水蜥蜴の神への奉仕」を語る
  • 実は彼らはボクルグの眷属であり、成熟後に人間社会への報復を企んでいた
筆者:たいき

ボクルグといえば「報復」!。別作品の「大いなる帰還」でも子孫が登場しました。一見すると深きもののような特徴を持っていますが、深きものとの大きな違いは顔が奇形じゃないことです。エラや尾てい骨など観察して初めてバレるので、人間社会にいてもおかしくないかもっ。

演出のヒント

1:数世紀に及ぶ時間感覚の演出

  • 人間の数世代に渡る出来事を「つい最近」として扱う超越的時間感覚
  • 古代の冒涜が現代になって突然清算される理不尽な因果応報
  • 人間の寿命では完結しない長期的復讐計画

2:人間形態の偽装期間演出

  • 成熟するまでは完全に人間として生活する潜伏工作員
  • 愛らしい子供が実は異種族である認識のズレ
  • 成長と共に現れる異質な特徴への気づきと、手遅れ感の演出
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

海であのシルエットを見たら、たしかにトカゲのような特徴を持っていたというかもしれない
一見すると邪神ほどの力をもっていなさそうだが、神聖ゆえの人間には想像つかない思考がありそうだ

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

ル=イブの住人
配下

登場作品

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