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【完全版】クティーラ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

【完全版】クティーラ│登場作品・概要・シナリオ制作のヒントなどを完全網羅!※ネタバレ注意※

Cthylla

グレート・オールド・ワン

危険度: ?????

本報告は、その存在自体が秘匿され、関連する知識の探究者が不可解な運命を辿るとされる謎の存在についての調査記録である。

形態的特徴については、ほとんどの文献で明確な記述を避けており、偶像の存在も確認されていない。「隠されしもの」や「秘められし胤」という呼称が示すように、その姿は意図的に秘密とされている可能性が高い。

最も重要な特徴として、クトゥルフの不死性を保証する役割を担うとされる。『インストラー・ディモニカル』の著者キャスパー・ヴォルクスによれば、クティラはクトゥルフの「娘」であり、将来的に父の再生を実現する宿命を負っているという。この再生はクトゥルフの現在の「死」を超えた何らかの死の後に起こるとされる。

起源については複数の説が存在する。クトゥルフと共に地球に来訪したとする説、重要な星の落とし子とする説、クトゥルフの子の一つとする説などがある。特にヴォルクスは、クティラをクトゥルフの4人の「子供たち」(クティラ、ゾス=オムモグ、ガタノソア、ユトグタ)の一人と位置づけており、これらはクトゥルフの断片が「成体」へと成長した存在である可能性が指摘されている。

現在の状況として、ルルイエに封印されているとされるが、これは旧き封印によるものではなく、クトゥルフ自身の意志による保護的な隔離とされる。イダ=ヤーによって育てられたとの記録も存在する。ハントレイの深い海洞では、ダゴンとハイドラによって護衛されているという説もある。

【住処】

  • 現在:ハントレイの海洞
  • 過去:ゾス暗黒星(養育地)

ステータス(7版)

STRCONSIZDEX
190800200100
POWHPMPDB
11510023+4D6
ビルド移動正気度喪失
59/飛行12/泳ぐ301D6/2D10

行動

  • 攻撃回数:2D6回(近接)/1回(体当たり)
  • 近接戦闘:80%/2D6
  • わしづかみ:80% …対象をわしづかみにして2D6のダメージを与える。もしくは食べて1D8+2のダメージを与える。抜け出すにはSTRもしくはDEXでクリティカル成功する必要がある。
  • 体当たり:70%/4D6

装甲

  • 16ポイント
  • 1ラウンド毎にHPが1D6ポイント回復する。
  • HPが0になれば眩い液体を吹き出す。回避に失敗するか、身を隠さずにいたものは1D6+1もダメージを受ける。その後1D100年後に復活する。

魔術

  • POW:180
  • MP:36
  • 呪文:クトゥルフ・ガタノソア・ゾス=オムモグ・ユトグタ・ダゴン・ハイドラ・深きもの・星の落とし子に関する呪文。

能力

  • クティーラに遭遇したものはいないため、能力が発見されていない。

恩恵

  • 能力と同じくクティーラを知る人すらいないため、信仰もされていない。

原作「タイタス・クロウの帰還」では

  • クティーラという存在に気づいた組織が、「X作戦」という名のもとにクティーラの討伐を試みる
  • タイタス・クロウはその時イタクァに襲われていた
  • 魚雷を発射するが作戦は失敗に終わり、クトゥルフの怒りを買ってアーカムは半壊する
筆者:たいき

クティーラのことは誰も知らないはずなのに、原作ではそこの描写がなくて謎が深まるばかりでした。

シナリオ導入例

1:研究者連続失踪型

  • クトゥルフ神話研究者が次々と失踪・変死する事件が発生
  • 共通点は全員がクティーラに関する情報を収集していたこと
  • 失踪前に「隠されしもの」に関する断片的な記録を残している
筆者:たいき

クティーラを調べようとしたのではなく、他のことを調べていたら、たまたま…みたいなのが自然かも。

演出のヒント

1:絶対的秘匿性の恐怖演出

  • 情報の自動消失:クティーラに関する記録が読まれた瞬間に文字が消える超常現象
  • 記憶の曖昧化:彼女について知った内容がすぐに記憶から薄れていく不安感
  • 証拠の不在:物的証拠や偶像が一切残らない完璧な隠蔽システム
  • 目撃者の沈黙:見た者が自発的に口を閉ざす心理的強制力

2:知識探究の宿命的危険演出

  • 段階的な運命:調査が進むほど研究者に降りかかる不可解な災難
  • 選択的な排除:真実に近づいた者だけが狙われる選別的脅威
  • 知識の毒性:知ること自体が存在に悪影響を及ぼす概念的汚染
  • 探究心の呪い:一度興味を持つと止められなくなる強迫的な探求欲
筆者:たいき

イラスト・ファンアート・素材紹介

他の神話生物・魔導書との関連

【相関】

クトゥルフ
イダ=ヤー
ダゴン
護衛
ハイドラ
護衛

登場作品

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