概要
登場人物
あらすじ
1975年に刊行されたシリーズ「タイタス・クロウ・サーガ」の第3弾でヒロイック・ファンタジー作品。
- タイタス・クロウ
- アンリ ローラン・ド・マリニー
- ティアニア
- グランド・エンダビー
- リタ…エンダビーの娘、アンリの想い人
- アタル…ウルタールの老神官
- クタニド
- ナイアルラトホテップ
- 角族
- 檻番の巨人…覚醒世界の元住人
- 夜鬼
- クトゥルフ
【舞台】
- ドリームランド
アンリ・ド・マリニーの壮大な冒険が幕を開ける。
旧神郷エリシアを目指す途中、クタニド神から緊急の使命を受け取ったアンリは、友人タイタスとティアニアを救出するため、謎に満ちた「夢の国」へと足を踏み入れる。
一方で、18歳のグランド・エンダビーが体験した夢の国ダイラス=リーンの物語が並行して展開される。3度の訪問を通じて、この幻想都市の闇と恐怖が明らかになっていく。邪悪な商人たち、不吉な巨大ルビー、そして解き放たれた魔物。エンダビーの経験は、アンリたちの冒険に重要な鍵を握ることになる。
エンダビ―の追憶から、現代に戻る。アンリは猫の町ウルタールで神官アタルと出会い、グラント・エンダビーから衝撃の真実を聞く。ダイラス=リーンでタイタスとティアニアを救出するも、新たな危機が彼らを襲う。巨大夜鬼との戦い、角族との対決、そして「光を超ゆるもの」との死闘。アンリとタイタスは、自らの力と絆を試される。
その後イレク=ヴァドのカーター王とセラニアンのクラネス王との会見で、事態の重大さが明らかになる。邪神王クトゥルーの野望は、人類の夢を侵犯し、やがて現実世界をも征服することだった。
物語は最高潮に達する。ティアニアとリタの救出作戦、セラニアンの船団との共闘、そして遂に姿を現した「暗黒のファラオ」ナイアルラトホテップとの決戦。アンリたちは、邪悪な脅威に立ち向かう―。