概要
登場人物
あらすじ
この作品は2,410語の短編小説で、ソニア・H・グリーンとの共作として、おそらく1922年6月に執筆された。『The Invisible Monster』というタイトルでWT(Weird Tales)1923年11月号に初出し、単行本初収録はCats、校訂版がHMに収録されている。
この作品は、1961年のイギリスのホラー映画「Gorgo」と偶然にも著しい類似点があることが指摘されている。
- 私
- ジェームズ・P・オーン船長
【舞台】
- 1922年 マーティンズ・ビーチ
マサチューセッツ州グロスター近郊のマーティン浜。ある日、この静かな漁村に前代未聞の出来事が起こる。地元の漁船クルーが、想像を絶する巨大生物を仕留めたのだ。
その姿は、人知を超えていた。体長50フィート、直径10フィートほどの円筒形。科学者たちが駆けつけ、驚愕の事実が明らかになる。この巨大な怪物は、まだ生まれて数日の幼体に過ぎなかったのだ。
深海から来たと思われるこの生物。その正体について、専門家たちの間で議論が沸き起こる。しかし、その議論も束の間のことだった。
展示された翌日、奇妙な出来事が起こる。怪物を乗せた博覧船が姿を消したのだ。
数日後、海から聞こえてきたのは、恐怖に引きつった悲痛な叫び声。助けを求める声に、村人たちは凍りつく。そこに現れたのは…。